NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 脳梗塞による麻痺はリハビリへの意識が大切!機能回復を停滞させないための取り組みを紹介

脳梗塞による麻痺はリハビリへの意識が大切!機能回復を停滞させないための取り組みを紹介

脳梗塞による麻痺はリハビリへの意識が大切!機能回復を停滞させないための取り組みを紹介

脳梗塞による麻痺を経験した家族を持つ方々は、「どうしたら効果的に回復をサポートできるのか」という疑問や不安を抱えています。リハビリの過程や、どのようにして患者さんのモチベーションを維持し、日常生活に取り入れていけば良いのかについての具体的な方法を求めていることが多いです。

今回は、脳梗塞による麻痺からの回復過程でリハビリの成功に必要な要素と、家族や周囲の人々のサポートの価値についてお伝えします。患者さん自身やその家族が、回復への道のりをより明確に、そして希望を持って歩めるようになることを目指しましょう。

【回復曲線】脳梗塞発症後…麻痺に対するリハビリの重要性を理解しよう

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脳梗塞による麻痺は突然に人の生活を変えることがあります。でも、その後の「回復曲線」は、リハビリによって大きく変えることが可能です。脳梗塞の麻痺に対するリハビリの重要性について、簡単に解説していきます。

3段階の回復過程を理解しよう

脳梗塞からの回復は、主に三つの段階、「急性期」、「回復期」、「維持期」に分かれます。それぞれの段階では、患者さんの状態に合わせたリハビリが必要です。

・急性期のリハビリ

脳梗塞直後の初期の段階です。急性期の時期には、症状の安定化とともに基本的なリハビリを行い、体の機能を少しでも早く回復させるための基礎を築きます。床ずれの予防や肺炎のリスクを低減するための適切な体位変換、基本的な運動機能の維持などです。

・回復期のリハビリ

回復期に入ると、より集中的なリハビリが行われます。回復期のリハビリ段階で、患者さんは徐々に力を取り戻し、日常生活での動きが少しずつ改善されるでしょう。歩行訓練、バランス訓練、日常生活の練習などが行われます。

・維持期のリハビリ

最終的に維持期に入ると、得た回復を保持し、さらに向上させるためのリハビリが重要になります。継続は力なり、という言葉がピッタリくる段階です。家庭での運動プログラムや地域のリハビリ施設での定期的な会合または自費での訪問リハビリサービスの利用などを考えてみましょう。

6カ月以降の壁は本当に崩せないのか?

脳梗塞の麻痺の回復に関しては、発症から6カ月以内に回復の効果が得られやすいという見解が一般的でした。しかし、6カ月を過ぎた後も、リハビリの効果は依然として期待できます。

脳神経の可塑性と損傷した部位の周囲にある神経細胞の再編成能力は、維持期でも続き、発症から時間が経過しても、機能の改善が可能です。再編成のペースは時間の経過とともに変わるかもしれませんが、回復の潜在能力は続きます。

参考:脳梗塞リハビリLAB・脳梗塞の後遺症はどこまで回復するの?リハビリによる効果はどのくらい?

脳梗塞による麻痺に対するリハビリは「意識」が大切!3つのポイント

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脳梗塞による麻痺のリハビリでは、ただ漠然と療法を受けるのではなく、意識的に取り組むことが非常に重要です。3つのポイントを心がけることで、リハビリの成果を最大限に引き出せるでしょう。

①麻痺に対するリハビリだけでなく!

脳梗塞による麻痺のリハビリでは、麻痺部分の機能回復に注目しがちですが、全身のバランスを整えることも同様に重要です。麻痺していない側の手足も積極的に動かし、筋力を維持することで、麻痺の改善度合いに関わらず行動範囲を広げることができます。

また、麻痺は患者さんに不安を与えてしまいますが、残された身体能力を最大限に活用することで前向きなリハビリにつながるでしょう。

②リハビリがしやすい環境設定を行う

脳梗塞による麻痺のリハビリを成功させるためには、患者さんが毎日の生活の中でリハビリをスムーズに行えるように、退院後の自宅をリハビリに適した環境にすることも大切です。

