
寝起き肩が痛い理由と対処方法を徹底解説|リハビリで肩痛を卒業しよう
2025.02.10

「毎日、寝起きに肩が痛くて辛い」、「肩こりがひどくてなかなか治らない」このような体の不調に悩む方もいることでしょう。
自分なりに体操したり、枕を変えてみたけど思うように症状が良くならないという人もいますよね。
寝起きの肩の痛みを解決するためには、寝具などの睡眠環境を見直すだけでは不十分で、根本を解決するには、普段の生活や猫背などの姿勢を見直す必要があります。
自分でも肩の痛みを楽にする方法がありますので、痛みの原因について理解を深めていきましょう。
目次
寝起きに肩が痛くなるのはなんで?痛みの原因を解説

そもそも、なぜ寝起きに肩が痛くなるのでしょうか?枕やマットレスなど、寝具が体に合ってないからと思う人も多いはず。
しかし、肩の痛みの原因は寝具だけではありません。姿勢の悪さやストレスによっても肩の痛みを引き起こす事があるからです。
寝起きに肩が痛くなる原因を深堀していきます。
筋肉がこわばっていて血流が悪い
肩や首回りの血流が悪くなると寝起きに痛みを感じるようになります。血流が悪くなることで、筋肉が酸欠状態になり、さまざまな不調を感じます。
筋肉が硬くなり、血流が悪くなる原因はさまざまです。
<筋肉が硬くなる原因>
- 運動不足
- 疲労の蓄積
- 猫背などの不良姿勢
- ストレス
- 自律神経の不調
上記に挙げたものが組み合わさる事で状態が悪化してしまいます。心当たりがあるものは改善するよう心がけましょう。
寝具が体に合ってない|睡眠の環境が悪い
枕やマットレスが体に合ってないと、体に負担がかかり痛みの原因になります。他にも、睡眠の質が悪くなるような環境だと疲れが残り、不調の原因に。
寝具の調整は専門店で行うことをおすすめします。睡眠環境の調整は自分でできるので今日から見直しましょう。
<良質な睡眠のための注意点>
- 日中しっかり体を動かす
- 夕食はバランスよく食べる(主食を抜かない)
- アルコールは控え目に
- ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
- 寝る前にリラックスする
どれだけ良質な寝具を用意しても、自分の習慣が乱れていると寝具の効果を発揮することはできません。体を気遣う正しい習慣が、良質な睡眠と寝起きの不調を解決してくれるでしょう。
ストレスにより自律神経が乱れている
寝起きに肩が痛い人は、自律神経が乱れている事がほとんど。自律神経が乱れていると、痛みや冷えなど、さまざまな不調を引き起こします。
<自律神経が乱れる原因>
- 人間関係のストレス
- 疲れなど体の不調
- 運動不足
- 睡眠不足
- 栄養不足
「働いてれば体も心も疲れるし、ストレスだらけだよ」と言う人もいますよね。私たちは、生きていくうえで、ストレスを避ける事はできません。
しかし、体の不調を解決するためには、ストレスを上手に解消することが大事です。
<ストレス解消方法>
- 好きな運動をする(散歩でもOK)
- 旅行に行く
- 友達や家族と食事に行く
- 動物と触れ合う
ストレス解消法は人によって異なります。趣味に時間を使ったり、信頼できる人と過ごしてストレスを貯めないように心がけましょう。
寝起きに肩が痛くなったらどうする?痛みの対処方法を解説

寝起きから肩に痛みがあると、朝から気分がすぐれません。辛い肩こりですが、対策をしてもすぐに効果がでるわけではないので何かしらの対処が必要です。
寝起きに肩や首回りに痛みが出た時の対処方法について解説します。
ストレッチやマッサージで血流を良くする
肩や首回りの痛みに対して、ストレッチやマッサージが効果的です。凝り固まった筋肉をほぐすことで、血流がよくなることで痛みが楽になります。
<寝起きにおすすめのストレッチやマッサージ>
- 寝起きに背伸びをする
- 首を前後、左右にゆっくり動かす
- 胸を広げる
- 凝っている部分を軽くマッサージする
痛みを感じる部分をほぐす事も大事ですが、背伸びをしたり、胸を開いたりして、体全体を動かす事も効果的です。ストレッチする時は、30秒〜1分ぐらいの時間をかけて行うように意識しましょう。
体を温めてリラックスする
寝起きに肩が痛い人は、体を温めることで症状が楽になることもあります。就寝中は体温が下がったり、日中に比べて動きが少ないので体が冷えて硬くなります。寝起きに体を温めることで症状が軽くなるので試してみましょう。
<体温を上げる方法>
- 日を浴びて体を覚醒させる
- 温かい飲みものを飲む
- 朝食をしっかり食べる
- 軽い体操をする
体が温まれば、筋肉がほぐれて痛みが楽になります。朝起きたら体を温めるような工夫を施しましょう。
湿布薬で痛みを緩和させる
辛い肩や首の痛みに湿布薬も効果的です。市販の湿布薬でも十分効果があるので、痛みに悩む人は湿布も活用しましょう。
<湿布薬の注意点>
- 湿布薬によって貼る時間が違うので用法を確認する
- かぶれやすい人は塗り薬で代用する
湿布薬を使うときは、用法、用量を確認して使用してください。ストレッチやマッサージをと併用すれば除痛効果が高まります。
寝起きに肩が痛くならないための予防方法|体操とリハビリで解決

