NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 介護認定を受けるメリットは大きい?|要介護認定で受けられるサービス

介護認定を受けるメリットは大きい?|要介護認定で受けられるサービス

介護認定を受けるメリットは大きい?|要介護認定で受けられるサービス

「介護認定を受けた方がいいの?」

「介護認定の仕組みがよくわからない…」

「介護認定があがるメリット・デメリットは?」

家族に介護が必要になった時に介護認定を受けるか悩む方も多いのではないでしょうか?介護認定を受けるメリットは、公的介護サービスが受けられることです。介護認定は区分があり介護度があがるにつれてサービス内容も変わってきます。

介護認定の仕組みやサービスの他にも介護度があがることへのメリット・デメリットも詳しく解説します。

介護認定のメリットを知る前に…介護認定の仕組みを解説

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要介護認定を受けることで、様々な介護サービスが受けられます。介護認定のメリットをお伝えする前に、介護認定の仕組みや区分について解説します。

要介護認定とは

要介護認定は、介護サービスの必要度を判断するもので、どれくらい介護が必要かをあらわす数値です。

日本では40歳以上の国民が全員加入する公的介護保険があります。介護保険は介護が必要な人に介護費用の給付を行う保険です。

公的介護保険給付やサービスを利用するためには、審査を受け「要介護認定」を受けなければなりません。要介護認定を受けると介護保険サービスを1~3割負担で利用することができます。

要介護認定の区分

要介護認定区分は以下の8つに分けられます。

自立(非該当)日常生活を送る上で介助サービスなどの支援が必要ない場合
要支援1  【要支援】日常生活を送るうえで、多少の支援が必要な状態  
要支援2
要介護1      【要介護】日常生活全般において、誰かの介護が必要な状態
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5

要介護認定は「要支援」と「要介護」の2種類です。要支援とは食事や排せつ、入浴は1人できるが掃除などができない状態です。要支援で受けられるサービスは介護予防サービスとなります。

要介護は5段階あり、自分一人では排せつや入浴など身の回りのことができず誰かの介助が必要な状態です。

【介護認定のメリット】要介護認定を受けたら使えるサービス

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要介護認定を受ける最大のメリットは、様々な介護サービスを利用できることです。受けられるサービスは介護認定区分によっても変わってきますので、確認が必要です。

ここでは、要介護認定になったら受けられるサービスを具体的にご紹介します。

居宅介護サービス

居宅介護サービスは「訪問」「通所」「短期入所」の3つがあります。

・訪問サービス:自宅にホームヘルパーや看護師、医師、リハビリ専門スタッフが訪れ、日常生活の身の回りのお世話や機能訓練を実施します。

・通所サービス:施設に通う通所サービスには健康チェックや食事、入浴の介助やレクリエーションがなどが受けられるデイサービスと、リハビリを目的としたデイケアが利用できます。

・短期入所:日帰りやショートステイでのサービスが受けられます。短期入所生活介護(ショートステイ)の他に医療的ケアが受けられる短期入所療養介護も受けることができます。

施設サービス

在宅で日常生活とおくることが困難な場合、施設に入所して受ける介護サービスです。利用できる主な施設は以下の3つです。

・特別養護老人ホーム…要介護3以上で利用可。公的施設なので他の施設より安価で入所できます。

・介護老人保健施設…要介護1~5の高齢者が病院退院後、まだ自宅での自立が難しい場合に入所します。在宅復帰、在宅療養支援を目指す介護施設です。

・介護医療院…介護と医療の両方のサービスが受けられます。2018年に新設されたばかりの新しい施設です。

地域密着型介護サービス

地域密着型サービスは、居宅サービスや施設サービスと違い、居住地にある市町村の被保険者のみが利用可能なサービスです。

地域密着サービスは地域ごとのニーズを踏まえて、その地域にあった支援サービスを提供できるのが強みです。支援サービスの内容は地域によって異なるので、地域包括支援センターやケアマネに確認してみましょう。

住宅改修資金援助や福祉用具の貸与

要介護認定を受けたら、手すりやスロープをつけるなど自宅を介護仕様にリフォームする際の資金援助を受けることができます。給付限度基準額は20万円となっており、介護サービスの自己負担割合が1割の場合、2万円を自己負担、残りの18万円を援助してもらえます。

また、在宅介護で必要となる介護ベッドや車椅子などの福祉用具のレンタル費用の支援もあります。レンタルに適さないポータブルトイレや入浴介助用具などの購入も介護保険が適用されます。

参考:厚生労働省「介護保険における住宅改修」

介護認定が上がるメリットは?要介護認定は1年毎の更新が必要

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介護認定は毎年更新する必要があります。介護認定が上がることでメリットやデメリットはあるのでしょうか?

また適切な介護認定をもらうためにできることはあるのか、解説します。

介護認定が上がるメリット・デメリット

介護認定が上がったときのメリット・デメリットは以下の通りです。

介護認定があがるメリット

・介護サービスの利用限度額が増える

・利用できるサービスの種類が増える

介護認定が上がるデメリット

・施設によって利用料が高くなる場合がある

・現在の入居施設を退去しなければいけない場合がある

介護認定があがると多くの介助が必要になるため、受けられるサービスも増えます。また、特別養護老人ホームの入所待ちの際には、要介護度が高い方が入りやすくなっています。

しかし、施設によっては利用料があがることもあったり、入居条件を満たせなくなった場合は施設の退所をしなくてはならない場合もあるので注意が必要です。

正しい要介護認定をもらうために

正しい介護認定がもらえないと適切な介助が受けられなくなります。介護者に合った介護サービスを受けるためには心身の状況を伝えることが大切です。

正しい介護認定を受けるためのポイントを3つご紹介します。

・認定調査に家族も立ち会う

・「主治医の意見書」を丁寧に書いてもらう

・普段の生活の状況を細かくメモしておく

日常生活のどの部分に家族の介助が必要なのかをしっかりと伝えることが大切なので、日々困っていることをメモに残し、家族が伝えたいことをしっかり伝えるようにしましょう。

まとめ|要介護認定のメリット・デメリット

要介護認定のメリットは介護保険で利用できる公的サービスを受けられることです。デメリットとしては、申請してから認定をうけるまでに時間がかかることです。申請後30日前後かかるので、受けるか悩んでいたら、早めに行動できるように地域包括支援センターやケアマネに相談しておくといいでしょう。

介護は終わりが見えないこともあり、家族が心身ともに疲弊してしまいがちです。介護認定を受けて、公的な介護サービスの利用ができれば家族の負担も減ることも大きなメリットです。

長く介護生活を続けるためにも介護認定のメリット・デメリットを理解し、上手に活用してください。

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