NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム 危険?圧迫骨折においてやってはいけないことは?悪化防止&改善のための知識

危険?圧迫骨折においてやってはいけないことは?悪化防止&改善のための知識

危険?圧迫骨折においてやってはいけないことは?悪化防止&改善のための知識

圧迫骨折は高齢者に多い骨折の1種です。気づかないうちに骨折していることも多く、知らず知らずのうちに悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

圧迫骨折は背骨に負担がかかるような動作をすると痛みが悪化するので、やってはいけない動作や気を付けるべきこともたくさんあります。普段なんとなく行っている動作が圧迫骨折中にやってはいけない場合もあるので知っておくことが大切です。

今回は圧迫骨折の悪化防止のためにやってはいけないことや改善するために知っておくべきことについて解説します。

圧迫骨折?やってはいけないことを知る前に症状や特徴を理解しよう

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「圧迫骨折とはどんな症状?」「普通の骨折と何が違うの?」

なんとなく言葉は知っているけど症状や特徴についてはよくわからない人も多いのではないでしょうか。圧迫骨折の原因や普通の骨折との違いについて解説します。

圧迫骨折は普通の「骨折」とどのように違うの?

脊椎におこる圧迫骨折は、背骨が上下方向から力が加わってつぶれたことで生じる骨折です。普通の骨折は転倒など原因がはっきりしていますが、圧迫骨折は「いつのまにか」発生していることも多い骨折です。

腰や背中の痛みはあるけど自覚症状がないことも多く、日常生活の中で気づかないうちに起こることもあります。圧迫骨折は放置すると様々な悪影響を及ぼす可能性があるので、背中や腰に異変を感じたら早めに病院を受診しましょう。

圧迫骨折が疑われる症状や注意すべき年代

圧迫骨折は背中に強い痛みを感じる場合もあれば、徐々に痛みがでてくる場合もあります。症状が進んでいくと寝返りや歩くといった日常生活に支障をきたすことも。

圧迫骨折は高齢者に多く見られる原因の1つに骨粗しょう症の影響があります。特に女性は50歳以上で骨粗しょう症になる人が多いです。主な原因としては女性ホルモンであるエストロゲンの減少や加齢、カルシウムなどの栄養不足、運動不足が挙げられます。

圧迫骨折でやってはいけないこと|安静を第一に動作に気をつける

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圧迫骨折してしまったら、安静にして背骨を保護して過ごさなけらばなりません。そのため、日常生活の動作にも気をつける必要があります。圧迫骨折時にやってはいけないことを確認しましょう。

圧迫骨折が疑われたらまず安静に

圧迫骨折をすると、背骨に負担がかかる動作をすることで痛みが悪化したり、背骨がよりつぶれてしまう可能性があります。背骨には大事な神経が通っているので、骨折した骨が神経を圧迫すると麻痺を引き起こす可能性もあります。症状を悪化させないためにもまずは安静にすることが一番です。

安静にするために行う寝る姿勢にも注意が必要です。実は仰向けに寝ると背骨に大きな負担をかけてしまいやすいのです。背骨に負担をかけにくい横向きの姿勢で寝るようにしましょう。

診断後も体を反る・ひねるなどの日常動作に注意

圧迫骨折後にやってはいけないことは以下の通りです。

・前かがみになる

背骨に圧迫される力が加わり、負担を強めてしまいます。中腰での作業やものを拾う動作は避けましょう。

・体を反らす

体を後ろに反らすと椎間関節への負担が大きくなります。手を伸ばす動作や体を後ろに倒す動作は控えましょう。

・体をひねる

後ろを振り向いたり、上体だけ回すようなひねる動作も背骨に負担がかかります。寝返りや起き上がりなどはひねる動作になりやすいので気を付けましょう。

・重い物を持つ

重い物を持つことは背骨に強い力が加わるのでできるだけ避けましょう。家族に協力してもらうか、荷物を分散させて持つようにしましょう。

重たい荷物を持つなどの動作から悪化するケースも

日常生活で無意識に行っている動作が腰に負担をかけてしまっていることも多いので、意識して行動する必要があります。ついやってはいけないことをしてしまうと症状はどんどん悪化します。

また、圧迫骨折の箇所が拡大してしまうと背が縮む、背中が曲がるなどの症状があらわれます。バランスが悪くなり転倒しやすくなり、ひどい場合は寝たきりになるケースもあるのです。

身内が圧迫骨折に⁉︎周囲がやってはいけないことと改善のステップ

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圧迫骨折は痛みが強く、日常生活にも支障をきたしてしまうので家族のサポートが必要になることもあります。

もし家族が圧迫骨折したらどのようにサポートをするべきか、やってはいけないこととリハビリ時の注意点をお伝えします。

周囲がやってはいけないこととは?

圧迫骨折したら、症状を悪化させないことが大切になってきます。日常生活の中にもやってはいけない動作があるので、自宅療養になった場合、特に気を付ける必要があります。

例えば、高いところのものをとる動作や低い位置にあるものをとる動作もよくありません。なるべく腰の負担にならないような場所に必要なものを置くようにしましょう。

また圧迫骨折になると転倒しやすくなります。床にものが散らかっていたり、部屋にものが多いと転倒リスクが高まります。なるべく障害物になりそうなものを減らし、必要に応じて杖の使用も検討しましょう。

リハビリ時期も丁寧にサポートしよう

自宅療養をする場合は骨がくっつくまでは安静にすることが大切です。しかし、ずっと安静にしておくというのもよくありません。

動いてよい時期に痛みがあるからといって必要以上に安静にし続けていると筋力が弱り寝たきりにつながってしまいます。動ける時期になったら圧迫骨折以外の関節を動かす訓練や筋力トレーニングを行いましょう。

筋力アップのリハビリは健康的な生活を送るために必要です。しかし、前かがみの姿勢や重い荷物をもつなど腰の負担が大きいことは逆効果になるので気を付けましょう。

圧迫骨折が疑われた時にやってはいけないことのまとめ

圧迫骨折すると、日常生活でやってはいけないことがいくつもあります。どれも無意識のうちに行ってしまいがちなので、常に注意しながら過ごすのもストレスになります。自宅療養になったら、なるべく無意識の動作をしないですむように生活空間を整えておきましょう。

骨折の回復状態に合わせたリハビリを行う必要があるため、信頼できる病院で経過をみてもらいましょう。医師や理学療法士の指示に従って適切な治療を受ければ、圧迫骨折は改善していきます。

圧迫骨折によって寝たきりになってしまわないように、やってはいけないことに気を付けながらしっかりと治療をうけましょう。

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