脳梗塞による後遺症からの回復!体験談を紹介【6ヶ月の壁を超える】
2023.06.13
脳梗塞による後遺症から回復した人の体験談はあるのでしょうか?
脳梗塞の症状や後遺症は重症か軽症か人によって様々です。しかし、多くの後遺症は日常生活に支障を及ぼすものになります。脳梗塞の後遺症から回復できるのか、不安に思っている人は多いです。
回復した人の体験談は数多く存在します。脳梗塞からの回復には質の良いリハビリが重要です。また、リハビリは発症後、早期の開始が後に大きな影響を与えます。
脳梗塞から回復した人の体験談を読んで、自身でも取り入れられることを日常的に意識してみましょう。
目次
脳梗塞とは?回復した人の体験談はある?【予防と対策】
脳梗塞にも種類が存在し、発症する症状も変わってきます。そして症状によって、回復への対策も異なるのです。回復した人の体験談を読むことも参考になります。
しかし、まだ脳梗塞を発症していない人は日常的にできる予防法も取り入れてみましょう。
脳梗塞の3つの種類【回復も異なる】
脳の血管が詰まって起こるという脳梗塞には3つの種類が存在します。
- ラクナ梗塞:動脈硬化で細くなった血管が詰まる
- アテローム血栓性脳梗塞:コレステロールが血管に溜まり、血の固まりができて詰まる
- 心原性脳塞栓症:心臓などの他の場所で作られた血の固まりが、脳に流れてきて詰まる
脳梗塞の後遺症は、脳のどの部分に障害ができたかで異なります。3つの種類の脳梗塞で起こりやすい症状は以下のようなものです。
- 脱力、しびれ、話しにくさ
- 顔・体の片側だけ動かない、フラつく、視界が見えにくくなる
- 意識障害、激しい頭痛、失禁、片麻痺
脳梗塞の回復には、症状に合わせた治療が大切です。自分がなりたい状況を明確にして、目標を持ってリハビリに取り組みましょう。
参考:脳梗塞の種類は大きく3種類!症状ごとに知っておくべき特徴とは?
脳梗塞・予防と対策人法
脳梗塞を発症しないために、まず日常的に取り組めることで予防するようにしましょう。脳梗塞の原因となり得るのはこのような疾患です。
- 高血圧:高血圧は脳梗塞の最大要因として知られています。また、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病も原因の一つです。無症状のものが多いですが、放置せずにきちんと治療を受けるようにしましょう。
脳梗塞を発症した人も、高血圧は血圧の管理を、糖尿病は血糖値の管理をすることによって再発防止に繋がります。
- 不整脈:不整脈は脳塞栓症の最大要因といわれています。特に高齢者の人は、不整脈の一つである心房細動から脳梗塞になることが多いようです。
不整脈は、高血圧・糖尿病の人も併発しやすいため、内服薬で治療するようにしましょう。抗凝固薬を正しく服用すれば、脳梗塞を高い確率で防ぐことが可能です。脳梗塞の予防や再発防止には生活習慣の見直しが大切になります。
- 食生活の改善:アルコールや塩分、脂肪は控えめにするようにしましょう。特に更年期の女性はコレステロール値が上がりやすいため、高脂質症に注意が必要です。
- 血液をサラサラにする:血液中の水分が足りないと血液がドロドロになり血栓が形成されやすくなってしまいます。そのためには、冬場でも脱水に注意するようにしましょう。脱水対策で、血液中の水分量を正常に保つことができます。
参考:脳梗塞の原因とは?症状や前兆・予防人法から治療の流れまで全て紹介!
