NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 脳出血から10年後の身体機能回復|彼女が自費訪問リハビリで叶えた夢

脳出血から10年後の身体機能回復|彼女が自費訪問リハビリで叶えた夢

脳出血から10年後の身体機能回復|彼女が自費訪問リハビリで叶えた夢

「10年も経っているのに、今さら…」

家族の心配そうな声。医師の「大きな改善は難しいでしょう」という言葉。

でも、60代の彼女は決意した。「このままでは楽しくないまま人生が終わってしまう」

10年前の脳出血。右半身の麻痺。右足は自分で動かすのがやっと。右手は全く動かない。ベッドから自力で起き上がることすら、できなかった。

脳出血や脳梗塞など脳血管系の病気は後遺症が重い場合が多く、入院中のリハビリでは思ったような改善ができない場合があります。でも、自費訪問リハビリでは好きな頻度のリハビリを自宅で受けることができます。

脳出血の発症から10年経っても、自費訪問リハビリで機能が回復した60代の女性。彼女が「友達と食事に行く」という目標を叶えるまでの事例を紹介します。

脳出血後のリハビリの現状|180日の壁とその後

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180日という制約と介護保険の現実

脳出血後の医療保険が使えるリハビリの期間は最大で180日です。180日。約6ヶ月。その後にリハビリを受けたい場合は、介護保険や自費訪問リハビリを利用します。

介護保険を利用したリハビリの場合は、費用負担が少ないです。でも、老人保健施設などでは専門のリハビリスタッフがいない施設もあるのが現状です。理学療法士や作業療法士がいない。代わりに、看護師や介護士が対応する。

そのような施設でのリハビリの内容は集団で体操をしたり、レクリエーションが多く、体の機能の維持を目標とする場合が多いです。10人、20人が一つの部屋に集まる。みんなで音楽に合わせて体操。「維持」が目標。「向上」ではなく。

さらに、介護保険を利用する場合は手続きに1ヶ月以上かかる場合もあり、退院後はリハビリを受けずにそのまま生活されている方も多いです。退院の日。「頑張ってください」と見送られる。でも、介護保険の申請から認定まで、数週間から1ヶ月以上。その間、リハビリは受けられない。せっかく入院中に続けてきたのに。そのまま諦めてしまう人も少なくないのです。

自費訪問リハビリという選択肢

自費訪問リハビリは業者との直接契約なので、面倒な手続きがなく、回数や頻度もご自分に合わせて調整ができます。介護保険の申請を待つ必要がない。連絡すれば、すぐに始められる。週1回でも、週3回でも。自分の体調や目標に合わせて、自由に決められる。

自分の目標とするところまで達成したあとはリハビリを終了しても良いですし、さらに目標がある場合はいつまでも継続ができます。「車椅子に乗れるようになる」を達成したら、終わり。それも一つの選択。でも、「次は歩けるようになりたい」と新しい目標を持ったら、続ければいい。その自由がある。

脳出血から10年後に挑戦|自費訪問リハビリで叶った夢

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10年間、諦めていた彼女

60代の彼女は、10年前に脳出血を患いました。右片麻痺が残りました。右足は自分で動かすのがやっとで、右手は全く動かず、ベッドから自力で起き上がれませんでした。

10年間。「もう良くならない」「これが私の人生」そう自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしていた。でも、心のどこかで。本当は。「友達と話したい」「友達と食事に行きたい」「また、笑いながら過ごしたい」その想いが、消えずに残っていた。

