リハビリ進行状況は専門家に相談しよう!不安を解消して効果アップ!
リハビリを受けていると、
「リハビリの進み具合は順調なのかな…」
「リハビリはいつまで続くのか、不安だな…」
と感じることがあるかもしれません。そんなときは、専門家に相談しましょう。 不安を抱えたままリハビリを続けても、効果が出にくく、つらくなってしまうかもしれません。
リハビリの進み具合は、目に見えて良くなっていると感じるときもあれば、なかなか変化が感じられない「停滞期」もあります。 そのため、自分や家族だけで判断するのは難しいことがあります。
今回は、リハビリの進み具合を専門家に相談することの大切さや、そのメリットについてお話しします。
目次
【リハビリ】進行状況がわからない!相談が大切な理由
リハビリが順調な場合はあまり気にならないかもしれませんが、リハビリ進行状況を確認することはリハビリを安全に取り組むためにも重要です。相談することの大切さを知るためにもリハビリの注意点を確認しましょう。
リハビリの進行状況の判断基準
リハビリの進行状況を確認するためには障害をおった箇所を常に確認する必要があります。関節の動きや筋肉の状態がどのくらい回復したかを知っておくためです。
また、リハビリの進行状況を把握し、安全に取り組むためには、患部の回復以外にも以下の点に気を付けなければなりません。
- 疼痛の程度や筋肉の緊張度
- 健常部位との比較
- バイタルサインの変化
- メンタルの安定性
さまざまな要素を考えながらリハビリの進行状況を確認し、今後のリハビリを再検討していくのです。
痛みを伴うリハビリは注意
リハビリは多少の痛みが伴うことはありますが、リハビリが辛くなるほどの痛みは要注意です。その場合はリハビリが適切でない可能性があります。
痛みの感覚は本人にしかわからないので、痛みが強すぎる場合は主治医や担当セラピストに相談しましょう。相談せずに無理して続けてしまうと、他の場所を痛めてしまうなど新たなケガに繋がることもあります。
適切なリハビリを行うためにも、リハビリ時やリハビリ後の痛みがどのようなものかを具体的に伝えられるようにしましょう。
リハビリのやり過ぎも危険
リハビリの開始直後や、比較的体力がある方はリハビリを頑張りすぎてしまう傾向があります。リハビリは頑張ったら頑張った分だけ早く回復するわけではありません。
患者さんの心身の状態や、障害部位の回復具合に合わせて適切なリハビリを行なわなければ、十分なリハビリ効果を得られない可能性もあります。
一人で無理をして頑張るのではなく、リハビリ専門家と相談しながら最適なリハビリを考えることが回復への近道となるのです。
効果も上がる?リハビリ進行状況を専門家に相談するメリット
リハビリ進行状況を専門家に相談することで、リハビリの効果があがる可能性があります。リハビリの進行状況を相談することで得られるメリットについて解説します。
予後を想像できる
リハビリの進行状況を確認し、ケガや病気の回復具合や評価の結果をもとに予後予測が行われます。予後予測はリハビリを円滑に進めるために重要な過程です。
患者さんが今後どのような経過を辿るのか予測することで、より良いリハビリを提供することができます。今のリハビリを続けることで、予後がどうなるかを患者さん自身が想像し、理解することで目標に向かってリハビリに取り組むことができるようになるでしょう。
リハビリに意欲的に取り組める
リハビリの進行状況を理解することで不安が解消され、リハビリに意欲的に取り組めるようになります。
患者さん本人がリハビリに意欲的に取り組むことはさまざまな研究の観点からも重要視されています。最近では患者さんのリハビリに対する意欲や頑張りが運動機能の回復に役立つと脳科学的にも証明されました。
リハビリの不安を解消し、意欲的に取り組めるようになるのは大きなメリットとなるでしょう。
信頼関係と築ける
リハビリの進行状況を主治医や担当セラピストに相談することで、信頼関係を強くする可能性もあります。
セラピストと信頼関係が築けていないと気になることを伝えられずに、リハビリに不安や不満を抱えたまま取り組むことになります。そうなるとリハビリの時間が苦痛に感じるかもしれません。
セラピストと信頼関係が築けるようになると、些細な事でも話しやすくなり、リハビリにリラックスして取り組めるようになるでしょう。
リハビリの進行状況に不安…相談できる場所を探しておこう
リハビリの進行状況に不安や疑問を抱えたままでは、リハビリの効果も期待できません。相談できる相手を見つけておくことで、リハビリにスムーズに取り組めるようになります。
まずは主治医や担当セラピストに
まずは主治医や担当セラピストに相談してみることがおすすめです。主治医や担当セラピストは今までの病歴やリハビリの経過、患者さんの心身の状態をよく理解しています。
リハビリの進行状況を確認するには、それらの情報が必要不可欠です。今までの患者さんの心身の状態やリハビリの進行具合をよく知る主治医やセラピストに相談することでスムーズに解決策を見いだせるでしょう。
セカンドオピニオンも選択肢の1つ
もし、主治医や担当セラピストに相談しても問題解決できなければセカンドオピニオンを検討してみるのもおすすめです。
セカンドオピニオンとは、主治医や担当セラピスト以外の専門家にリハビリ治療についての意見を求めることです。第三者の意見を聞き入れることで今のリハビリへの理解が深まるきっかけにもなります。
リハビリの進行状況が気になったり、リハビリを再検討したりする場合はセカンドオピニオンも選択肢に入れておくと良いでしょう。
まとめ|リハビリの進行状況は専門家に相談しよう
リハビリテーション(リハビリ)を受けているとき、進み具合に不安や不満を感じることがあるかもしれません。そんなときは、自分だけで解決しようとせずに、専門家に相談しましょう。
リハビリに対する不安は、リハビリのやり方を変えたり、周りの人に理解してもらったりすることで、軽くすることができます。 もしリハビリがつらいと感じたり、不安に思ったりしていると、リハビリの効果も思ったより出にくくなってしまいます。
少しでもリハビリの進み具合や取り組み方に疑問を持ったら、主治医や担当のセラピストなどの専門家に相談しましょう。 自分にとって最適なリハビリを見つけるためにも、気軽に相談できる環境が大切です。
リハビリは、体や心の回復のためにとても大切なものです。一人で悩まず、周りの人や専門家と一緒に取り組んでいきましょう!