知人が脳梗塞に…お見舞いはどうするべき?基本マナーやおすすめギフト
2024.02.04
知人や家族がもし脳梗塞になってしまったらお見舞いはどうするべきなのでしょうか。いつ頃行くのがいいのか、お見舞いの品は何がいいのか、悩んでしまいますよね。
脳梗塞は後遺症が残る確率も高く、人によって症状や軽度も違うのでより慎重になる必要があります。まずは脳梗塞の病気の特徴を知った上で、お見舞いをどうするべきか考えていきましょう。
今回は脳梗塞のお見舞いで気を付けるべき点やお見舞い品に避けた方がいい品物、おすすめのお見舞い品もご紹介します。
目次
脳梗塞のお見舞いは慎重に…時期やタイミング・基本マナー
脳梗塞は何らかの後遺症が残る可能性の高い病気です。患者さんの症状やメンタル状況にもよりますが、慎重になる必要があります。
脳梗塞発症後のお見舞いのタイミングや、基本マナーについて知っていきましょう。
脳梗塞は後遺症が残る確率が高い
脳梗塞は脳の血管が詰まったり、細くなったりして、血液が流れなくなることで脳に十分な酸素やエネルギーが届かずに脳細胞が壊死してしまう病気です。
脳梗塞は後遺症が残る可能性も高い病気で、症状は運動麻痺、言語障害、意識障害など様々です。患者さんの中には今までできていたことができなくなり塞ぎがちになってしまう方もいます。
今後どうなるか不安の中過ごされているので、本人の気持ちを害したり、負担をかけるようなお見舞いは避けましょう。
お見舞いの時期はいつがいい?
脳梗塞は発症後なるべく早く治療をはじめることがその後の経過に大きく影響します。また発症直後は合併症や再発の恐れもあり、不安定な時期です。
できるだけ早くお見舞いに行きたい気持ちもわかりますが、まずは容態が落ち着くのを待ちましょう。個人差はありますが、1週間を経過したくらいからある程度の症状や治療内容が安定してきます。お見舞いは最低でも1週間を経過してからが望ましいでしょう。
お見舞いの基本マナー
脳梗塞後の入院時は回復が最優先です。基本マナーとして「相手に負担をかけないこと」が大切です。
身体への負担を考えるとお見舞いは30分程度が望ましいでしょう。また、相部屋の場合だと他の患者さんのご迷惑になってしまうこともあります。出来るだけ少人数で訪問しましょう。
もし可能ならご家族に話しを聞いて病状を把握した上でお見舞いに行くべきか検討することをおすすめします。また、病院によっては面会のルールがあるのでそちらも確認しておくと良いでしょう。
【脳梗塞のお見舞い】おすすめなもの・避けた方がいいもの
お見舞いに行くことが決まると、次に悩むのがお見舞いの品ですよね。喜んでほしくて持っていくのに逆に負担をかけてしまっては本末転倒です。
脳梗塞は症状に個人差があるので、お見舞い品も患者さんの病状に合わせて選びましょう。
お見舞いに避けた方がいいもの
お見舞いの定番と思われがちですが避けた方がいいものがあります。
・花
花はお見舞いに持っていくイメージが強いですが、生花や鉢植えは衛生面や手入れの観点から禁止している医療機関も少なくありません。もしお花を持っていきたいなら生花を保存加工したプリザーブドフラワーがおすすめです。
・食べ物
脳梗塞は後遺症で嚥下障害がでることもあります。また、食事制限など栄養面のコントロールがされていることも。食べたくても食べれない場合もあるので食べ物は控えましょう。
おすすめのお見舞いの品物
脳梗塞のお見舞いには場所をとらない、実用性があるものがおすすめです。
・クオカード
病院内の買い物などに利用できるクオカードは実用性も高く喜ばれます。クオカードはコンビニでも購入できるのでお見舞いの品を準備する時間がない時にもおすすめです。
・タオルやブランケット
入院中に使用する機会も多く、退院後も利用できるタオルはとても重宝します。肌寒い季節にはブランケットもおすすめです。羽織に使ったり、ひざ掛けに使ったりと様々な使い方ができるものが便利です。
お見舞いメッセージの注意点
お見舞いに行く際にメッセージカードを添えることも多いでしょう。家族や友人からのメッセージは患者さんの励みにもなり喜ばれます。
しかし、注意点もいくつかあるので確認しておきましょう。
・ネガティブなことは書かない
・わかりやすく・簡潔に
・病状を詳しく聞かない
・「がんばって」を書き過ぎない
・「返信不要」と添える
脳梗塞の発症後は文字を読むのがしんどい時もあります。なるべく簡単にポジティブな内容を伝えるように心がけましょう。
脳梗塞のお見舞いに行く前に…家族や病院に確認しよう
脳梗塞は人によって症状が大きく変わります。ネットなどで知った情報と全く違う状況になることもあるかもしれません。
できるだけ本人や家族、病院に状況を確認してから行動するように心がけましょう。
家族や病院の意向を優先しよう
病院によっては、お見舞いの品の持ち込みや面会時間について細かく決まっている場合があります。病院のホームページなどでも確認できるので必ずチェックしましょう。
また可能であれば、患者さんの家族に連絡をとってからお見舞いに行くようにしましょう。お見舞いに行くことが家族や患者さん本人の負担になることもありますし、逆にお見舞いに行くことが励みになることもあります。
家族や本人の意向をしっかりと聞いた上で、どうするべきかを決めるようにしましょう。
病院のお見舞い伝言サービスもおすすめ
お見舞いに行く時間がなかったり、面会が難しい場合は病院がお見舞いメッセージを届けてくれるサービスを利用してみてはいかがでしょうか。病院のホームページから必要事項を入力して送信すると入院中の相手に手紙にして届けてくれます。
このサービスならご家族に負担をかけることもなく、本人に気持ちを届けられるのでおすすめです。お見舞いメッセージは病院によって行っていないところもあるのでまずは病院に確認してみてください。
まとめ|脳梗塞のお見舞いには何ができるの?
知人や家族が脳梗塞になって入院したら、すぐにお見舞いにいって何かできることをしたいと思いますよね。しかし、お見舞いに行く前は必ず本人やご家族、病院に確認するようにしましょう。
脳梗塞は病状が様々であり、後遺症が残る可能性も高い病気です。後遺症によっては麻痺や嚥下障害、言語障害もあります。今まで通りできないことに不安になっている方も多いので患者さんの状況を把握したうえでお見舞いにいくか検討しましょう。
脳梗塞発症後のリハビリなどが大変な時は心のこもったお見舞いが励みになります。まずは患者さんの回復を最優先に考えて、負担にならないようなお見舞いを心がけましょう。