みなさんは、脳卒中のリハビリについてこんな疑問を持ったことはありませんか？

「退院してからでも脳卒中のリハビリって効果あるの？」

「リハビリは期限が過ぎて受けられないと言われたけど、どこかで専門家のリハビリって受けられるの？」

このコラムは、脳卒中の後遺症でリハビリに悩んでいる人たちのためのものです。実は、医療保険では脳卒中のリハビリは180日間と期限が決まっています。でも、その期間内に思うように回復できない人も多いでしょう。

そんなときでも、あきらめないでください！介護サービスを利用したり、自費でリハビリを受ければ、専門家の治療を続けることができます。 180日を過ぎても、後遺症が良くなることもあるのです。

リハビリを続けたいと思っている人は、ぜひこのコラムを参考にしてみてください。

脳卒中後もリハビリが効果的！専門家の治療を受けるべき理由は？

脳卒中の後遺症は、180日過ぎると回復が鈍化すると言われていますが、リハビリを継続することで改善が見られるケースもあります。専門家によるリハビリを受けることで、脳の中で新たな神経回路が作られ、できなかった動きができるようになることも。専門家の元でリハビリを受けるべき理由を解説します。

脳卒中の後遺症は脳神経の専門的知識が必要

脳卒中の後遺症に対するリハビリは「脳卒中の専門的な知識」が必要不可欠です。例えば、脳卒中の後遺症で脚にうまく力が入らない時に、ジムで筋トレをしても症状は改善しません。

なぜなら、脚に力が入らない理由は「筋力低下」ではなく、「脳の機能低下」が背景にあるからです。

脳に問題があるのに、脚を鍛えても問題が解決できないのは想像できますよね？以上のことからも、脳卒中の後遺症を改善するためには、脳神経の専門知識を持ったセラピストの元で治療を受けるべきと言えるでしょう。

脳卒中後遺症のリハビリはどこで受けられるの？介護サービスと自費診療

「脳卒中の後遺症に対するリハビリを受けたいけど、期限切れでどこもリハビリをやってくれない」そんな悩みを抱える「リハビリ難民」がいるのも事実です。

しかし、介護サービスや、自費診療の施設を利用することで専門職によるリハビリを受けることができます。それぞれのメリットなどを理解しておきましょう。

介護サービスを利用する方法

医療保険のリハビリ期限が切れても、介護認定を受けることで介護保険を利用したリハビリを受けることができます。介護保険を利用したリハビリサービスは、「通所リハビリ」と「訪問リハビリ」に分けられます。

通所リハビリは、病院や介護施設で、集団リハビリや個別リハビリを行うのが特徴です。

訪問リハビリは、理学療法士などの専門職が直接自宅に出向き、リハビリを行います。

どちらのサービスを利用するかは、主治医や、担当ケアマネージャーとの相談で決まります。自分のニーズに合わせたサービスを利用するようにしましょう。どちらも介護保険を利用するので、自己負担が少ないことも特徴の一つです。

自費診療を利用する方法

脳卒中の後遺症に対して、保険適応外のリハビリを提供している事業所もあります。保険適応外となると心配になる人もいると思いますが、自費診療を行う人の中には、優れた技術と、高い知識を持ち合わせたセラピストも存在します。

正直、見極め方は難しいですが、１回試してみることをおすすめします。試してみて、値段にあった価値を感じれば、継続したリハビリを行うといいでしょう。

しかし、保険適応外なので1回あたりの治療費が高くなるデメリットがあります。金銭面の負担も考慮しながら、治療の継続を考えるようにしましょう。

脳卒中の後遺症を改善するために必要な心構え…｜家族との関わりは？

脳卒中後のリハビリは、専門職による治療も重要ですが、患者のモチベーションが高いという事も大事な項目です。やる気があれば、リハビリの結果も変わってくるのは簡単に想像できますよね？モチベーションを高く維持するには、本人と周囲の家族の心構えが大事になるので、順に解説します。

患者自身がモチベーションを高く保つ

脳卒中の後遺症を改善するために、モチベーションを高く保つ必要があります。

なぜなら、モチベーションを高く保つことで、専門家の治療効果を最大限に引き出すことができるからです。

せっかくリハビリを受けても悲観的だと思うような結果が出ないのは想像できますよね？

脳卒中後は、目に見える変化を感じづらいと思いますが、少なからず小さな変化は生じます。

小さな変化を感じながら、リハビリに対するモチベーションを保つようにしましょう。

家族の関わりで患者のモチベーションを保つ

脳卒中後のリハビリは劇的な変化が見られるわけではありません。患者本人が苦しむ場面もたくさん見ることになるでしょう。

そこで支えになるのが家族の存在です。

周囲が脳卒中の後遺症について理解し、気持ちを共感するのが大事なことです。脳の病気は複雑で周りには理解できない事が多いと思いますが、患者本人のメンタルを上手にケアできるように立ち回りましょう。

家族が脳卒中に対する理解を深めることも、気持ちに寄り添う第一歩です。

まとめ｜脳卒中後・リハビリを専門家に受ける意味

脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳にダメージを与える病気です。その結果、手足がうまく動かせなくなったり、言葉が出にくくなったりします。

でも、専門家のリハビリを受けることで、脳卒中後も症状が良くなることがあります。 脳の神経は通常、180日（約6か月）を過ぎると回復がゆっくりになると言われています。しかし、リハビリを続けることで、体の機能が改善し、生活が楽しくなる人もいます。

脳の病気は症状がとても複雑なので、自己流で運動すると逆に悪くなることもあります。たとえば、間違った方法で体を動かすと、ケガをしたり症状がひどくなったりするかもしれません。

だからこそ、介護サービスや自費診療などのリハビリを利用し、脳卒中後のリハビリは専門家のもとで続けることが大切です。 専門家は一人ひとりに合ったリハビリの方法を教えてくれます。

もし家族や友だちが脳卒中で困っていたら、リハビリの大切さを伝えてあげましょう。