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リハビリ中の痛み、我慢するべき?相談するべき?
リハビリ中に痛みを感じたら、我慢するべきか、相談するべきか。その判断は、痛みの種類や程度によって変わってきます。適切な対処法を知って、効果的なリハビリを目指しましょう。
まず、リハビリ中の痛みが、筋肉痛のような鈍痛であれば、ある程度の我慢は必要です。運動することで筋肉に微小な損傷が生じ、修復される過程で痛みを感じるのは自然な反応。この痛みは、筋力アップの証でもあるのです。
ただし、痛みが強すぎる場合は要注意。無理に我慢を続けると、かえって回復を遅らせる恐れがあります。「痛みの範囲内」が我慢の目安。痛みのために動きが制限されるようなら、リハビリの負荷を調整する必要があるでしょう。
一方、関節の痛みやピリピリとした神経痛は、早めに相談するのが賢明です。こうした痛みは、単なる疲労とは異なる警告サイン。放っておくと、症状が悪化する可能性があります。
また、リハビリ後に痛みが増強したり、痛みのために夜も眠れないようでは、要注意。我慢せずに、すぐに理学療法士や医師に相談しましょう。適切な診察を受け、痛みの原因を見極めることが大切です。
痛みの対処法は、その原因によっても変わります。筋肉の疲労なら休憩を、関節の炎症ならば湿布や鎮痛剤を。神経の痛みには、薬物療法や電気刺激療法が有効なこともあります。症状に合わせた対処法を、専門家と一緒に考えていくことが重要なのです。
ただし、痛みを感じたからといって、リハビリを中断するのはNGです。適度な運動は、痛みの改善にも効果的。でも、無理のないペースで、ゆっくりと。「痛みに耳を傾けながら、でもリハビリは続ける」これが痛みとの上手な付き合い方と言えるでしょう。
リハビリ中の痛みは、ケースバイケース。我慢するか相談するかは、痛みの種類や程度によって判断を。でも、どんな痛みでも、一人で抱え込まないことが大切。痛みと向き合い、乗り越えるためには、専門家のサポートが欠かせません。
あなたのリハビリに寄り添い、痛みを和らげる最善の方法を、一緒に見つけていきましょう。痛みに負けず、諦めず、前を向いて。リハビリの先にある、あなたの笑顔を目指して。