自宅でリハビリをしているときにも、セカンドオピニオンが役立つことがあります。セカンドオピニオンとは、今の担当医やリハビリの先生とは別の専門家に意見を聞くことです。これにより、リハビリについての理解が深まり、選択肢も増えるため、おすすめです。

自宅リハビリは、自分の家でリハビリができるので、病院や施設に通う必要がなく、移動の手間もなくてとても便利です。しかし、一人でリハビリを続けていると、「このやり方で本当に合っているのかな？」と不安に思うこともあるかもしれません。回復のスピードが遅いと感じたり、治療の選択が正しいのか心配になることもあります。

そんなとき、セカンドオピニオンを受けることで、新しいアドバイスや情報を得ることができ、不安を解消することができます。別の専門家に相談することで、今のリハビリ方法が自分に合っているのか、他にもっと良い方法があるのかを知ることができます。

今回は、自宅リハビリでセカンドオピニオンを受けるメリットや、どのように受ければよいかを解説します。自分に合ったリハビリを見つけて、安心して回復に向かっていきましょう。

自宅リハビリでも受けるべき？セカンドオピニオンとは

自宅リハビリに不安や疑問を感じているならセカンドオピニオンを検討しましょう。リハビリにおけるセカンドオピニオンについて解説します。

セカンドオピニオンとは

医療現場でよく知られるセカンドオピニオンとは、担当医とは別の医療機関で治療について意見を聞くことを言います。

セカンドオピニオンを聞くことによって、誤診を回避できたり、新たな治療法を提案されることもあります。他の医師からの意見を聞くことで、納得できる治療法を選ぶことができるのです。

セカンドオピニオンを受ける際には紹介状や既往歴が必要な事が多いため、担当医に相談してから受ける必要があります。

セカンドオピニオンはやりづらい？

セカンドオピニオンを受けることを担当医はよく思わないのではないかと気になる方もいるかもしれません。セカンドオピニオンは転院したり、主治医を変える目的で行うわけではありません。

セカンドオピニオンを受けることで今の治療が最良だったと気づく場合もあります。セカンドオピニオンは患者さん自身が納得した治療を受けるために行うものです。

リハビリのセカンドオピニオンとは

リハビリにおけるセカンドオピニオンは、医療ほど知られてはいませんが存在します。

リハビリは機能回復や維持、生活の質を改善するために欠かせないものです。長期に及ぶこともあるため、納得したリハビリを選ぶことは大切です。

• 「今のリハビリが物足りない…」
• 「他のリハビリ治療を知りたい」

このような方はリハビリのセカンドオピニオンを受けることで、不安や疑問を解決する糸口になるでしょう。

自宅リハビリでセカンドオピニオンを受けるメリット

自宅リハビリでセカンドオピニオンを受けることは患者さんにとってさまざまなメリットがあります。セカンドオピニオンを受けるか悩んでいる方はメリットを確認して自分に必要か検討してみましょう。

客観的な意見をもらえる

今の自宅リハビリに対する客観的な意見をもらうことで、リハビリの方針や適性を確認できます。

• 「今のリハビリが自分に合っているのか」
• 「他のリハビリ方法はあるのか」

など、今のリハビリに悩んだり、迷ったりしている場合は、客観的な意見をもらうことで治療の妥当性を確認でき、納得して治療を受けられるでしょう。

また、今の自宅リハビリとは異なるリハビリ方法を得ることが多いこともメリットです。

病気や治療への理解が深まる

セカンドオピニオンを受けることで、病気やリハビリ治療への理解が深まることも大きな利点です。

今のリハビリを担当セラピストとは別の角度から意見をもらうことで、症状やリハビリ内容を改めて確認することができます。

もし、担当セラピストと同様の意見であったとしても、今のリハビリに対する信頼性が増し、納得してリハビリに取り組めます。

ただし、今のリハビリについて理解していないと、セカンドオピニオンを受けても混乱してしまうかもしれません。今の自宅リハビリを理解した上でセカンドオピニオンを受けるようにしましょう。

選択肢が広がる

セカンドオピニオンの大きな目的は患者さん自身が納得のいくリハビリを選ぶことです。

担当セラピストとは違うリハビリを提案されたとしても、選択肢を広げるきっかけとなります。さまざまなリハビリの中から、患者さんが主体となってリハビリを選び、取り組むことがとても大切です。

リハビリの選択肢を増やすことによって、自分にとって何がベストか考え、選ぶことが可能になるのです。そのためにも、この先どのような事ができるようになりたいか、具体的な目標を伝えることも重要になります。セカンドオピニオンを受ける前に、目標をしっかり伝えられるように考えておきましょう。

自宅リハビリでセカンドオピニオンを考えるなら

自宅リハビリでセカンドオピニオンを受ける際は施設を選ぶだけでなく、サービス形態も選ぶことができます。どのような環境でなにを求めるかを考えながらセカンドオピニオン先を選びましょう。

訪問から通院も検討

もし、訪問リハビリに不安や疑問があるなら、通院や外来リハビリも検討しましょう。また、リハビリの回数や時間の制限に不満があるなら自費リハビリもおすすめです。現在の自宅リハビリの何に不安や疑問があるのかを明確にすることが大切です。

また、リハビリは同じ症状の患者さんでも効果がでるリハビリが異なります。通院で、他の患者さんと切磋琢磨するのが向いている方もいますし、訪問でマイペースに取り組むことが向いている人もいます。患者さん自身のライフスタイルや性格も考慮して、選ぶとよいでしょう。

オンラインリハビリという選択も

オンラインリハビリとは、スマホやパソコン、タブレットを用いて遠隔で自宅リハビリを受けられるサービスです。

家の近くに通院ができる施設がない方や、自宅に人をいれたくない方におすすめです。場所に左右されない自由度の高いリハビリとなります。

また、通院や訪問の手間がなく、実績のあるセラピストが遠隔で適格な指導を行ってくれるため、効率よくリハビリに取り組むことができます。

まとめ｜自宅リハビリでもセカンドオピニオンを活用しよう

自宅でリハビリを続けていると、「この方法で本当に良いのかな？」と不安や不満を感じることがあるかもしれません。そんなときに役立つのが、リハビリのセカンドオピニオンです。

セカンドオピニオンとは、今の担当医やセラピストとは別の専門家に意見を聞くことです。もし新しい先生が現在の担当医と同じ意見だった場合でも、病気やリハビリについての理解が深まり、より自信を持って自宅リハビリに取り組むことができます。

一方で、セカンドオピニオンが違う意見を持っている場合は、新しい選択肢が増え、自分が納得できるリハビリ方法を選ぶことができるでしょう。 最近では、自宅リハビリのサービスや方法も増えてきています。

自分に合ったリハビリを見つけるために、セカンドオピニオンを検討してみてはいかがでしょうか。患者さん自身が満足のいくリハビリを選ぶことが大切です。 不安を解消し、自信を持ってリハビリに取り組むことで、回復への道がよりスムーズになるでしょう。