床の段差を解消する、手すりを設置する、滑りにくい床材に変更するなど、患者さんが自宅での活動を安心して行えるような改修を行うことで、患者さんが自立した日常生活を取り戻せることでしょう。

参考:【専門家監修】脳梗塞の回復を促すには|後遺症を軽くするリハビリ方法を期間別に紹介

③半年を超えて維持期に入っても前向きに

半年を超えて維持期に入った後も、前向きな姿勢を保ち続けることも大切です。リハビリを漫然と行うだけでは、効果が出ているかどうかが分かりにくくなります。

そのため、リハビリの効果を適宜チェックし、効果を実感する機会を設けることが重要です。たとえ麻痺が残っていても、できることが多いことを知ると、その後の人生に前向きな気持ちになれるでしょう。

機能回復を停滞させないためにも!今からでも遅くない!取り組むべきこと

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脳梗塞による麻痺からの回復は、時に遅く感じることがありますが、重要なのは諦めずに続けることです。機能回復のために今からでも取り組むべきことや、日常生活復帰への回復を加速させる方法を紹介しましょう。

脳梗塞の麻痺はリハビリを粘り強く

脳梗塞による麻痺のリハビリには、忍耐力が必要となります。リハビリの開始時期が遅れても、決して遅すぎるということではなく、始めたら粘り強く続けることが大切です。

リハビリは短期間での劇的な変化を期待するものではなく、長期的な取り組みをします。時間をかけてゆっくりと、確実にリハビリに取り組むことが、回復への道を開くでしょう。

前向きなイメージを持って取り組もう

リハビリの成果を最大限に引き出すためには、前向きな心持ちが重要です。自分自身の回復に対する良いイメージを持つことは、モチベーションを保ち、リハビリへの取り組みを前向きな気持ちで出来るでしょう。

また、明確な目標を設定し、目標に向けて日々の努力を続けることで、困難なリハビリの過程での大きな支えとなります。

自費訪問リハビリという選択肢

脳梗塞の麻痺のリハビリには様々な形態がありますが、自宅でのリハビリも1つの効果的な選択肢です。特に、通院が困難な場合や、より個別化されたリハビリを希望する場合には、自費訪問リハビリが適しています。

訪問リハビリは、患者さんの自宅に専門のリハビリスタッフが訪れ、個別に合わせたリハビリプログラムを提供してくれます。自宅でのリハビリは、患者さんにとって快適な環境と、日常生活に密接に関連した形でリハビリを行うことが可能です。

​脳梗塞による麻痺のリハビリ成功には家族や周囲のサポートが大切!

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脳梗塞による麻痺の回復過程で、患者さん自身の努力はもちろん、家族や周囲のサポートが不可欠です。リハビリの成功は、患者さんを取り巻く環境に大きく依存します。家族や周囲のサポートの重要性と、リハビリ成功にどのような働きがあるか探ってみましょう。

家族の理解と協力の必要性

脳梗塞による麻痺を経験すると、日常生活の多くの側面が変わります。患者さんだけでなく、家族にも影響するため、家族の理解と協力はリハビリの過程で重要です。家族が患者さんの状態を理解し、日常生活での必要な支援を提供できるようになることが、回復への大きな一歩となります。

サポートグループやコミュニティの活用

サポートグループや地域コミュニティに参加することで、患者さんは同じような経験を持つ人々と交流し、役立つ情報を共有することができます。他のメンバーの経験や成功事例から学び、モチベーションを高められるでしょう。

家族は他の家族との交流を通じて、ケアの方法やストレス管理、患者さんのサポートに関するアドバイスを得ることができます。サポートグループは精神的な支えとなり、孤立感を軽減し、回復過程で家族や患者さんが直面する困難に共感し、サポートしてもらえることが可能です。

まとめ

脳梗塞による麻痺の回復には、長期的なリハビリと継続的な努力が不可欠です。回復過程を理解し、それぞれの段階に合わせたリハビリを行うこと、リハビリが行いやすい環境を整えること、そして長期にわたっても諦めずに取り組む前向きな気持ちが大切となります。

また、自費訪問リハビリのような選択肢なども検討し、自分に合ったリハビリ方法を見つけていくことが重要です。リハビリは一過性のものではなく、日々の生活の中でコツコツと続けることが回復への道を開くでしょう。

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