肩や首の痛みで悩まないためには、予防する事が大事です。寝起きに肩が痛いという人は、姿勢が悪かったり、生活習慣に問題があることが多く見られます。
体の不調を放っておくと、生活や仕事の質が落ちてしまうので、予防方法をしっかり覚えて実践しましょう。
ストレッチや体操で姿勢を猫背を治す
寝起きに肩が痛いという人の多くは、姿勢が悪く、猫背になっています。猫背で生活していると、首や肩の筋肉に負担がかかり、痛みの原因になります。
日中に作った筋肉のこわばりが朝一に症状を出すのも珍しくありません。猫背の自覚がある人は、姿勢を改善する努力をしましょう。
<猫背の治し方>
- 胸の筋肉をストレッチする
- 背骨を伸ばすストレッチをする
- 背筋を鍛える
- 普段の姿勢に気を付ける
私たちは背中の筋肉を鍛える機会がないので、猫背になりやすくなります。ストレッチだけでなく、背筋を鍛えるような運動を取り入れると猫背が改善しやすくなるでしょう。
生活習慣を改善して自律神経を整える
体に不調を抱える人は自律神経が乱れている可能性があります。自律神経が乱れることで、寝起きに肩の痛みを感じることもあるでしょう。
自律神経は痛みだけでなく、心身の様々な不調を引き起こすので整える意識が必要になります。
<自立神経を整える方法>
- 生活リズムを整える
- 適度な運動(体操、ウォーキングなど)
- 湯舟に浸かる
- 腸活を心がける
自律神経を整えるために、規則正しい習慣や体に優しい生活が大事になります。忙しくて体をいたわる時間が少ない人が多いと思いますので、自分の体を大切にする習慣を作りましょう。
専門家によるリハビリで根本解決
「自分でいろいろ試したけど、思うように症状がよくならない」、「どの方法が自分に合ってるのかわからない」こんな悩みを抱える人もいることでしょう。
そんな時は、専門家の元でリハビリを受けるようにしましょう。専門家が姿勢や筋力、生活の事まで細かく分析して、あなたが抱える不調の原因を解決してくれます。
根本の解決を目指すために、専門家に頼る方法も検討してみましょう。
まとめ|寝起き肩が痛いと感じるのは?

朝起きたときに肩が痛いと感じるのは、肩や首回りの筋肉が硬くなり、血液の流れ(血流)が悪くなっていることが主な原因です。たとえば、夜中に同じ姿勢で長時間寝てしまったり、枕の高さが合わなかったりすると、肩や首の筋肉がこわばってしまいます。すると、血流が滞ってしまい、痛みやコリが生じやすくなるのです。
こういった症状を改善するためには、血流が悪くならないように、普段の姿勢や生活習慣を見直す必要があります。たとえば、長時間スマートフォンやパソコンを使うときは、背中が丸まったり首が前に出たりしないように注意しましょう。また、適度に休憩をとり、軽いストレッチや体操で筋肉をほぐすことも大切です。
「今すぐどうにかしたい!」というくらい、痛みがつらい場合は、ストレッチやマッサージを試してみるのが効果的です。さらに、痛む部分に湿布薬を貼って冷やしたり、温めたりするのもおすすめです。湿布薬を使うときは、肌がかぶれないように注意し、様子を見ながら使ってみてください。
しかし、何より大切なのは、根本の原因を取りのぞいて、痛みが起こりにくい体を作ることです。人によっては、枕や寝具を変えるだけで楽になることもありますが、なかなか良くならないときは、専門家の力を借りるのもひとつの方法です。たとえば、整体師や理学療法士、整形外科の先生などに相談し、正しい姿勢を教えてもらったり、ストレッチ方法を指導してもらうことで改善が期待できます。また、ストレスや生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩し、肩こりや痛みを悪化させる場合があります。食事や睡眠を整えると同時に、リラックスできる時間をつくるなど、心と体を休める工夫もしてみてください。
さらに、肩や首回りの症状はそのままにしておくと、自然に治ることはあまり期待できません。悪化すると、頭痛や腕のしびれなどほかの不調につながることもあります。そのため、痛みを感じ始めたら、早めに対処することを心がけましょう。日頃から姿勢を意識したり、適度な運動を続けたりすることで、肩や首の負担はずいぶん軽くなります。
このように、原因を理解して生活習慣を少しずつ見直すことで、朝起きたときの肩の痛みをやわらげることができます。痛みが強いときには専門家を頼ったり、無理せず休息をとるなど、自分の体を大切にするように心がけてください。