【後十字靭帯損傷リハビリ】40代・男性〜スポーツへの支障を無くすためのステップとは
2022.08.30
転倒や交通事故などで起こる「後十字靭帯損傷」は、スポーツをする人にとってその後のスポーツ人生を左右するほどの重大なケガです。
膝の可動域が制限されたり、激痛が走ったり…病院でのリハビリで日常生活に支障ない程度まで回復しても、大好きなスポーツが制限されるのは寂しいものです。
しかし、自費訪問リハビリは病院でのリハビリ後でも受けることができます。この記事では、自費訪問リハビリで大好きなスポーツをするまでに回復した40代男性の例を紹介します。
後十字靭帯損傷とは…治療方法やリハビリ後も残る痛みとは
後十字靭帯損傷とは、膝関節にある後十字靭帯を損傷するケガです。運動などで起こるケガではありません。ほとんどが事故や転倒によって膝を強く打った場合に発生します。脛骨が押し込まれ、靭帯が損傷するのです。
受傷時は膝に激しい痛みを感じますが、一部損傷の場合は3週間ほどで症状が和らいでいきます。しかし、動かすたびに不安定感を感じるなどの症状が残る場合が多いです。
後十字靭帯損傷は、多くの場合保存治療を行います。手術をすることはまれです。テーピングや装具などで膝を固定し、リハビリなどで可動域の回復を試みます。多くの場合が病院でのリハビリで日常生活に支障のない程度まで回復しますが、アスリートなどスポーツをしている人にはそれ以上のリハビリが必要です。
また、リハビリ後でも膝の不安感が残り、いきなり膝が「ガクッ」と落ちるような症状が出る方もいます。歩く際に不安になり、歩くのが怖くなる患者さんもいるようです。
40代男性・後十字靭帯損傷後の問題と自費訪問治療の効果
40代男性のAさんは、週末に草野球をするのが楽しみでした。ポジションはサードです。しかし、雨の日に転倒し右膝を突いて後十字靭帯損傷を受傷してしまいました。
病院で診てもらいましたが幸いにも手術は必要ないとのことで、保存療法を選択。病院でのリハビリに通って日常生活には問題ない程度にまで回復しました。
その後草野球にも復帰しましたが、右膝の不安はプレー中に起こりました。Aさんはサードで、プレー中は右脚を軸足にすることが多いです。しかし、右脚に力をいれるとガクッと来るような不安定さを感じるようになります。
特に大事な守備の際には膝の不安感から思い切ったプレーができず、チームに迷惑をかけることも。思い切り草野球を楽しみたい!という強い思いから、Aさんは自費訪問リハビリを受けることにしました。
自費訪問リハビリで受けたアドバイスを元に、Aさんは専用のトレーニングを始めます。ハードでしたが器具を使わないトレーニング方法も教えてもらい、自分で継続してトレーニングに打ち込めるようになりました。
また、基礎的な筋力トレーニングだけではなく、右膝に負担のかからない正しい身体の使い方や動き方を指導してもらい、むしろ前よりも動きに自信が持てるようにまでなりました。
チームの若い人たちにはまだまだ負けないぞ、とAさんは事故前よりも草野球にいっそう打ち込めるように意識が変わりました。
目的を持って自費訪問リハビリを選択することの重要性
後十字靭帯損傷など、大好きなスポーツに関わるケガをすると多くの方は不安になります。しかし、その頃には病院でのリハビリが終わっていることも多く、後は自力でなんとかするしかないと考える患者さんも多いです。
そんな状況でも、自費訪問リハビリを選択することによって一人で悩まなくても良くなります。自費訪問リハビリの内容は利用者様の目標に合わせて組まれます。今回の場合は「スポーツリハビリテーション」というカテゴリにあたります。
Aさんは「右膝への不安感なく草野球をしたい」という目標がありました。それに合わせ、全身の筋肉量を増やしたり、右膝だけに負担がかからないような動き方をするなどのプログラムを実行します。
プログラムに年齢は関係ありません。利用者様の年齢や身体の状況に合わせた目標設定を行います。スポーツに復帰したいなど、それぞれに合わせた目標を徐々に積み重ねることで、パフォーマンスの向上だけでなく自信の回復にも繋がります。
参考:阪奈中央リハビリテーション専門学校「スポーツリハビリテーションにおける理学療法士の強み」
まとめ
後十字靭帯損傷はほとんどが手術が必要なく、保存療法と病院でのリハビリで日常生活に復帰できるケガです。しかし、スポーツに復帰するにはさらなるリハビリが必要になります。
自費訪問リハビリは、スポーツをまたできるようになりたいという方にもご利用いただけます。ケガをする前以上のパフォーマンスを発揮することも可能です。
利用者様がケガ前の人生の楽しみを取り戻し、むしろプラスになるようなお手伝いをさせていただいております。