NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 後十字靭帯損傷で膝が崩れる恐怖|彼が草野球復帰を叶えた方法

後十字靭帯損傷で膝が崩れる恐怖|彼が草野球復帰を叶えた方法

後十字靭帯損傷で膝が崩れる恐怖|彼が草野球復帰を叶えた方法

「ガクッ」

草野球の試合中、右脚に力を入れた瞬間。膝が崩れるような不安定さ。大事な守備の場面なのに、思い切ったプレーができない。

「チームに迷惑をかけている…」

40代の彼。週末の草野球が何よりの楽しみだった。ポジションはサード。でも、後十字靭帯損傷の後遺症が、彼のプレーを制限していた。

転倒や交通事故などで起こる「後十字靭帯損傷(こうじゅうじじんたいそんしょう)」は、スポーツをする人にとってその後のスポーツ人生を左右するほどの重大なケガです。膝の可動域が制限されたり、激痛が走ったり…病院でのリハビリで日常生活に支障ない程度まで回復しても、大好きなスポーツが制限されるのは寂しいものです。

しかし、自費訪問リハビリは病院でのリハビリ後でも受けることができます。この記事では、自費訪問リハビリで大好きなスポーツをするまでに回復し男性を紹介します。

後十字靭帯損傷とは|治療方法とリハビリ後も残る不安

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突然訪れるケガ|事故や転倒で起こる後十字靭帯損傷

後十字靭帯損傷とは、膝関節にある後十字靭帯を損傷するケガです。

運動などで起こるケガではありません。ほとんどが事故や転倒によって膝を強く打った場合に発生します。脛骨が押し込まれ、靭帯が損傷するのです。

雨の日に滑って転倒。膝から地面に突く。車の衝突事故。ダッシュボードに膝を強打。階段から転落。膝を階段の角に打ちつける。

予期せぬ瞬間。激痛が走る。「やってしまった…」その瞬間、多くの人が自分のスポーツ人生を心配します。

保存治療で日常生活には戻れるが…

受傷時は膝に激しい痛みを感じますが、一部損傷の場合は3週間ほどで症状が和らいでいきます。しかし、動かすたびに不安定感を感じるなどの症状が残る場合が多いです。

後十字靭帯損傷は、多くの場合保存治療を行います。手術をすることはまれです。テーピングや装具などで膝を固定し、リハビリなどで可動域の回復を試みます。

多くの場合が病院でのリハビリで日常生活に支障のない程度まで回復しますが、アスリートなどスポーツをしている人にはそれ以上のリハビリが必要です。

「日常生活には支障ない」医師はそう言った。確かに、歩ける。階段も上れる。仕事にも復帰できた。

でも、スポーツは?

