圧迫骨折(あっぱくこっせつ)
圧迫骨折(あっぱっこっせつ)とは、上下方向からの強い圧力が加わることで、背骨(椎体)が潰れるように折れてしまう骨折のことです。主に骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のある高齢者に多く見られ、尻もちや重い物を持った際の軽い衝撃でも発生します。
- 主な症状: 寝返りや起き上がりの際の激しい腰痛。背中が丸まり、身長が低くなる。
- 治療: 基本的にはコルセットで固定し、骨が固まるのを待つ「保存療法」が行われます。
- リスク: 痛みによる活動量低下から、一気に歩行困難(廃用症候群)になる恐れがある。
「ただの腰痛だと思って放置していませんか?」
圧迫骨折の怖さは、折れた瞬間に気づかない「いつの間にか骨折」があることです。最初は「最近腰が重いな」程度の違和感でも、次第に背骨が変形し、一度潰れた骨は元の形には戻りません。
もっとも避けたいのは、痛いからと1日中ベッドで安静にしすぎてしまうことです。高齢者の場合、わずか1週間の安静で、歩くために必要な筋力が驚くほど衰えてしまいます。
「骨が固まった後」こそが、本当のリハビリのスタート
病院では「骨が固まったので終わりです」と言われることがありますが、実はそこからが重要です。折れた場所をかばって歩く癖がつくと、他の背骨に負担がかかり、次の骨折(ドミノ骨折)を招くからです。
ネクストステップスでは、再発を防ぎ、シャンと背筋を伸ばして歩くためのサポートを行います。
- 「天然のコルセット」を取り戻す: コルセットに頼り切ると、お腹周りの筋肉(腹圧)が弱くなります。痛みの引き具合に合わせ、体幹を支える自前の筋肉を段階的に鍛えます。
- 「連鎖」を食い止める動作指導: 床の物を拾う時や、顔を洗う時の「腰を曲げない動き方」を徹底的にレクチャーし、背骨への負担を最小限に抑えます。
- 家の中の「危ない」をプロの目で排除: 実際に伺い、段差や椅子の高さをチェックします。「ここで転んだから次はこう対策しよう」という具体的な安心を形にします。




