NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 反張膝の原因や反張膝になりやすい人の特徴は?治療や自分でできる対策も

反張膝の原因や反張膝になりやすい人の特徴は?治療や自分でできる対策も

反張膝の原因や反張膝になりやすい人の特徴は?治療や自分でできる対策も

反張膝(はんちょうしつ/はんちょうひざ)は立った時に膝が後ろに反ってしまう現象のことです。また、反張膝は女性や脳卒中後に発症しやすい傾向があります

反張膝の原因は膝の関節が柔らかすぎたり、膝周囲の筋肉が適切に機能していない場合が挙げられます。放っておくと、靭帯損傷や膝の変形などが生じる場合もあるので早めに対処することが大切です。

今回は反張膝の特徴や原因、なぜ反張膝は女性や脳卒中後に発症しやすいかの原因を探るとともに、治療法や対策についても解説します。

反張膝の原因とは?女性や脳卒中後に発症しやすいのはなぜ?

画像

反張膝という言葉を聞いたことはありますか?膝が正常よりも伸びすぎている状態のことを指しており、女性や脳卒中後の患者さんに多くみられる現象です。

まずは、反張膝の原因や反張膝になりやすい人の特徴をみていきましょう。

反張膝とは?

反張膝は、立ったときや歩いている時に膝が0℃以上、伸びてしまうことです。つまり、膝が後ろ側に反ってしまっている状態です。

反張膝になると前ももに負担がかかりやすくなるため、膝裏や膝のお皿まわりに不具合が生じます。例えば、膝関節が不安定になる、膝がガクガクするといった不快感や、歩行時の痛み、筋肉の緊張により、前ももやふくらはぎがパンパンに張るといった症状が見られます。

また、身体のバランスをとるために反り腰になることもあるので、早めに対処することが大切です。

反張膝の原因

反張膝の原因は様々ですが、代表的なものをいくつかお伝えします。

1、遺伝的要因

反張膝は遺伝や生まれつきの骨格、関節や靭帯の緩さが関係していると言われています。家族内で同じような問題を持つ人がいるとなりやすい傾向があります。

2、筋力低下

膝を支える筋力が低下すると、膝関節を支えきれず膝が後方に伸びてしまいます。また、つま先をあげる筋肉が弱まると、歩行中にかかとからつくのではなく足裏全体でつくようになります。そうすると、膝が大きく伸ばされ負担も大きくなります。

3、筋肉や靭帯の柔軟性

膝周辺の筋肉や靭帯が過度に柔らかいと、股関節の安定性が低下し膝が後方に伸びる原因となります。膝を伸ばすストレッチを過度に行う人は注意しましょう。

4、過去の膝のケガ

過去の膝のケガが原因で反張膝になることもあります。膝のケガや手術の後に膝の解剖学的構造が変化するケースがあり、結果として反張膝が起こる例もあります。

参考:大垣中央病院「反張膝」

脳卒中後に見られる反張膝

反張膝は脳卒中で片麻痺になった患者さんによくみられる状態でもあります。脳卒中後に以下のような症状を抱える方は注意が必要です。

  • 麻痺側の足の筋力の衰え
  • 麻痺側の感覚障害
  • 足首の関節が硬い
  • ふくらはぎの痙縮

これらの症状は反張膝の原因にもなるため、生じる可能性が高くなるのです。

反張膝になりやすい人の特徴

脳卒中の方以外にも生活習慣や癖で反張膝になりやすい方もいます。以下のような特徴がある方は注意が必要です。

  • お尻を突き出した姿勢が癖になっている人
  • 骨盤が前に突き出た姿勢が癖になっている人
  • 子どものころに体操やバレエを経験した人
  • ヒールをよく履く人
  • 筋力が弱い人
  • 過去に膝の怪我や手術をした人

バレエや体操など柔軟性も求められるスポーツの過度なストレッチが原因で反張膝になることもあります。また、ヒールのある靴は安定させようと膝を伸ばす立ち方になり膝に負担をかけてしまいます。