決意の瞬間

ある日、彼女は決意しました。

「このままでは楽しくないまま人生が終わってしまう」「楽しく生活を送りたい」「少しでも何かできるようになりたい」

家族は心配した。「10年も経っているのに、今さら…」でも、彼女の決意は固かった。「私、やってみたい」と思い、自費訪問リハビリを受ける決意をしました。

「車椅子に乗れれば食事に行ける」希望の言葉

彼女の夢は友達と話をしたり、食事に行くことでした。シンプルな夢。でも、右半身が麻痺している彼女にとっては、遠い夢。

リハビリスタッフに車椅子に乗ることができれば食事が可能と教えてもらい、「自分も友達と食事に行くことができるのでは」と希望を持ち始めました。

10年間、遠い夢だと思っていたこと。それが、もしかしたら叶うかもしれない。その可能性を、初めて感じた瞬間でした。

一歩ずつ、課題をクリアしていく

その後、友達と食事に行くために必要なことがどんどんと明らかになり、1つずつ課題をこなしていきました。

友達と食事に行く。そのためには何が必要か。ベッドから起き上がれること。車椅子に移乗できること。車椅子を自分で動かせること。外出できる体力。公共のトイレが使えること。

最初のリハビリ。ベッドから起き上がる練習。体を横に向ける。足をベッドの端に下ろす。手で体を支えながら、起き上がる。何度も失敗した。スタッフが支えてくれる。「焦らなくていいですよ。少しずつです」

1週間後。少しだけ、起き上がりやすくなった。1ヶ月後。自分の力で、起き上がれるようになった。「できた…!」その喜び。それが、次への原動力になった。

次は車椅子への移乗。これも何度も練習した。何度も失敗した。でも、諦めなかった。

その結果、自力で車椅子に移動し、友達と食事に行けるようになりました。

友達と食事に行けた日。彼女は泣いた。10年ぶりに、友達と一緒にレストランで食事をした。笑いながら、話をした。「美味しいね」と言いながら、料理を食べた。「諦めなくて良かった」心の底から、そう思った。

新しい夢「旅行に行きたい」

でも、彼女の夢は、そこで終わらなかった。

1つの夢を叶えたあとは、「旅行に行く」ことを新たな夢とし、人生を楽しむために現在でも自費訪問リハビリを利用して歩行訓練を行っています。

「次は、旅行に行きたい」車椅子でも行けるかもしれない。でも、できれば歩いて行きたい。温泉に入りたい。景色を見たい。その新しい夢に向かって、彼女は今も、リハビリを続けています。

自費訪問リハビリの特徴|利用者の目標に合わせたリハビリが可能

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「10年経ったらもう無理」は本当か?

脳出血後10年経っていると、少しの機能回復や維持しかできないと思っている方も多いかもしれません。医師にも言われたかもしれない。「発症から時間が経っているので、大きな改善は難しいでしょう」本人も諦めていたかもしれない。「今さら、何をしても…」

でも、それは本当でしょうか?

しかし、脳には可塑性(かそせい)といって変化に対応する力があります。そのため、適切な方法でリハビリを続けると、彼女のようにできないと思っていた動作や行動ができる方もいらっしゃいます。

可塑性。脳が環境や経験に応じて、構造や機能を変化させる能力。この能力は、年齢に関わらず、脳が持っている。10年経っていても、諦める必要はない。適切な方法で、適切なリハビリを続ければ、変化は起こる。彼女が、それを証明してくれました。

あなただけのリハビリプログラム

自費訪問リハビリは個別で行うため、利用者の生活の目標に合わせてリハビリプログラムを実行できます。集団リハビリでは、みんな同じメニュー。あなたの目標は、考慮されない。でも、自費訪問リハビリは違う。あなたの目標が、すべての出発点。

彼女のように「友達と話したい」「友達と食事に行きたい」という具体的な目標がある場合は、その目標に近づくためにステップアップしていける小さな目標を段階的に立てていきます。

大きな目標:友達と食事に行く

そのために必要な小さな目標:

  • ベッドから自力で起き上がる
  • 車椅子に移乗する
  • 外出できる体力をつける
  • 公共のトイレを利用できるようにする

彼女の場合は、友達と食事に行くためには「外出できる体力をつける」「公共のトイレを利用できるようにする」などの細かい目標を立てました。1つずつできることが積み上がっていくと、利用者自信の回復やモチベーションアップにもつながります。

「できた!」という小さな成功体験。それが、次への原動力になる。そして、気づいたら、大きな夢を叶えている。それが、自費訪問リハビリの力なのです。

よくある質問

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Q:脳出血から何年経っても回復できますか?

