【徹底解説】腱板損傷のリハビリと再発防止!段階的に痛みなく日常生活を取り戻す
2023.08.25
腱板とは主に肩の事です。肩は日常生活の動きにとって重要な箇所とも言えます。単純な動きではなく、上下左右の動きに加え、回転させたりもできる、カラダの中でも複雑な動きが可能な箇所です。
様々な動きができる分、ケガをするリスクが高く、気づかないうちに痛めてしまうという事例も少なくありません。腱板を損傷したときにどのようなリハビリをするのか、また、治すためのポイントなども含めてご紹介します。
目次
腱板損傷はどんな状態のことなのか?そのおもな原因について
腱板は主に肩の痛みで気づきます。しかし、肩が痛いというのは様々な種類があります、例えば肩こりも肩の痛みの一つです。腱板の損傷とはどのような状態のことを指すのか、また、その主な原因についてご説明します。
歩行にも支障が出る
腱板の損傷は肩なので、主に足を使うイメージが強い歩行の動きに関してはあまり関係がないように思いますが、歩行の動作には腕の振りが不可欠です。また、歩行時の振動により肩にも影響があります。
腱板損傷の主な原因
そもそも「腱板」とは何でしょうか?
腱板は、肩関節の主な4つの筋肉から構成される肩の構造のことです。転倒等によって腱板自体に何か力が加わったりすることによる外傷性の腱板損傷もありますし、加齢によるいわゆるカラダの経年劣化のような原因もあります。
日常生活にも原因がある?
痛みは人それぞれ多少の違いはありますが、基本的に腕をあげる動作をするときに肩に痛みが生じます。肩の動きをよく使う仕事の人は腱板損傷になりやすいです。例えば、農園に従事している人ならば毎日のように頭の上まで腕をあげる動作がたくさんあるからです。
また、寝る時の姿勢が原因で腱板損傷になったり、腱板損傷を悪化させてしまうこともあります。
腱板損傷をしたときはまずどのような治療方法があるのか
腱板を損傷してしまったらどのような対処をすれば良いのでしょうか?損傷の度合いはありますが誰にでも起こりうる腱板の損傷は、きちんと知っておけばその時に対処ができます。
外科がある病院での治療
まずは、外科の病院で診て貰う方法があります。腱板の損傷は、単純にそれだけではなく他の損傷やケガも併発している場合もあるので、レントゲンなどの設備が整った外科で診てもらうのはとても有効です。
整骨院や整体院などでも
骨や骨格、筋肉や靭帯などの専門家という点では整骨院や整体院で診てもらうこともとても有効だと言えます。外科の病院に比べ、実際に肩の動きを確認しながら診てもらうことも可能でしょう。
腱板の損傷を引き起こす原因から、他の疾病などの予測なども立ててもらいやすいです。
日常生活の動きにも制限が
腱板を損傷した場合、リハビリの前に、まずはきちんと治すことが必要になります。基本的に腱板の損傷を治す場合は余計な動きをしないように三角巾を使って腕をつる状態にして安静にしておくことが大切です。
特に腕を上に持ち上げる動作はしないようにします。冷静に考えるとかなり不便ですが、早く治すためには多少大げさですがきちんと固定しておきましょう。
腱板損傷のリハビリは具体的にどのようなことをするのか
腱板の損傷をした場合、治療をしたあとどのようにリハビリをしていくのでしょうか?肩の動きは複雑なので、自分一人でリハビリするのは難しいでしょう。どのようにリハビリをするところを決めれば良いのでしょうか?
まずは安静にすること
先述のように、まずは肩を動かさないようにすることが大事です。腱板損傷は肩の痛み=肩の炎症です。炎症を起こしているところは、まずは安静にさせるのが鉄則です。
肩の痛みを感じたら、まずは専門家に診てもらい、腱板の損傷を診断されたら、指示に従って日常生活が多少不便でも安静にしておきましょう。
また、腱板損傷はどんどん悪化してしまう場合もあるので早めに診てもらうことも大切です。
どんなリハビリがある?
腱板損傷をした場合は以下のような治療方法やリハビリ方法があります。
・自然治癒を促すために安静にする
・肩の可動域を柔らかく、広くするためにストレッチを行う
・肩周りのインナーマッスルを鍛える
・手術を行う
腱板損傷はスポーツ競技でのケガや交通事故などの外傷性の要因も多く、腱板の損傷をどのように治療するかはその目的によって異なります。スポーツ選手であればその競技の特性から手術を行うこともありますが、自然治癒を促しながら筋力トレーニングやストレッチを行うのが一般的な対応です。
再発しないようにする為に
腱板損傷によって肩に痛みがあるのは、日常生活ではかなり煩わしいことと言えます。安静にしつつ自然治癒を促していても、なかなか治りづらい要因の一つとして挙げられるのが「寝るとき」です。
寝る時の体制によっては腱板に負担がかかってしまうため、腱板の損傷がなかなか良くならないという事例もあるのです。寝相を改革することで腱板の損傷の悪化を防ぐこともできるでしょう。
まとめ
腱板損傷、また、そのリハビリにはどのようなものがあるのかをご紹介しました。肩というのは日々の生活には欠かせないものです。もし、肩に痛みや違和感を感じたら腱板の損傷を疑ってみましょう。