
【有料老人ホーム】自費の訪問リハビリを利用できる?施設による違いと注意点を解説
2025.10.15

有料老人ホームへ入居後、「リハビリを続けられる?」と不安になる方もいるでしょう。結論からいうと、有料老人ホームへ入居後もリハビリの継続が可能です。なかでも、自由度が高い自費の訪問リハビリが注目されています。
では、自費リハビリには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。本記事では、有料老人ホームで自費の訪問リハビリを利用するメリットとあわせて、注意点も紹介します。
有料老人ホームの種類による違いもあるため、「リハビリを実施できない…」ということにならないように、しっかりと確認しておきましょう。
目次
有料老人ホームでのリハビリは自費?施設の種類による違いを理解しよう

有料老人ホームは、民間企業が運営する高齢者向けの居住施設です。「できるだけ自立した生活がしたい」と考えて有料老人ホームに入居する方が多いですが、より快適な暮らしを送るために自費の訪問リハビリを利用する方が増えています。有料老人ホームの種類とあわせて、自費リハビリの特徴と利用できる施設形態を理解しておきましょう。
有料老人ホームの種類
有料老人ホームは、以下の3種類にわけられます。
- 介護付有料老人ホーム
…介護サービスが充実。介護スタッフが常駐しており、食事や入浴、排泄などの介護とあわせて、健康管理などの手厚いサービスが提供されるのが特徴。
- 住宅型有料老人ホーム
…生活支援が中心。食事や家事などのサポートはありますが、介護に関しては必要に応じて外部の介護サービスを利用する必要がある。
- 健康型有料老人ホーム
…自立した生活が可能な方向け。食事や家事などのサービスがありますが、基本的には自分の身の回りのことは自分で行う。要介護状態となった場合は、退去となることもある。
一言に有料老人ホームといっても、施設によって提供されているサービスが異なるため、どのようなサービスが必要なのかをしっかりと考えて選択することが大切です。
自費リハビリとは
自費リハビリとは、公的な介護保険や医療保険の適用外で行われる、全額自己負担のリハビリサービスです。
<自費リハビリの特徴>
- 回数や期間、頻度などに制限がない
- オーダーメイドのリハビリができる
- 細やかな指導を受けられる
自費リハビリは、保険適用リハビリのような制限がないため、納得のいくまで継続できるのが魅力といえるでしょう。ただし、経済的負担が大きい・サービスの質が施設によって異なる・医師との連携が取れないことがあるなど、課題があるのも事実です。
本記事の最後に紹介する3つの注意点を確認しておくと、信頼できる施設を選びやすくなります。
自費リハビリは利用できる?
結論からいうと、有料老人ホームでも自費の訪問リハビリを利用できます。ただし、施設によっては、外部の介護サービスを受け入れ体制が整っていないこともあるため、事前の確認が大切です。
特に介護付有料老人ホームの場合、施設内でのリハビリ環境が整っているため、外部のサービスを利用できないことがあります。施設スタッフやケアマネージャーに相談して、希望するサービスを利用できるのかを確認しておきましょう。
有料老人ホームに入居後もリハビリを続けたい!自費で行う必要はある?

