【圧迫骨折リハビリ】骨折を患った70代男性・自費訪問リハビリで生活の質が向上
2022.08.29
圧迫骨折とは背骨に圧が加わると背骨が骨折することで、加齢で骨が脆くなると誰でも起こりうるケガです。圧迫骨折後は腰痛や日常動作の不便さが残る場合があり、継続的なリハビリが必要です。
自費訪問リハビリはリハビリの期間や頻度などを自由に設定できるため、利用者の満足が行くまでご利用いただけます。圧迫骨折のリハビリがどのようなものかを実際の利用者の声も交えてご紹介します。
圧迫骨折後に利用できるサービスや自分でできる運動療法とは
圧迫骨折は退院後もリハビリが必要な方が多いですが、整形外科関連のケガのリハビリで医療保険が使えるのは150日までと決まっています。その後にリハビリを継続したい場合は、介護保険を利用したリハビリまたは自費訪問リハビリを受けます。
しかし、介護保険の申請は荷が重いという方や自分でリハビリを行いたい方もいらっしゃるでしょう。
- 腕を前に伸ばした状態から少し上に上げる運動(体幹の柔軟性を保つため)
- 股関節をゆっくり曲げ伸ばしする運動(股関節の周りの筋肉を柔軟にするため)
圧迫骨折後の維持期はこのような運動を毎日家で行うと良いでしょう。しかし、自分で行うと方法がマンネリ化しやすかったり、できた感覚がつかめず、焦りやイライラ、不安に繋がってしまう方も多いです。ネガティブな感情が続くとリハビリが継続できない状態になってしまいます。
圧迫骨折を患った70代男性は自費訪問リハビリで心身ともに楽に
圧迫骨折を患った70代のAさん(男性)は、
「リハビリは年寄り扱いされそう」
という思いからご自分で体を動かそうと思っていました。しかし、いつも腰の痛みに悩まされ、また転ぶかもしれないと思うとなかなか動けずにいました。自分で行うエクササイズを行っても良くなっていると実感できずにイライラし、精神的に負のループにはまってしまいました。
リハビリが思うように行っていない様子をみたAさんの奥さんが、自費訪問リハビリを勧めてくれたことがきっかけでAさんは自費訪問リハビリを開始しました。
Aさんはリハビリというと按摩やマッサージ、歩く練習をするイメージでした。しかし、実際に自費訪問リハビリを受けるとリハビリスタッフに
「痛みがなくなったらどうしたいですか?」
「歩けたら何をして楽しみますか?」
と聞かれ、驚いたようです。理由は自分のリハビリの目標を決定するところから始めるという積極的なリハビリだったからです。目標が主体的に決められたことで、Aさんのモチベーションが上がって、リハビリに前向きに取り組めるようになりました。その結果、精神的にも安定し、
「1人でできないことでも誰かとならできるのではないか」
と思えるようになったようです。実際にリハビリを続けた結果、杖を使って歩けるようになり、奥さんのためにゴミ捨ても1人でできるようになりました。さらに、今後はご飯を外に食べにいきたいという目標があるそうです。
このように、自費訪問リハビリを継続していただいた結果、体の機能だけでなく精神的な機能、さらには生活の質が向上した方もいらっしゃいます。
自費訪問リハビリでは生活の中で具体的な目標を設定できます
自費訪問リハビリは、今後の生活がイメージしやすい自宅で行えるメリットがあります。個別のリハビリなので、利用者の生活の中で困っていることや今後どんな生活を送りたいかに焦点を当てて、目標の設定、リハビリが実施できます。
リハビリのときは、リハビリスタッフが前向きな言葉がけと実際にできることを示す声かけを行うと利用者のやる気がアップするという研究結果もあります。
退院後にどんな運動を行えば良いのかわからない方や日常動作のしやすい方法がわからない方でも、自費訪問リハビリでは定期的なアドバイスをお伝えできます。お一人お一人に合わせたお話ができるため、体の機能が向上したのが実感しやすく、精神的にもポジティブになる方が多いです。
参考:専門リハビリ第3巻「リハビリテーションにおける患者様への効果的な声かけについて」
まとめ
圧迫骨折後は腰痛や日常動作のしにくさに悩まされる方が多く、継続的なリハビリを行うことが大切です。自費訪問リハビリでは、利用者が希望される頻度でリハビリを行い、個別の目標設定が可能です。
腰痛や運動が思い通りにならない不安やイライラなど精神的にネガティブになっている利用者でも、日常生活に即した目標を立てるとリハビリに意欲的になる場合もあります。ご自分の希望の生活を叶えるために自費訪問リハビリを利用するのも1つの方法です。