NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 脳卒中リハビリとは?「回復する人」と「伸び悩む人」を分ける視点

脳卒中リハビリとは?「回復する人」と「伸び悩む人」を分ける視点

脳卒中リハビリとは?「回復する人」と「伸び悩む人」を分ける視点

退院してしばらく経った頃、
「リハビリはしているのに、思ったほど楽にならない」
そんな違和感を抱える方は少なくありません。

病院ではできていた動きが、
自宅ではうまくいかない。
やっていることは間違っていないはずなのに、
手応えだけが薄い。

脳卒中後のリハビリは、
頑張り方を間違えると、かえって遠回りになることがあります。

この記事では、
脳卒中リハビリを「方法」ではなく
考え方の整理から解説していきます。

脳卒中リハビリで、最初につまずきやすいポイントとは

画像

脳卒中リハビリというと、
「麻痺を動かす」「筋力をつける」
そんなイメージが先に浮かびがちです。

ただ、現場で多いのは
そこがつまずきの原因になっているケースです。

  • 動かしているのに、使える感じがしない
  • 力は入るのに、動きがぎこちない
  • 疲れるわりに、生活はあまり変わらない

この段階で
「もうこれ以上は良くならないのでは」と
感じ始める方もいます。

ですが、ここで起きているのは
回復の限界ではありません。

多くの場合、
「リハビリの目的」がズレ始めているだけです。

脳卒中リハビリが「頑張っても進まない」時に起きていること

脳卒中リハビリが伸び悩むとき、

多くの場合、問題はひとつではありません。

いくつかのズレが重なっていることがほとんどです。

よくある状態本人の感覚実際に起きていること見直す視点
動かしているのに楽にならない「頑張ってるのに変わらない」動きの質が崩れたまま定着している量より“動かし方”
力は入るが動きにくい「言うことを聞かない」神経と筋のタイミングが合っていない神経系の再学習
生活では使えない「練習と現実が違う」訓練が生活動作と結びついていない生活場面での練習
続かない「自分は意志が弱い」判断基準がなく不安が残っている評価と整理
脳卒中リハビリでつまずきやすいポイント整理

脳卒中後の体の使いにくさは、
一つの原因だけで起きていることはほとんどありません。

現場では、次の4つが重なっていることが多く見られます。

① 神経の問題

力は入るのに、タイミングが合わない。
動かそうとすると余計な力が入る。
こうした場合、筋力そのものより神経の使い方が関係しています。

② 筋肉の緊張

動かさない時間が続くことで、
筋肉が常にこわばった状態になります。
「使うほど硬くなる」と感じる方もいます。

③ 関節の動き

関節が動く範囲そのものが狭くなると、
脳が正しく動きを学習しにくくなります。
ここが抜け落ちているケースは少なくありません。

④ 生活動作とのズレ

訓練ではできるのに、
実際の生活では使えない。
これは練習内容と生活がつながっていない状態です。

※どれか一つだけが原因、ということはほとんどありません。

脳卒中リハビリで「動かすほど良くなる」は正解とは限らない

脳卒中リハビリでよくある誤解が、
「とにかく動かせば回復する」という考え方です。

確かに、動かさないことは回復を妨げます。
ただし、

  • 動きが崩れたまま
  • 強い力で
  • 疲労が残る状態で

続けていると、
脳が間違った動きを覚えてしまうことがあります。

結果として、
「前より動かしにくい」
「変な癖がついた気がする」
と感じる方もいます。

リハビリは、
量よりも質とタイミングが影響します。

脳卒中リハビリで重視したいのは「生活での使いやすさ」

多くの方が目標にするのは、

  • 手がもっと動くようになる
  • 足がもっと上がるようになる

ですが、実際に生活を変えるのは、

  • 立ち上がりが少し楽
  • トイレ動作が一人でできる
  • 外出の不安が減る

といった小さな変化です。

脳卒中リハビリは、
機能を回復させる作業というより、
「生活を再設計するプロセス」に近いものです。

自宅での脳卒中リハビリが、続かなくなる理由

画像

「家でもリハビリを頑張りましょう」
そう言われて始めたものの、
いつの間にかやらなくなってしまう。

これは意志の問題ではありません。

多くの場合、

  • これで合っているか分からない
  • 効果の判断ができない
  • 疲れるだけで達成感がない

こうした状態が続いています。

続かないのは、
体ではなく、判断基準が不明確なことが原因です。

脳卒中リハビリは「一人で抱え込まない」方が進みやすい

自宅での取り組みが不安な場合、
第三者の視点が入るだけで整理が進むことがあります。

  • 医療保険での訪問リハビリ
  • 介護保険での訪問リハビリ
  • 制度に縛られない自費リハビリ

どれが合うかは、人によって異なります。

大切なのは、
「続けるための形」を選ぶことです。

多くの人が、ここで立ち止まります

  • まだ良くなるのか
  • これ以上やる意味があるのか
  • どこまで頑張ればいいのか

この迷いが出るのは、
ごく自然なことです。

脳卒中リハビリは、
一直線に進むものではありません。

行きつ戻りつしながら、
少しずつ「楽な形」を探していく作業です。

脳卒中リハビリで多くの人が、ここで立ち止まります(FAQ)

画像

Q1. 脳卒中のリハビリは、どれくらい続ければいいのでしょうか?

A.「◯ヶ月やれば終わり」という目安はありません。
多くの方は、“やめ時が分からない”のではなく、
「今のやり方で続ける意味があるか」が分からなくなっています。

Q2. もう回復期を過ぎていますが、今からでも意味はありますか?

A.「回復する・しない」より、
生活が少し楽になる余地が残っているかを見る方が現実的です。
時期より“今の困りごと”が判断軸になります。

Q3. 自宅でのリハビリだけで大丈夫でしょうか?

A.大丈夫な人もいますし、難しい人もいます。
ポイントは「続けられているか」ではなく、
「一人で判断し続けていないか」です。

Q4. 頑張っているのに、悪くなった気がするのはなぜですか?

A.量が多すぎたり、動きが崩れたまま続いていると、そう感じることがあります。
これは珍しいことではありません。

Q5. 今のリハビリが合っているか、誰に相談すればいいですか?

A.「やり方」より「整理」をしてくれる人が向いています。
評価だけでも受けることで、
自宅での取り組みが楽になるケースは多いです。

ここまで読んで、

まだ答えが出ていなくても問題ありません。

多くの人が、同じ場所で一度立ち止まっています。

まとめ|脳卒中リハビリは「正解を探すもの」ではない

画像

脳卒中後のリハビリは、

誰かの成功例をなぞればうまくいくものではありません。

大切なのは、

・今の体で

・今の生活に合った形で

・無理が出ないペースを見つけること。

迷いながら進んでいる感覚があっても、

それは間違いではありません。

多くの人が、

同じところで一度立ち止まっています。

必要なのは、

頑張り続けることではなく、

一度、状況を整理し直す視点かもしれません。

  • facebookでシェア
  • Xでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご相談・お問い合わせ

初めてでも大丈夫です。
改善の一歩は無料体験から始まります。

お電話はこちらから

03-6869-0323

[受付時間]9:00~18:00(土日祝を除く)

×

体験プログラム 0

改善の一歩は無料体験から始まります

×

受付中

あなたの症状、お悩みをお聞かせください

[受付時間]平日9:00~18:00