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寝たきりのリハビリを続けるコツは?モチベーションの保ち方を教えて!
寝たきりの状態でリハビリを続けていくのは、正直なところ簡単ではありません。体が思うように動かない不自由さ、先の見えない不安、焦りや怒りなど、様々な感情が押し寄せてきます。そんな中でモチベーションを保ち、前を向いて進み続ける方法をご説明します。
まずは、小さな目標を設定することから始めましょう。「今日は昨日より10秒長く足を上げ続ける」「1週間後には腕を頭の高さまで上げられるようにする」など、具体的で達成可能な目標を立てるのです。そして、それを達成した時は、自分をほめましょう。小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信につながっていきます。
また、リハビリの記録をつけるのも効果的。日々の運動内容や時間、できるようになったことなどを書き留めておくと、目に見えて進歩を実感できます。写真や動画で記録するのもおすすめ。自分の変化を視覚的に捉えられるので、やる気を高めるのに役立つはずです。
周りの人に協力を求めることも大切。家族や友人、医療従事者など、あなたを支えてくれる人たちに、素直に助けを求めましょう。一人で抱え込まずに、周りの支援を受け入れること。それが、長く続けていくためのコツの一つです。
リハビリ中に感じるネガティブな感情は、決して悪いものではありません。むしろ、それを認めて受け止めることが大切。「今日は調子が悪い」「思うように体が動かなくてイライラする」そんな気持ちを、素直に言葉にしてみましょう。吐き出すことで、心の重荷が軽くなるはずです。
そして何より、諦めないこと。たとえ進歩が遅くても、必ず前には進んでいるのです。今日の自分は、昨日の自分よりも一歩先にいる。その事実を胸に刻んで、一日一日を大切に過ごしていきましょう。
リハビリの道のりは長く、険しいかもしれません。でも、あなたには必ず乗り越えられる力があります。自分を信じて、周りに支えられながら、一歩ずつ前を向いて歩んでいきましょう。
いつか必ず、今よりも自由に体を動かせる日が来ます。その時を心に描きながら、希望を持ち続けること。それが、リハビリを乗り切るための最大のコツなのです。