「有料老人ホームに入居後もリハビリを続けたい」と考えている方もいるでしょう。そこで、有料老人ホームでも利用ができる、自費の訪問リハビリを活用するのも一つの方法です。ここでは、自費の訪問リハビリを活用するメリットを紹介します。
環境に応じた練習ができる
自費の訪問リハビリは、理学療法士のリハビリ専門スタッフが、施設を訪れてリハビリを行います。そのため、一人ひとりの生活環境にあった実践的なリハビリが可能となるのです。
また、普段過ごしている環境でリハビリに取り組めることで、利用者さんの安心にもつながります。ストレスや不安が少なくなると、モチベーションを維持しやすく、リハビリの継続にも役立つでしょう。
介護者の負担軽減につながる
施設への訪問リハビリでは、家族同席のもと行えることが多いです。これにより、福祉用具の活用や介助方法などの具体的なアドバイスを直接受けられ、家族の不安が軽減されて安心感を得られます。
また、リハビリのための送迎が不要なのも、家族の負担を大幅に軽減できる理由の一つです。このように、利用者さんだけでなく家族や周囲の方の負担を軽減できるのが、自費の訪問リハビリを活用するメリットといえるでしょう。
より高い目標達成に期待ができる
自費リハビリは、保険適用リハビリのような回数や期間、頻度などに制限がありません。また、完全オーダーメイドで個別のニーズにあわせたリハビリプログラムの作成が可能です。
これらの理由から、保険適用では実現できなかった、より高い目標を達成できる可能性があります。また、目標を達成したら終了ではなく、悪化を防ぐ・機能を維持する・健康維持など、どのような目的であってもリハビリの継続が可能です。
自費の訪問リハビリは、「保険適用リハビリでは時間が足りない」「機能の維持だけでなく体も鍛えたい」など、より高い目的・目標がある方に向いている選択肢といえるでしょう。
有料老人ホームで自費の訪問リハビリを取り入れる|3つの注意点を紹介

有料老人ホームで自費の訪問リハビリを利用するにあたって、いくつかの注意点があります。特に気をつけたいのが、以下の3つです。
- 施設との連携
- 明確な契約内容
- 施術者の資格
施設選びに失敗しないように、しっかりと確認しておきましょう。
施設との連携の確認
有料老人ホームで自費の訪問リハビリを利用する際は、受け入れ体制が整っているか・入居施設と自費リハビリ施設で連携が取れるのか、などの確認が必要です。
これらの連携が取れていないと、適切なリハビリを受けられなかったりリハビリの実施が難しくなったりする可能性があります。また、医療情報の共有が難しいこともあるため、施設だけでなく主治医にも相談しておくのがおすすめです。
入居施設・主治医・自費リハビリ施設で適切な連携が取れると、安心してリハビリに取り組めるでしょう。
契約内容と料金体系は明確であるか
自費リハビリは、施設によってサービス内容や料金体系が大きく異なります。そのため、どのサービスにどのくらいの金額がかかっているのか、出張費用は含まれているのかなどの細かい確認が大切です。
確認を怠ると、契約後に思わぬ料金が発生して、施設側への不安が出てくるおそれがあります。明確になっていない数字がある場合は、契約前に必ず確認しておきましょう。
施術者の資格の有無
自費リハビリ施設は、無資格でも開業できるケースがあります。安心してリハビリに取り組むために、施術者が理学療法士や作業療法士などの国家資格を持っているのかを、あらかじめ確認しておきましょう。
特に、後遺症の改善や身体機能の回復などを目的とする場合は、国家資格を持つスタッフからの専門的な施術やアドバイスが必要です。
まとめ|ネクストステップスなら有料老人ホームへの自費の訪問リハビリも可能!

近年では、有料老人ホームでもさまざまなサービスが提供されており、より快適で安心できる暮らしを目指す方が増えています。 そのなかで、「もっと体を動かしたい」「自分のペースでしっかりリハビリを続けたい」と考え、自費の訪問リハビリを検討する方も少なくありません。
自費の訪問リハビリは、介護保険や医療保険を使ったリハビリでは満足できない方、またはより高い目標を持ってリハビリに取り組みたい方におすすめの選択肢です。リハビリは入居している施設内で行うため、実際の生活環境に合わせた、より実践的な練習ができるのが大きな特徴です。たとえば、部屋の中での移動練習や、日常動作を想定した動きの練習など、「その人の暮らしに直結したサポート」を受けられます。
ただし、すべての自費リハビリ施設が老人ホームなどの介護施設に訪問対応しているわけではありません。 その点、ネクストステップスでは、有料老人ホームへの訪問リハビリが可能です。 経験豊富な理学療法士が、完全オーダーメイドのリハビリプランを作成し、一人ひとりの目標や体の状態に合わせて丁寧にサポートいたします。
「退院後もリハビリを続けたい」「できる限り自分の力で生活したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。安心と自信を取り戻すための第一歩を、私たちがサポートいたします。