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リハビリテーション

スポーツ外傷のリハビリテーションとは?目的とプログラムの流れをご紹介

2022.11.8

スポーツには故障がつきものですよね。なかには、いつも同じ部位をケガしてしまうという人も多いのではないでしょうか。試合が近いのにまともに練習することができないと、ただただイライラしてしまいますよね。

しかし、適切なスポーツ外傷のリハビリテーションをすることで、ケガを回復するだけでなく、今まで以上のパフォーマンスができるようになりますよ。そこで今回は、スポーツ外傷のリハビリテーションの目的やプログラムの流れをご紹介したいと思います。

また、スポーツ動作で痛みがあるのなら、身体のどこかに負担がかかっているのかもしれません。これもスポーツリハビリの得意とするところですよ。

スポーツ外傷のリハビリテーションはどんな目的があるの?

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まずはスポーツ外傷に対するリハビリテーションの目的を知っておきましょう。受傷部位を治療するだけではありません。

受傷部位を早期に回復させる

スポーツによるケガなどでは、手術したあとや受傷直後からメディカルリハビリテーションが開始されます。これは、痛みや腫れを軽減し、一日でも早く日常生活に戻れるようにする目的があります。「立つ・歩く・座る」など、生活するうえで基本的な動作の訓練も含まれます。スポーツをするうえでの土台作りともいえるでしょう。

ケガや故障の再発を防止する

特定のスポーツばかりをしていると、同じようなケガを繰り返してしまうことが多いです。スポーツ受傷リハビリでは、ケガや故障の再発を防止する目的もあります。運動時のフォームを確認すれば、負担をかけてしまっている動作が分かります。また、受傷周辺に筋力の低下が見られれば、重点的な筋力トレーニングをおこないます。

スポーツ動作の機能を向上させる

そのスポーツをするために必要な身体機能を高めることも、スポーツ受傷リハビリの大きな特徴です。スポーツの特性にあわせて、関節の可動域を広げたり、持久力をつけたりなど、さまざまなトレーニングのプログラムがあります。また、競技中の疲労回復や痛みの軽減など、パフォーマンス向上のためのコンディショニングもおこないます。

スポーツ外傷のリハビリプログラムはどのようにおこなうの?

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では、実際にスポーツでケガや故障をしてしまった場合、どのような流れでスポーツ受傷のリハビリテーションをおこなうのでしょうか。一般的なリハビリプログラムをみてみましょう。

患部のチェック

受傷部位の確認では、「どこが・どのようにすると・どんな痛みがあるのか」本人へヒアリングされます。レントゲンやMRIの画像と照らし合わせて、患部を細かく特定していきます。

また、関節の可動範囲を確認して動きの悪い箇所や、スポーツ動作においてもっとも痛みを生じるポジションを把握します。まずは患部の痛みを軽減するためにアイシングや固定しますが、場合によっては手術が必要なこともあります。

スポーツ動作の解析

メディカルリハビリテーションが終わると、ケガや故障につながってしまった動作の解析をします。じっさいにボールを投げたり蹴ったりする動作を撮影してみると、身体の一部分に負担が集中していることがわかります。また同時に、改善するべき問題となっている動作を明確にすることもできます。

スポーツの特性にあわせたプログラム

野球なら肩や肘、サッカーなら足首を痛めることが多いですよね。競技スポーツによって、ケガや故障をしやすい部位があるのです。ですから、スポーツ受傷のリハビリテーションでは、そのスポーツの特性にあわせてトレーニングをおこないます。

下半身や体幹をきたえるのか、捻挫を防ぐために足首回りの筋力を鍛えるのかなど、リハビリのプログラムは完全にカスタマイズされています。

こんな症状があったら要注意!スポーツ外傷リハビリの必要性

スポーツ外傷リハビリ2 1 1024x677 - スポーツ外傷のリハビリテーションとは?目的とプログラムの流れをご紹介

少しぐらいの痛みだからといってプレーを続けた結果、取り返しのつかない大きなケガになってしまうこともあります。スポーツをするうえで、次のような症状があればスポーツ外傷のリハビリが必要かもしれません。

筋肉を伸ばしたときに激しく傷む

スポーツ動作で筋肉をつかい強い負荷がかかると、一時的に筋線維が破壊されます。普通なら、壊れた筋肉を修復する力があるため問題はありません。しかし、筋肉を伸ばした時に激しい痛みが続くのであれば、重度の筋損傷かもしれません。いわゆる肉離れや筋挫傷といわれます。

エコーやMRIで簡単に診断できます。軽度であれば約1〜2週間で治りますが、放置しておくと完治するまで2〜3ヶ月もかかってしまうこともあります。

足首の捻挫を繰り返してしまう

捻挫は放っておいても治ると思っている人も多いですよね。しかし、足関節の靭帯損傷は変わりありませんし、適切な治療やリハビリが必要です。レントゲンをとってみたら、じつは骨折だったという例も少なくありませんよ。また、1年以内の再発が多く、とくにスポーツ選手のリスクは2倍にもなるといいます。

足関節の靭帯損傷で手術をおこなうことはほとんどありません。受傷後は、足首の不安定さを軽減するため、スポーツ外傷リハビリとしてバランストレーニングを重点的におこないます。

子どもに多いスポーツ外傷も

子どもの骨格は軟骨部が多く、また、骨や筋肉も成長の過渡期にあるため、スポーツで受傷しやすいといわれています。なかでも、次のような傷害が多いですよ。

・骨端症:踵の軟骨部にアキレス腱や足底筋膜にひっぱられて炎症がおきることで痛みが生じるシーバー病や、膝のお皿の下にある出っ張った骨に痛みが生じるオスグッド・シュラッター病などがあります。バスケやサッカーをしている子どもに見られる症状です。

・成長期野球肘:投球動作によって生じるスポーツ外傷で、肘の成長軟骨に強い力がかかることで発症します。小中学生の野球選手の約20%がかかっているといわれています。肘の内側や外側、後ろ側など、投球フォームによって受傷部位はさまざまですが、安静を保つため投球はストップしなければいけません。

まとめ

スポーツ受傷におけるリハビリテーションの目的は、受傷部位の早期回復と再発の予防、そして、スポーツ動作の改善と向上です。とくに、特定の動作に応じたリハビリトレーニングをおこなうことで、パフォーマンスの向上が望めるのは、スポーツが好きな人にとって大きなメリットですよね。 また、同じような動作を続けておこなうようなスポーツは、身体の一部分に負荷がかかり続けてしまうことも忘れてはいけません。どこかに痛みがあるのであれば、放置するのではなく、いちどスポーツに特化したリハビリテーションで相談してみると安心です。

執筆監修 佐々木 寛時

執筆監修 佐々木 寛時

1993年 岩手県盛岡市生まれ。
2015年4月 理学療法士 国家資格取得
2015年4月~2019年 回復期リハビリテーション病院
2020年1月~2022年6月 訪問看護リハビリステーション
2022年7月 自費リハビリ ネクストステップス 設立

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