NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 脳卒中の一歩手前!?一過性脳虚血発作の症状とリハビリ、生活習慣の見直し

脳卒中の一歩手前!?一過性脳虚血発作の症状とリハビリ、生活習慣の見直し

脳卒中の一歩手前!?一過性脳虚血発作の症状とリハビリ、生活習慣の見直し

一過性脳虚血発作はTIAと呼ばれる脳卒中の一種でもある脳梗塞の前触れの発作とも言われる病気です。脳に影響を及ぼした病気は発症後にリハビリを必要とするものもありますよね。

発症したときの対応はもちろんですが、その後の経過観察や体調管理など、治療中・治療後にどのようにするのかも大切になります。今回は、一過性脳虚血発作と、発症後のリハビリの必要性について解説します。

一過性脳虚血発作とは…?急な体調変化や症状の特徴を理解しよう

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一過性脳虚血発作は発症したらその後のリハビリは必要なのでしょうか?虚血というからには体内の血流や血管などの不具合などを思い浮かべる人も多いでしょう。まずは一過性虚血発作についてきちんと知っておきましょう。

脳梗塞の一種とも言える症状

一過性脳虚血発作は、脳への血流が一時的に悪くなり、代表的な症状としては以下のようなものが挙げられます。

・片方の手足のしびれ・麻痺

・言語障害

・運動障害

いわば脳梗塞のような症状が短時間で発症し、短時間で消えます。短時間の発症でその症状がすぐに消えるために、そのまま見過ごされることが考えられますが、一過性脳虚血発作を起こして48時間以内に本格的に脳梗塞が発症することも多く、とても注意が必要なものです。

【参考】ドクターズ・ファイル一過性脳虚血発作

急に体への変調が起こる

特徴として「急に片方の手足に力が入らなくなる」など、一過性脳虚血発作のポイントとしては「急に」ということが挙げられます。また、その症状はたった数分間で元通りになります。

しかし、ここで見過ごしてはならないのは、一時的であっても「脳への血流が止まった状態になった」ということです。心臓から全身に血流が常に回っている人間の体の機能を考えれば、これは一大事です。

他にはどのような症状がある?

先述の症状の他には、めまい・脱力・嚥下障害などの症状が出ることもあります。

嚥下障害とは、食べ物が飲み込みづらくなったり、飲み込んだものが気管に入ることでむせるなど、食事中に症状が出ます。嚥下障害の場合は様々な要因があるので、一過性脳虚血発作との区別は難しいです。

一過性脳虚血発作のリハビリ方法を知る前に…発症しやすい人の特徴

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生活習慣病などをはじめ、病気にはそうなりやすい原因が多く見受けられます。もしくは精神的なものが原因になることもあります。一過性脳虚血発作になりやすい人や、特徴はあるのでしょうか?

血流の流れが大切

血流の流れが悪くなるという病気の一種であるものにとって重要なのは体の血のめぐりです。普段から血流を良くするような食生活をすることも大切でしょう。

お酢・梅干し・レモンなどの「クエン酸」を摂取すると、血液の酸化を抑制して血行を良くする効果が期待できます。「EPA」を含むサンマやイワシやサバなどの青魚には血液をサラサラにする作用があります。

現代はサプリメントなどの方法も多くありますが、日々の食生活で改善できるならぜひ心がけていきたいです。

早期の脳梗塞発見のポイントである

脳梗塞は脳卒中の一種で、脳の血管が詰まったり閉塞することで脳への血流量が減って細胞が障害された場合のことを指します。その症状は片方の半身が動かしにくくなる・片側の体に力が入らない・箸や鉛筆が持てなくなる・呂律がまわらなくなるなどの症状が発症します。

一過性脳虚血発作は上記のような症状が一時的にあらわれて消えるので、本格的に脳梗塞になる前の前兆としてとらえることが重要になります。

普段から自分の体を大切にする

脳卒中の一種である脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作というのが、生活習慣に原因があることはおわかりいただけると思います。食生活に気をつけることはもちろんのこと、運動習慣によって体の血の巡りを良くしておくことも有効でしょう。

また、すでに他の既往症がある場合には定期的に病院での検診を受けるなども、自分の体を守る方法として頭に置いておきたいところです。

一過性脳虚血発作のリハビリとは?もしなったらどのようにする?

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病気や怪我になった時には、その後のリハビリなどはあるのか、あるとしたらどのようなリハビリがあるのかを知っておきたいですよね。一過性脳虚血発作のリハビリ方法はあるのでしょうか?

決まったリハビリ法はない

一過性脳虚血発作の場合、症状が短期間で出て短期間で消えるので、主に決まったリハビリ方法というものはありません。一過性脳虚血発作の場合、発症してそれを見過ごしてしまうことによって脳梗塞になるという流れが考えられますので、リハビリをするというよりはその発症後の対応が最重要となります。

まずはきちんとした治療をする

一過性脳虚血発作を発症した、またはその疑いがあるときはきちんと病院での診察を受けましょう。まずはMRI、CT、頸動脈エコー、心電図、心臓エコーを行います。

基本的に脳梗塞に準じた治療が行われます。脳梗塞は脳細胞へ血液を送る血管が詰まり、脳細胞が死んでしまうという病気です。血管が詰まる原因は様々ありますが、近年では脳梗塞を発症の原因によって3つのタイプに分けるようになっています。

・ラクナ梗塞→細い血管が多発性に詰まるタイプ

・アテローム血栓症脳梗塞→高血圧や糖尿病などの動脈硬化の因子と関連があるタイプ

・心原性脳塞栓症→心房細動などの不整脈が原因となるタイプ

主に上記のタイプを中心に、そのタイプ別に治療をすることが多いようです。これだけでもわかるように、自分で判断することは不可能ですので、自分自身で体の変調を感じたら迷わず病院に行きましょう。

完全な脳梗塞を引き起こさない為に

ここまででも何度も出てきていますが、一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆である側面が高いものです。

一過性脳虚血発作はその症状の特徴から、普通の疲れやだるさとは全く違います。ですから、その症状の特徴をきちんと知っておけばいざ、自分や自分の周りの人が発症した場合にも迅速に冷静に対応できるでしょう。

まとめ

一過性脳虚血発作とそのリハビリについてご紹介しました。一過性脳虚血発作が脳梗塞の前兆として重要な症状であることがおわかりいただけたでしょうか。症状は一時的であることから知識がなければ見逃してしまうことも多いと言われます。

しかし、完全な脳梗塞を発症する前に予防するチャンスであるとも言えます。むやみに怖がることなく、きちんとした知識を持っておけばいざという時に冷静に対処できると思います。

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