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リハビリテーション

片麻痺は何年経っても回復できる?リハビリの効果や利用できるサービス

2022.10.4

回復できる

日常生活でできることを増やしたいけれど、片麻痺になってから何年も経過してしまったから無理か…」と諦めてしまっていませんか?実は片麻痺の状態が長くても、リハビリで身体を動かすと効果を感じられます。どうして片麻痺のリハビリの効果があるのか、脳の機能や実際の研究を元に紹介します。

片麻痺の方のリハビリは時期によって内容や利用できるサービスが変わってきます。適切な時期に適切な内容のリハビリを受けると回復の度合いが良く、状況が良くなる近道を手に入れられます。

3つの時期に分けて解説!片麻痺のリハビリ内容やサービスの変化

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脳梗塞や脳出血などの後遺症をなるべく軽減するために発症直後からリハビリを行います。片麻痺に対するリハビリは時期によって内容やサービスが変化します。

発症から2週間は体の機能の低下を予防

発症から2週間を「急性期」と呼び、医療機関では発症から48時間以内のリハビリが実施されます。急性期は寝たきりの生活が多くなるため、身体機能が著しく低下します。障害されていない部分まで機能が低下してしまうと、日常生活動作ができるようになるまでに相当な時間がかかってしまいます。

症状によって行うことは変わりますが、ベッド上で手足を動かしたり、座る動作の練習をする場合が多いです。

3〜6ヶ月は日常生活を送るための訓練

発症後3〜6ヶ月を「回復期」と呼ばれ、回復期専門の病棟や病院、施設などで片麻痺のリハビリを継続します。

・歩く、座る、立つなどの基本動作

・食事をする、トイレに行くなどの日常動作

回復期の片麻痺に対するリハビリではこれらを中心に行い、退院をして自宅で過ごすことを見据えた活動になってきます。

6ヶ月以降は自宅でリハビリを継続

6ヶ月以降を「維持期」と呼ばれます。脳梗塞や脳出血などの脳血管障害ではリハビリの期間が180日と診療報酬の関係で定められています。そのため、維持期のリハビリは介護保険を利用するか、自費でリハビリを頼むことになります。維持期の片麻痺のリハビリはこれまで回復してきた身体機能の維持が主な目的と更なる機能向上目指します。

リハビリの効果は人によって違う

維持期のリハビリは、症状の程度や精神状態によっても内容が変わってきます。維持期のリハビリは公的な制度だと集団で行う場合が多く、機能の維持に留まる可能性が高いです。維持期の状態は利用者様1人1人によって全く違うため、個別での集中型リハビリが望ましいです。

発症から何年経っても片麻痺のリハビリが効果を持つ3つの理由

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「すでに発症から数年経過している」方でも片麻痺に対してのリハビリが大切です。医学的な観点からリハビリがどうして有効なのかを解説します。

脳には戻る力があるため

脳梗塞や脳出血などで障害された神経細胞は元に戻ることはなく、運動をする脳の部分に障害を受けると麻痺などが残ってしまいます。しかし、脳には可塑性(かそせい)と言って、神経細胞が再構築される仕組みがあります。神経細胞が生き返ると言うよりは、神経回路が新たに作られるイメージです。

何もしなくても少しずつ戻るのですが、運動に障害が出る片麻痺ではリハビリを行うと神経回路の再構築がさらに進みます。何歳になっても脳の可塑性は保たれるため、脳梗塞などの発症から何年経っていても、運動機能の回復が可能です。

心理的な要因が予後を左右するため

脳血管障害は突然起こり、以前は普通にできていたことができなくなります。以前のように日常生活を送れない自分に苛立ちを覚えたり、自分を責めるなど心理面の悪化が片麻痺の回復を阻害します。

明確な目標を達成することやリハビリスタッフとの個別での関わりが片麻痺の方の精神面を支え、回復に向かっていけるとの報告があります。親しく話せる相手がいればいるほど、自分の身体状況を受け入れたり、前向きに適応していくことができます。

発症から何年か経つと、現在の自分への不安や諦めが強いものとなりがちです。そのため、片麻痺の方には個別でのリハビリを行い、精神面が原因で回復できない事態を避けるのがベストと言えます。

機能の低下を防ぐため

片麻痺が残ると動作のしにくさがあり、行動が制限されてしまいます。中には一日中寝ている方もいらっしゃるでしょう。寝たきり状態が1週間続くと筋肉は15%も萎縮すると言われています。

しかし、できる運動を少しずつ続けると機能の低下を防ぐことが可能です。発症から時間が経過していても、体を動かすと筋力がつき、循環や呼吸も活発になります。

参考:足利大学看護研究紀要「脳血管疾患で片麻痺となった後期高齢者の回復期における心理プロセス」

理想の生活を手に入れるための片麻痺のリハビリもお任せください

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私たちは東京都内メインで自費訪問リハビリサービスを行っております。脳血管障害の維持期の方は公的な保険では個別のリハビリを行うのが難しいですが、弊社のリハビリサービスなら個別の時間を設けられるため、理想の生活に近づくことができます!

目標が明確なリハビリを行います

スタッフが片麻痺の利用者様のリハビリを行う場合、目標はご本人様と相談して決めます。

「日常生活でどんなことができるようになりたいか」に焦点を当てて目標を設定します。さらに、大きな目標を達成するために、医学的知識も入れながら目標を提案いたします。

目標があると達成感が生まれやすく、前向きにリハビリに取り組める方が多いです。我々のリハビリは完全個別で行うため、疑問点や不安なことなどをすぐに相談していただけます。

ご自宅でできる方法を提案いたします

リハビリは特別な器具や手技に頼らず、ご自宅でできる方法をご提案させていただきます。リハビリの時間以外でも身体を動かしておくと回復が早くなります。また、ご自分の身体と向き合うことで、目標が達成されている感覚やできるようになった感覚が掴みやすくなります。

片麻痺のリハビリでは、日常生活動作はご自宅の環境で実際に行うと、動きの学習がしやすく、身につきやすいです。リハビリでは実際に家の中でできることを行いますので、再現性が高いです。

体力や都合に合わせた利用が可能です

私たちのリハビリサービスは、自費訪問リハビリですので、回数や1回あたりの時間の調整が可能です。1回あたりの時間は30分単位でご利用いただけますので、短時間で集中的に行いたい方でも、2時間のご利用でじっくり行いたい方にも対応しています。

毎回同じ時間帯でのご利用でも、違う時間帯でのご利用も可能です。前日までに事前連絡をしていただいた場合はキャンセル料は発生しませんので、体調不良や都合が悪くなった時でも安心してご利用いただけます。

まとめ

片麻痺の方は何年経っていてもリハビリを受けることで身体機能が回復します。脳には神経細胞のネットワークを再構築する力があるため、リハビリをすると運動能力が回復しやすいからです。また、個別のリハビリを受けると精神的にも安定しやすく、前向きに取り組めます。

自費訪問リハビリサービスでは、目標を明確にした上で、できる感覚を積み上げるリハビリを行っております。利用者様の体力や都合に合わせた利用が可能ですので、お気軽にご相談ください。

執筆監修 佐々木 寛時

執筆監修 佐々木 寛時

1993年 岩手県盛岡市生まれ。
2015年4月 理学療法士 国家資格取得
2015年4月~2019年 回復期リハビリテーション病院
2020年1月~2022年6月 訪問看護リハビリステーション
2022年7月 自費リハビリ ネクストステップス 設立

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