A:はい、可能性はあります。脳には可塑性という変化に対応する力があり、適切なリハビリを続けることで、今回の60代女性のように10年後でも機能回復が期待できます。

Q:医療保険のリハビリ期間180日が終わったらどうすればいいですか?

A:介護保険を利用したリハビリ、または自費訪問リハビリを利用できます。介護保険は費用負担が少ないですが、自費訪問リハビリは個別対応で目標設定が柔軟です。

Q:介護保険のリハビリと自費訪問リハビリの違いは?

A:介護保険のリハビリは集団体操やレクリエーションが多く、機能維持が目標です。自費訪問リハビリは個別対応で、機能向上や具体的な生活目標に向けたプログラムが組めます。

Q:自費訪問リハビリはすぐに始められますか?

A:利用者様との直接契約なので面倒な手続きがなく、すぐに始められます。介護保険のような申請や認定を待つ必要がありません。

Q:リハビリの頻度や時間は自由に決められますか?

A:はい、回数や頻度も自分に合わせて調整できます。週1回でも週3回でも、体調や目標に応じて柔軟に設定可能です。

Q:目標を達成したらリハビリは終了ですか?

A:目標達成後は終了してもいいですし、新たな目標を設定して継続することもできます。今回の女性のように「食事に行く」を達成後、「旅行に行く」という新しい目標に向けて続けられます。

Q:具体的にどんな目標設定ができますか?

A:「友達と食事に行きたい」「旅行に行きたい」など、あなたの生活に基づいた具体的な目標を設定できます。その大きな目標に向けて、小さな目標を段階的に立てていきます。

Q:脳の可塑性(かそせい)とは何ですか?

A:脳が環境や経験に応じて構造や機能を変化させる能力です。この能力があるため、年齢や発症からの期間に関わらず、適切なリハビリで機能回復が期待できます。

最後に

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脳出血のリハビリは受傷から180日まで受けられ、その後にリハビリを受けたい場合は、介護保険のリハビリサービスや自費訪問リハビリを利用します。介護保険のリハビリは費用負担が少ないですが、集団で体操をしたり、レクリエーションが多く、体の機能の維持を目標とする場合が多いです。

彼女は、10年前に脳出血を患いました。右足は自分で動かすのがやっと。右手は全く動かない。ベッドから自力で起き上がれませんでした。

でも、彼女は諦めなかった。「このままでは楽しくないまま人生が終わってしまう」「楽しく生活を送りたい」「少しでも何かできるようになりたい」と思い、自費訪問リハビリを受ける決意をしました。

彼女の夢は友達と話をしたり、食事に行くことでした。リハビリスタッフに車椅子に乗ることができれば食事が可能と教えてもらい、「自分も友達と食事に行くことができるのでは」と希望を持ち始めました。

その後、友達と食事に行くために必要なことがどんどんと明らかになり、1つずつ課題をこなしていきました。その結果、自力で車椅子に移動し、友達と食事に行けるようになりました。

1つの夢を叶えたあとは、「旅行に行く」ことを新たな夢とし、人生を楽しむために現在でも自費訪問リハビリを利用して歩行訓練を行っています。

自費訪問リハビリでは、個別で行うため利用者に合わせた目標を立てることができます。利用者の生活の幅を広げるための目標を一緒に探し、それに向かってアプローチをしていきます。

脳には可塑性(かそせい)といって変化に対応する力があります。そのため、適切な方法でリハビリを続けると、彼女のようにできないと思っていた動作や行動ができる方もいらっしゃいます。

脳出血の発症から10年経っていても、利用者の人生が楽しくなるようなお手伝いをさせていただいております。

「10年経ったから、もう無理」そう諦めないでください。彼女が証明してくれたように、夢を叶えることは、いつからでもできるのです。

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