Q.
リハビリの中止基準は?
リハビリは、病気や怪我による機能障害の回復を促す重要な治療法です。しかし、リハビリを継続することで体調が悪化するケースも存在するため、適切な判断と中止基準を知っておくことが重要です。
リハビリ中止の判断基準
1. 身体的な異常
- 中等度以上の呼吸困難、めまい、嘔気、狭心痛、頭痛、強い疲労感など
- 脈拍が140拍/分を超えた場合
- 安静時酸素飽和度が90%を下回った場合
- 激しい痛みや腫れ、関節の不安定感
- 転倒や外傷事故
- 発熱や体調不良
2. 精神的な異常
- 強い不安や恐怖、抑うつ状態
- 集中力や理解力低下
- 訓練への意欲低下
- 幻覚や妄想
3. その他
- 医師や理学療法士による中止指示
- 訓練中の機器トラブル
- 天候や災害による安全上の問題
リハビリ中止を判断したら
リハビリ中に上記の異常を感じたら、無理をせず速やかに担当者に伝えましょう。
担当者は症状を確認し、適切な判断と対応を行います。
- 医師への連絡
- リハビリの休止または中止
- 訓練内容の変更
- 検査の実施
リハビリ中止を恐れない
リハビリ中止は決して悪いことではありません。安全を第一に考え、体調や状態に合わせて適切な判断をすることが重要です。リハビリ中止について不安や疑問があれば、遠慮なく担当者に相談しましょう。
リハビリを安心して継続するために
- 担当者とコミュニケーションをしっかりと取る
- 体調や変化を記録する
- 不安や疑問があれば遠慮なく質問する
- セルフケアをしっかりと行う
リハビリは、患者さんにとって重要な治療法です。安全に効果的にリハビリを継続するためには、中止基準を知っておくことが重要です。