全力でダッシュできるのか。急な方向転換ができるのか。ジャンプして着地できるのか。守備で素早く動けるのか。

病院のリハビリは、「日常生活への復帰」が目標。「スポーツへの復帰」は、その先にある。

「ガクッ」と落ちる恐怖|リハビリ後も残る不安定感

また、リハビリ後でも膝の不安感が残り、いきなり膝が「ガクッ」と落ちるような症状が出る方もいます。歩く際に不安になり、歩くのが怖くなる患者さんもいるようです。

普通に歩いている。突然「ガクッ」。膝が崩れそうになる。慌てて手すりを掴む。

階段を降りている。「ガクッ」。バランスを崩す。転びそうになる。

スポーツをしている。軸足に力を入れる。「ガクッ」。思い切ったプレーができない。

この不安感。この恐怖。それが、スポーツを楽しめなくさせる。それが、人生の楽しみを奪っていく。

40代男性の後十字靭帯損傷|草野球復帰への挑戦

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週末の楽しみが奪われた日

40代男性の彼は、週末に草野球をするのが楽しみでした。ポジションはサードです。

平日は仕事。でも、週末の草野球を思えば頑張れる。チームメイトとの笑い声。プレーの後のビール。それが、彼の生きがいだった。

しかし、雨の日に転倒し右膝を突いて後十字靭帯損傷を受傷してしまいました。

雨の日。駅からの帰り道。濡れたマンホール。足を滑らせた。体が傾く。右膝から地面へ。「バキッ」という音。激痛。

「やってしまった…草野球、できなくなるのか…」救急車の中で、彼はそう思った。

日常生活には戻れたが、草野球には戻れない

病院で診てもらいましたが幸いにも手術は必要ないとのことで、保存療法を選択。病院でのリハビリに通って日常生活には問題ない程度にまで回復しました。

3ヶ月のリハビリ。週に2回、病院に通った。可動域訓練。筋力トレーニング。痛みは和らいだ。歩けるようになった。仕事にも復帰できた。

「これで大丈夫ですね」医師はそう言った。「日常生活には問題ないでしょう」

でも、彼の心には、まだ不安が残っていた。「草野球は?」

「ガクッ」という恐怖が支配する

その後草野球にも復帰しましたが、右膝の不安はプレー中に起こりました。

久しぶりのグラウンド。久しぶりのユニフォーム。久しぶりのチームメイトとの再会。嬉しかった。でも、不安もあった。

彼はサードで、プレー中は右脚を軸足にすることが多いです。しかし、右脚に力をいれるとガクッと来るような不安定さを感じるようになります。

三塁線の打球。右へダッシュ。右脚で踏ん張る。その瞬間「ガクッ」。膝が崩れそうになる。打球を取り損ねる。

特に大事な守備の際には膝の不安感から思い切ったプレーができず、チームに迷惑をかけることも。

試合の大事な場面。ランナーが出ている。次の打球が来たらどうしよう。右に来たら、追えるだろうか。膝が崩れたら、どうしよう。

不安が、プレーを鈍らせる。迷いが、反応を遅らせる。

チームメイトは優しかった。「気にするなよ」「無理しないで」でも、それがまた辛かった。迷惑をかけている。足を引っ張っている。

「思い切り草野球を楽しみたい」決意の瞬間

でも、彼は諦めたくなかった。

思い切り草野球を楽しみたい!という強い思いから、彼は自費訪問リハビリを受けることにしました。

「このままじゃ、嫌だ」「思い切りプレーしたい」「チームに貢献したい」「また、心から草野球を楽しみたい」

その想いが、彼を動かした。

専門的なトレーニングと正しい体の使い方

自費訪問リハビリで受けたアドバイスを元に、彼は専用のトレーニングを始めます。

最初のリハビリの日。スタッフは彼の動きを細かくチェックした。歩き方。階段の上り方。片足立ちのバランス。そして、野球の動作。

「右膝だけに負担がかかっていますね」「全身の筋力が不足しています」「体の使い方を変えれば、膝への負担を減らせます」

スタッフの分析は的確だった。そして、具体的なプログラムを提示してくれた。

ハードでしたが器具を使わないトレーニング方法も教えてもらい、自分で継続してトレーニングに打ち込めるようになりました。

片足スクワット。プランク。バランスボールを使った体幹トレーニング。自宅でできる。器具がなくてもできる。毎日、続けられる。

また、基礎的な筋力トレーニングだけではなく、右膝に負担のかからない正しい身体の使い方や動き方を指導してもらい、むしろ前よりも動きに自信が持てるようにまでなりました。

守備位置での構え方。打球への入り方。送球するときの体重移動。一つ一つの動作を、丁寧に指導してもらった。

「こう動けば、右膝への負担が減ります」「全身で力を分散させるんです」「この動き、練習してみてください」

練習した。何度も何度も練習した。体が覚えるまで。無意識にできるまで。

ケガ前以上のパフォーマンス

そして、変化が訪れた。

右脚に力を入れても、「ガクッ」と来ない。膝が安定している。思い切ったプレーができる。三塁線の打球に飛びつける。送球が力強い。

チームの若い人たちにはまだまだ負けないぞ、と彼は事故前よりも草野球にいっそう打ち込めるように意識が変わりました。

「おっ、動けてるじゃん!」チームメイトが声をかけてくれた。「前より良くなってない?」「そうだろ!」彼は笑顔で答えた。

草野球が、また楽しくなった。不安がない。恐怖がない。思い切りプレーできる。チームに貢献できる。

プレーの後のビール。それが、また格別に美味しくなった。

自費訪問リハビリの効果|スポーツリハビリテーションという選択

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「病院のリハビリが終わったら、後は自力で」という孤独

後十字靭帯損傷など、大好きなスポーツに関わるケガをすると多くの方は不安になります。しかし、その頃には病院でのリハビリが終わっていることも多く、後は自力でなんとかするしかないと考える患者さんも多いです。

「日常生活には問題ありません。リハビリは終了です」医師にそう言われる。

でも、スポーツは?「それは、様子を見ながら自分で判断してください」

自分で判断?どうやって?何をすればいい?どんなトレーニングが必要?いつから全力でプレーしていい?

分からない。不安だ。でも、もう病院には通えない。リハビリは終了だから。

そんな孤独を感じている人は、とても多いのです。

あなたの目標に合わせた「スポーツリハビリテーション」

そんな状況でも、自費訪問リハビリを選択することによって一人で悩まなくても良くなります。自費訪問リハビリの内容は利用者様の目標に合わせて組まれます。今回の場合は「スポーツリハビリテーション」というカテゴリにあたります。

スポーツリハビリテーション。それは、単なる筋力トレーニングではありません。

あなたがプレーするスポーツ。あなたのポジション。あなたの動き。そのすべてを考慮した、専門的なリハビリ。

彼は「右膝への不安感なく草野球をしたい」という目標がありました。それに合わせ、全身の筋肉量を増やしたり、右膝だけに負担がかからないような動き方をするなどのプログラムを実行します。

