外転(がいてん)
外転(がいてん)とは、体の中心軸(正中線)から、腕や足を外側に遠ざける動きのことです。反対に、外側から中心に寄せる動きを「内転(ないてん)」と呼びます。 【主な部位と重要性】
- 股関節の外転: 足を横に広げる動き。歩く際や片足立ちの時に、骨盤が傾かないように支える重要な機能です。
- 肩関節の外転: 腕を真横に上げる動き。高いところの物を取る、着替えをするなどの動作に不可欠です。
「横に動かす力」が歩行のふらつきを防ぎます
リハビリで歩行訓練を行う際、特に重要視されるのが「股関節の外転」です。 足を横に広げる筋肉(主に中殿筋)が弱くなると、歩くときに骨盤が左右に揺れたり、片足立ちが不安定になったりして転倒のリスクが高まります。一見、前に進む動きには関係なさそうですが、実は体を横から支える「柱」の役割を果たしているのです。
スムーズな外転を引き出すためのポイント
ネクストステップスでは、ただ筋トレをするだけでなく、正しい「質」の動きを目指します。
- 「代償動作」を防ぐ: 肩を上げようとして体が横に傾いてしまうような「代償動作」をチェックし、純粋に関節が動くようサポートします。
- 寝たままできる外転トレーニング: 横向きに寝て足を上げる「サイドレッグレイズ」など、ご家庭でも安全に中殿筋を鍛えられるメニューを提案します。
- 関節のつまりを解消する: 肩の外転時に痛みが出る場合、関節の動きを誘導する手技(モビライゼーション)を行い、スムーズな挙上を助けます。

しなやかな外転動作を獲得することは、転倒しにくい強い足腰と、自由な腕の動きを取り戻すための土台となります。