反張膝の主な治療法|それぞれの原因にアプローチした治療を

画像

反張膝は放っておくと痛みが生じてきたり、姿勢不良によるさまざまな弊害を発生させます。反張膝は無症状の場合も多く気づきにくいですが、症状にあった治療をしていく必要があります。

症状にあった装具療法

反張膝の治療には反張膝の原因である、足関節機能を装具で補助し後ろに反っている状態を矯正していく装具療法が用いられます。

膝が思うように曲がらず、転倒の危険性や日常生活に支障がある場合は安全のためにも装具療法がおすすめです。

装具には膝に装着するものや、足の裏からふくらはぎに欠けて装着するもの、足首に装着するものなどさまざまなものがあります。反張膝の程度や症状によって適切な装具を選びましょう。

参考:J-stage「反張膝分析と治療法」

症状軽減のためのリハビリ

反張膝のリハビリは主に、筋力トレーニングやストレッチを行います。太ももの全体の筋肉を強化し、膝を安定させるためのトレーニングや、適切な膝の動きを促進するためのストレッチが主に行われます。

リハビリは反張膝の症状を軽減し、再発を防ぐためにも大切です。また、日常生活での膝の使い方や正しい姿勢などの指導を行う場合もあります。専門家のもとで適切なリハビリを行うことで反張膝の早期治療の可能性が高くなります。

反張膝の原因は毎日の習慣にあるかも?自分でできる反張膝の対策

画像

反張膝は遺伝や怪我、病気が関係することもありますが、生活習慣が原因で起こることも少なくありません。日々の習慣を見直し、膝への負担を軽減することが反張膝改善の一歩となります。

体重移動を意識する

反張膝の特徴として足の指が浮き、かかと荷重の傾向があります。かかと荷重のままだと膝を過度に伸ばし、骨盤を前に傾けて支えようとします。

歩行時も体重の移動を意識しながらゆっくりと歩いてみましょう。まずはかかとから地面に着地し、その後足全体で地面を捉えるようにしましょう。反張膝の方は歩行時もつま先に体重が乗りにくい傾向があるので体重移動を意識しながら正しい歩き方を身につけましょう。

正しい立ち方を意識する

第一に見直してもらいたのが「立ち姿勢」です。お尻を突き出すような立ち方や骨盤が前にでるような立ち方は膝への負担も大きくなります。まずは正しい立ち方を身につけましょう。

<立つときに意識するポイント>

  1. 肩の真上に耳が来るようにする
  2. 天井から糸でつられているようなイメージで背筋をの伸ばす
  3. お腹はひっこめて、お尻は締める

鏡を見ながら正しい立ち姿勢ができているか確認してみてください。

また、仕事でヒールを毎日履く方は「通勤中は靴を履き替える」「休日は履かない」など頻度を控えて膝への負担を軽減する工夫をしましょう。

まとめ|反張膝の原因

反張膝の原因として以下のことが考えられます。

  • 遺伝
  • 筋力低下
  • 筋肉や靭帯の柔軟性
  • 過去の病気やケガ

また、脳卒中で片麻痺なると反張膝の原因となる症状があらわれやすくなるので、結果として反張膝を患うことも多いです。反張膝が女性に多くみられる原因として、もともとの筋力の弱さに加え、ヒールを履くなどの生活習慣も考えられるでしょう。

反張膝は放っておくと膝の痛みや反り腰の原因にもなり、新たな疾患を生じる可能性も高いです。自分で対策を行いながら、症状がひどい場合は治療やリハビリの相談をしてください。

  • facebookでシェア
  • Xでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご相談・お問い合わせ

初めてでも大丈夫です。
改善の一歩は無料体験から始まります。

お電話はこちらから

03-6869-0323

[受付時間]9:00~18:00(土日祝を除く)

×

体験プログラム 0

改善の一歩は無料体験から始まります

×

受付中

あなたの症状、お悩みをお聞かせください

[受付時間]平日9:00~18:00