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廃用症候群におけるリハビリの役割とは|原因や症状もあわせて解説

2022.10.25

廃用(はいよう)症候群?と聞き慣れない方もまだまだ多いのではないでしょうか。

現在、廃用症候群を予防するために、入院中や介護業界では「できるだけ体を動かす」ということが当たり前になっています。

廃用症候群は、病気やケガなどの治療で、長期間にわたり安静状態の継続や活動性低下により、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状で二次的障害を指します。

主に、高齢者や寝たきりの方がなりやすく、別名「生活不活発病」とも呼ばれ、誰でも患う可能性のある疾患です。患ってしまった場合には、早期のリハビリがとても大切です。

そこでこの記事では、廃用症候群におけるリハビリの役割について解説します。廃用症候群は、一度患ってしまうと改善しづらい疾患といわれていますので、リハビリでできる予防や改善方法を見てみましょう。

廃用症候群になったらリハビリが大切!なってしまう原因と症状とは?

618010 1 - 廃用症候群におけるリハビリの役割とは|原因や症状もあわせて解説

廃用症候群は、誰にでも患う可能性があり、1度患ってしまうと改善しづらいという気難しい一面を持っていますまた、廃用症候群は、適切な対処で予防することができると言われている二次的障害です。

そこでまずは、廃用症候群になってしまう原因や症状を知ることで、早期発見がしやすく、予防策も見えきますよ。

廃用症候群になってしまう原因

廃用症候群の原因として、次の3つがあげられます。

・過度な安静状態

病気やけがによる活動性の低下や、認知症や精神的な病気を患ってしまい、ベッドで寝て過ごす時間が長くなることが原因です。例えば、骨折してギプスで固定した状態から、数か月後にギプスを外してみたら、思うように体が動かないなど、体を一定期間、動かさない状態が続くと、廃用症候群のリスクを高めます。

・筋力低下

寝たままの状態が1週間続くと、約10%~20%の筋力が失われると言われています。高齢者の多くは、身体能力の衰えから筋力低下の進みが早いので、注意が必要です。

日頃から、筋肉量の維持を心がけるために、運動を取り入れると予防につながります。

・高齢者における環境

高齢者の周囲の環境も、廃用症候群のリスクを高めます。例えば、住環境や過度な介護で運動の機会を奪ってしまい、筋力低下を招いてしまう場合もあります。高齢者を取り巻く環境により、廃用症候群を進行させることがありますので、注意しましょう。

廃用症候群で現れる症状

廃用症候群では多岐にわたる症状が現れます。一番わかりやすい症状として、筋肉や骨、関節などの運動器への障害です。例えば、関節の動きが鈍くなる、骨密度が減り骨折しやすくなる、筋肉の働きが弱くなるなどの症状が現れます。

また、運動器だけでなく、全身にも症状は及びます。

急に立ち上がるとふらつく「起立性低血圧」や、排尿障害や便秘、認知機能低下や精神状態の変化なども現れることがあります。

廃用症候群におけるリハビリの役割とリハビリのポイント

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廃用症候群に対するリハビリの役割として、予防と改善が重要とされています。適切な対処で予防することができる廃用症候群の改善は、逆に難しい一面がありますので、廃用症候群になってしまった場合には、早期なリハビリが改善への第一歩になります。

リハビリが果たすべき役割

廃用症候群でリハビリが果たすべき役割には、予防と改善の2つがあります。それぞれで大切なポイントを紹介しましょう。

【役割①】予防

・運動の機会をつくる

予防で最も大切なことは、体を動かすことです。可能であれば散歩がおすすめですが、高齢者の場合は、歩行や起き上がりの動作などの活動が低下しやすい傾向にあります。そのため、できる限り下肢を動かす運動を取り入れるようにしましょう。ベッド上でできる運動として、足首を動かす、脚の上げ下げなどがおすすめです。