草野球のサード。右脚が軸足。三塁線の打球に飛びつく。素早い送球。その動作を分析し、必要な筋力を特定し、正しい体の使い方を指導する。

それが、スポーツリハビリテーションなのです。

年齢は関係ない|あなたに合わせた目標設定

プログラムに年齢は関係ありません。利用者様の年齢や身体の状況に合わせた目標設定を行います。

40代だから無理?いいえ、そんなことはありません。

50代でも、60代でも。適切なリハビリとトレーニングを行えば、スポーツに復帰できる。むしろ、ケガ前以上のパフォーマンスを発揮できる。

スポーツに復帰したいなど、それぞれに合わせた目標を徐々に積み重ねることで、パフォーマンスの向上だけでなく自信の回復にも繋がります。

小さな目標から。まず、痛みなく歩けるようになる。次に、ジョギングできるようになる。そして、ダッシュできるようになる。最後に、全力でプレーできるようになる。

一歩ずつ。確実に。そして、気づいたら、目標を達成している。自信も、取り戻している。

参考:阪奈中央リハビリテーション専門学校「スポーツリハビリテーションにおける理学療法士の強み」

よくある質問

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Q:後十字靭帯損傷は手術が必要ですか?

A:ほとんどの場合、手術は必要ありません。保存療法(テーピングや装具で固定)とリハビリで日常生活に復帰できます。ただし、スポーツ復帰にはさらなるリハビリが必要です。

Q:病院のリハビリが終わった後、スポーツ復帰はどうすればいいですか?

A:自費訪問リハビリのスポーツリハビリテーションがおすすめです。病院のリハビリは日常生活への復帰が目標ですが、スポーツ復帰にはそれ以上の専門的なリハビリが必要です。

Q:リハビリ後も膝の不安定感が残るのはなぜですか?

A:後十字靭帯損傷後は、膝の不安定感や「ガクッ」と落ちる症状が残ることがあります。全身の筋力強化と正しい体の使い方を習得することで、この不安定感を軽減できます。

Q:40代でもスポーツ復帰できますか?

A:はい、年齢は関係ありません。適切なリハビリとトレーニングを行えば、40代、50代でもスポーツに復帰できます。今回の男性のように、ケガ前以上のパフォーマンスも可能です。

Q:自費訪問リハビリではどんなトレーニングをしますか?

A:利用者様の目標に合わせたプログラムを組みます。筋力トレーニング、正しい体の使い方の指導、スポーツ動作の分析など。器具を使わない自宅でできるトレーニングも教えます。

Q:スポーツリハビリテーションとは何ですか?

A:スポーツへの復帰を目的とした専門的なリハビリです。あなたのスポーツ、ポジション、動作を考慮した、オーダーメイドのプログラムを実行します。

Q:どのくらいの期間でスポーツ復帰できますか?

A:個人差がありますが、数ヶ月から半年程度が目安です。今回の男性のように、継続的なトレーニングと正しい体の使い方の習得により、確実にスポーツ復帰が可能です。

Q:ケガ前以上のパフォーマンスは本当に可能ですか?

A:はい、可能です。全身の筋力強化と正しい体の使い方を習得することで、ケガ前よりも動きに自信が持てるようになります。今回の男性がそれを証明しています。

最後に

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後十字靭帯損傷はほとんどが手術が必要なく、保存療法と病院でのリハビリで日常生活に復帰できるケガです。しかし、スポーツに復帰するにはさらなるリハビリが必要になります。

40代の彼は、週末の草野球が何よりの楽しみでした。ポジションはサード。でも、雨の日の転倒で右膝を突き、後十字靭帯損傷を受傷してしまいました。

病院でのリハビリで日常生活には戻れました。草野球にも復帰しました。でも、右脚に力を入れると「ガクッ」と来るような不安定さ。特に大事な守備の際には膝の不安感から思い切ったプレーができず、チームに迷惑をかけることも。

「思い切り草野球を楽しみたい!」その強い思いから、彼は自費訪問リハビリを受けることにしました。

自費訪問リハビリで受けたアドバイスを元に、専用のトレーニングを開始。ハードでしたが器具を使わないトレーニング方法も教えてもらい、自分で継続してトレーニングに打ち込めるようになりました。

また、基礎的な筋力トレーニングだけではなく、右膝に負担のかからない正しい身体の使い方や動き方を指導してもらい、むしろ前よりも動きに自信が持てるようにまでなりました。

チームの若い人たちにはまだまだ負けないぞ、と彼は事故前よりも草野球にいっそう打ち込めるように意識が変わりました。

自費訪問リハビリは、スポーツをまたできるようになりたいという方にもご利用いただけます。ケガをする前以上のパフォーマンスを発揮することも可能です。

後十字靭帯損傷など、大好きなスポーツに関わるケガ。病院でのリハビリが終わっても、スポーツ復帰に不安を感じている方。自費訪問リハビリのスポーツリハビリテーションなら、一人で悩まなくても良くなります。

利用者様がケガ前の人生の楽しみを取り戻し、むしろプラスになるようなお手伝いをさせていただいております。

「ガクッ」という恐怖から、「まだまだ負けない」という自信へ。彼の変化が、それを証明しています。

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