オンラインリハビリで簡単にセカンドオピニオンを受ける方法【専門家のアドバイス】
リハビリと言えば、専門家が直接動きや体の状態を確認しながら行うのが一般的です。でも、最近では病院に行かなくても、自宅で簡単にできるオンラインリハビリを利用する人が増えています。
また、オンラインリハビリはセカンドオピニオンとしても活用できるのが魅力のひとつです。セカンドオピニオンとは、別の専門家の意見を聞くことです。
今のリハビリに疑問や不満がある人、セカンドオピニオンを考えている人は、ぜひオンラインリハビリを参考にしてみてください。新しい方法で、リハビリをより効果的に進めることができるかもしれません。
目次
オンラインリハビリとは何?セカンドオピニオンに利用できるのか
リハビリと聞くと対面で行うイメージが強いですが、オンラインでのリハビリも行われています。その名の通り、ネットを通じて専門家の指導を受けられるのが特徴です。
そんなオンラインリハビリは、セカンドオピニオンとしても利用できます。現在のリハビリに違和感を感じている方は、手軽に利用できるオンラインリハビリを検討してみましょう。
リハビリのセカンドオピニオンを受ける必要性
リハビリのセカンドオピニオンは、別の意見を聞き選択肢を広げるためにも積極的に取り入れることがおすすめです。また、主治医に聞きにくかったことも医師が変わるだけで聞きやすくなることもあります。
病気や治療方針に関する理解を深めるためにも、セカンドオピニオンを利用してみましょう。
オンラインリハビリの内容
オンラインリハビリは、PC・タブレットなどを利用し、自宅でもリハビリを受けることができます。外出する必要がなく、自分のペースで進めることができるのが特徴です。
以下の2種類があります。
- リアルタイム型:リアルタイムで指導を受けられる
- オンデマンド型:あらかじめ録画されたものを視聴する
ご自身にあった方法を選択してください。
セカンドオピニオンとしての利用方法
セカンドオピニオンを利用する際は、主治医に相談してからセカンドオピニオンを受けたい病院に問い合わせ、必要書類を確認しましょう。
オンラインの場合、必要書類を郵送しなければいけないケースもあります。また、現在の病院とセカンドオピニオンを受ける病院との連携が必要になるため、事前の確認が大切です。
当日はスムーズな診療にするためにも、ネット環境が安定している場所で行いましょう。
参考:関西医科大学附属病院「オンライン・セカンドオピニオン外来」
オンラインリハビリでセカンドオピニオンを受ける魅力と注意点
オンラインリハビリにはさまざまな魅力があります。また、オンラインに抵抗がある方でも手軽に利用できるため、セカンドオピニオンにおすすめです。
ただし、理解しておくべき注意点もありますので確認しておきましょう。
外出せずに受けられる
オンラインリハビリでのセカンドオピニオンは、自宅で気軽に受けることができます。
体力の問題でリハビリに通うことができない方などにおすすめです。また、「自宅に他人が入ってほしくない」という方でも利用しやすいサービスとなっています。
複雑な手続きが必要ない
オンラインと聞くと手続きが難しそうと思う方もいるかもしれませんが、複雑な手続きは必要ありません。
主治医と相談し、セカンドオピニオンを希望する病院や事業所に予約を入れるだけです。病院によっては、書類の郵送が必要になるケースもあります。
予約当日は指定された方法でオンライン診療を受けましょう。
体に触れるリハビリはできない
オンラインリハビリは、直接会うことができないので体に触れる補助などを受けられないデメリットがあります。
例えば、特殊な機器を使用する場合や筋肉や関節の動きを直接確認するなどです。症状によってはオンラインリハビリではできない可能性があることも理解しておいてください。
参考:マイナビコメディカル「オンライン理学療法の注意点は?リハビリの意義と対面の違い」
オンラインリハビリでセカンドオピニオンをするための準備
セカンドオピニオンを受ける際、思い立った時にすぐに受けられるわけではありません。主治医に相談し書類を揃えるなど、いくつか準備することがあります。
オンライン通話ができる環境を整えたり、書類の送付などが必要になるため、早めに準備しておきましょう。
現在のリハビリ状況を確認する
セカンドオピニオンは、面談時間が30分〜1時間と限られた時間で行われ、治療行為ではないため原則として全額自己負担となります。
有意義な時間にするためにも、何に疑問を感じていてどんな不満や不安があるのかなど、現在のリハビリ状況の確認は大切です。
オンラインリハビリサービスの探し方
オンラインリハビリサービスをセカンドオピニオンとして活用する際は、オンラインセカンドピニオンを採用している病院・事業所を利用しましょう。
希望する病院・事業所でオンラインリハビリサービスを行っていない可能性もあります。予め問い合わせなどをして確認しておいてください。
ビデオ通話ができる環境を整える
オンラインリハビリを行うためには、PCやタブレットなどでビデオ通話ができる環境を整えておきましょう。
これらの機器は、専門家と繋がるために必ず必要となります。通話だけでなくビデオ通話ができることで、動きや状態をみてもらいながらより良い指導を受けることが可能です。
スムーズにリハビリを受けられるように、ビデオ通話ができる機器と安定したインターネット環境を準備しましょう。
まとめ|オンラインリハビリのセカンドオピニオン
オンラインリハビリは、自宅で手軽に行えるリハビリの方法です。また、セカンドオピニオンとして利用することもおすすめです。ビデオ機能がついているパソコンやタブレットを使うことで、簡単にリハビリを始められます。
セカンドオピニオンとしてオンラインリハビリを利用する場合、まず希望する病院がオンラインリハビリを提供しているか確認しましょう。また、必要な書類の共有方法についても事前に確認しておくことが大切です。オンラインでは体に触れるリハビリができないため、自分の症状がオンラインで対応可能かどうかを確認することも重要です。
オンラインリハビリは、ビデオ通話ができる機器と安定したインターネット環境があれば、誰でも簡単に始めることができます。
今のリハビリに違和感を感じている人は、ぜひセカンドオピニオンとしてオンラインリハビリを試してみてください。新しい方法で、リハビリをもっと効果的に進めることができるかもしれません。