脳梗塞による後遺症・回復の鍵
脳梗塞の後遺症から回復した人の体験談では、多くの人がリハビリに取り組んでいます。回復のために効果的なのは、早期に始めるリハビリです。
脳梗塞は、発症から48時間以内にリハビリを開始することが好ましいとされています。これは発症から3ヶ月頃までの「急性期」におけるリハビリです。
「急性期」には、関節可動域の訓練や、機能回復訓練を行います。まずはベッドの周りでできることから始め、徐々にADL訓練と呼ばれる日常生活で必要な動作を取り入れたリハビリをすることが重要です。
その後の3ヶ月から6ヶ月までの「回復期」と呼ばれる時期には、さらに高度なADL訓練を行い日常生活を送るために必要な機能の改善を目指します。
そして、6ヶ月以降の「維持期」と呼ばれる期間になるとリハビリをしなくなってしまう人は多いと思います。しかし「維持期」でリハビリを続けることが、脳梗塞から回復する鍵となるのです。
脳梗塞の後遺症から回復した人の体験談!リハビリの重要性
実際に、脳梗塞から回復した人の体験談にはどのようなものがあるのでしょうか?どのような時期に、どんなリハビリに取り組んだのか体験談を参考にすることは重要です。
また、回復した人の体験談を読むことで、自分のモチベーションも上がります。
専門施設でのリハビリで回復【体験談①】
50代で脳梗塞を発症した男性Aさんは、半年間の入院、車椅子生活を経てリハビリに励みました。入院当時は、右足が全く動かない状況でしたが、医師から「生涯、車椅子生活になるかもしれないが、とにかく少しでも良くなるにはリハビリしかない」との診断を受けたことでリハビリを仕事だと思いやり抜くことを決意。
復職から一年半後に、脳梗塞・専門のリハビリ施設に出会いました。そこから自身の状況を把握して新たなリハビリ目的で取り組んだことにより、今ではゴルフラウンドに復帰するほど回復しています。
退院後もリハビリで回復【体験談②】
職場で突然倒れ、脳梗塞を発症した50代の男性は、「回復期」のリハビリで思うように結果が出ず塞ぎ込む日もあったようです。しかし、退院後の「維持期」に自身で規則正しい生活を課すことにしました。
さらに、リハビリ専門施設へ通うことも始め、自分のペースでリハビリできることで元の生活に戻れる希望が見えてきたといいます。脳梗塞で倒れてから7ヶ月後、すでに少しずつ仕事に復帰する話も出ているほど回復したようです。
参考:仕事中に倒れ救急搬送、脳卒中の診断を受けてから|日本障害者リハビリテーション協会
脳梗塞・発症1年後からの回復【体験談③】
発症から一年以上が経過した50代男性は、リハビリ専門施設でのリハビリに自主的に取り組むように。歩くときに、ふらついてしまい一人で歩くことが難しい状態でした。
しかし、お手玉やボールなどを使い左足へ感覚を入力し続け、自分の足を認識できるようにする、寝返りや起き上がり動作で体幹の強化を行いバランス機能を高めるということに注力してリハビリに取り組んだのです。
現在では、自動車免許の更新もでき、外出頻度が増えるまでに回復しました。
脳梗塞からの回復!体験談から専門施設や自費リハビリが効果的
脳梗塞の後遺症からの回復には、質の高いリハビリに取り組むことが重要だとわかりました。体験談では多くの人が、退院後も自主的に専門施設などでリハビリに励んでいます。
では退院後にできるリハビリ方法にはどのような施設・サービスを利用できるのでしょうか?
脳梗塞の専門施設で回復を目指す
脳梗塞の専門のリハビリ施設が存在します。また、要介護者向けのデイサービスを利用するのも良いでしょう。自宅で一人でいると塞ぎ込んでしまう方には通所する形のリハビリがおすすめです。
また、日中通えるデイサービスでは普段介護をしている家族の負担も減らすことができます。体の状態や要介護度に合わせたリハビリ機器を使用できることもメリットの一つです。リハビリをする上で同じ目的を持った仲間がいることは支えになります。
自費訪問リハビリで質の高い訓練を
自分の好きな時間に自宅でリハビリをしたいという人は、自費訪問リハビリを利用することがおすすめです。保険制度でのリハビリで満足できる効果を得られなかった人にも適しています。
『ネクストステップス』では脳梗塞の種類、症状に合った一人一人のオリジナルプログラムが特徴です。ご利用者の方の目標設定や問題点を探るためのヒアリングを重要視しているため、目標達成まで満足度の高いサービス・サポートをご提供します。
まとめ
脳梗塞から回復した人たちの体験談では、退院後にも質の良いリハビリに取り組んでいました。「回復期」に回復した運動機能も「維持期」にリハビリを続けなければ、その機能が再び落ちてしまうことがあります。
ご自身で明確な目標を持ち、専門医の指導のもとでリハビリに取り組むことが、脳梗塞の後遺症から回復するための近道になるでしょう。ぜひ、質の高いサービスと、満足度できる効果を強く実感されている方が多い自費訪問リハビリをお試しください。『ネクストステップス』は脳梗塞の後遺症から回復するための、目標達成をサポートいたします。