・日常でできることはする

治療を必要とする疾患によって、安静を余儀なくされている状況でできる予防法として、日常でできることをするように継続しましょう。例えば、寝ている時間を減らして、座ってみたり、歯磨きや洗濯物を畳んだりするのもいいでしょう。

【役割②】改善

・やる気のサポート

寝たきりの状態が続いたり、精神的な疾患で精神機能の低下を引き起こしている場合、うつ症状や認知症などの症状が現れる場合があります。周囲が言葉かけをおこなったり、話を聞くなどのコミュニケーションを取ることは、社会的役割を見つけるきっかけにもなりますので、精神的なケアをすることは、改善につながります。

・環境整備

リハビリをするにも環境を整えることが必要です。日常動作の中でおこなえるリハビリとして、立ち上がる、座る、歩くの基本動作をするにも、転倒予防にも効果的です。例えば、立ち上がりやすくするために、ベッドの高さを調節したり、ベッドのマットレスを低反発にして、床ずれを予防するのも環境整備につながります。自宅でリハビリができるような環境作りは、本人や介助者を考慮した環境作りが大切です。

リハビリをおこなう際のポイント

リハビリをおこなう際の役割や環境作りができたら、リハビリのポイントを予習しておきましょう。

運動機能向上にも役立つ関節可動域の訓練や、レクリエーションなど楽しみながらおこなうリハビリも効果が期待できます。リハビリは、地味で退屈だと感じる場面があると思いますが、前向きな気持ちでリハビリがおこなえると、通常以上の効果を実感したり、目標達成しやすくなりますよ。

廃用症候群のリハビリには自費訪問リハビリがおすすめな理由

廃用症候群 1 1024x679 - 廃用症候群におけるリハビリの役割とは|原因や症状もあわせて解説

廃用症候群には、早期なリハビリが大切。予防や改善の役割を担うリハビリは、本人のやる気のサポートや、目標やゴールをしっかりと共有し、取り組んで行くことが重要です。

時間や期間の制限がなく利用可能

完全オーダーメイドでリハビリ内容の設定ができます。リハビリは集中型で取り組むとより効果が実感できるのでおすすめです。時間や期間の制限もないため、焦ることなくじっくりと目標に向けてのリハビリをおこなうことができます。

リラックスしながらリハビリが可能

自宅に直接訪問してくれるので、他の人の視線を気にしたり、周りの人と比べてしまったりすることなく、自分の目標に向かい真剣にリハビリをおこなうことができます。変に気を張らずにリハビリをおこなえるのは、メリットといえるでしょう。

わたしたちネクストステップスは、東京23区内メインでリハビリ利用ができ、自費訪問リハビリ専門の熱心なスタッフがサポートします。目標設定に向けたヒアリングや、機器を使わずに体の正しい使い方をレクチャーを細かくおこない、専任担当制で自分に合ったリハビリを二人三脚で取り組みます。

まとめ

廃用症候群は、過度な安静状態や筋力低下が原因で、多岐にわたる症状が全身に現れてしまいます。そのため、寝ている時間を短くして、できる限り体を動かすことが予防につながります。

また、廃用症候群は、一度患ってしまうと改善には時間がかかってしまう傾向にあります。もしも、患ってしまった場合には、早期リハビリをおこなうことが大切です。関節の動きや筋力低下を感じた場合には、適切なリハビリができる自費訪問リハビリを利用するといいでしょう。

自費訪問リハビリでは、廃用症候群の予防や改善に向けて、自分に合ったリハビリ内容や目標設定を一緒にしてくれます。専任のスタッフと目標を共有することで、回復に向けた体作りができますよ。

執筆監修 佐々木 寛時

執筆監修 佐々木 寛時

1993年 岩手県盛岡市生まれ。
2015年4月 理学療法士 国家資格取得
2015年4月~2019年 回復期リハビリテーション病院
2020年1月~2022年6月 訪問看護リハビリステーション
2022年7月 自費リハビリ ネクストステップス 設立

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