Q.
リハビリテーションを行う際の評価方法は?
リハビリテーションを行う際には、患者の現状を評価することが重要です。以下に、リハビリテーションを行う際の代表的な評価方法をいくつか紹介します。
- 機能評価
身体機能や運動機能の評価を行います。歩行、手指の動き、筋力、バランスなどを評価することが多いです。具体的な方法には、6分間歩行テスト、タイム・アップ・アンド・ゴー・テスト、手指機能テストなどがあります。 - 認知機能評価
認知機能や言語機能の評価を行います。認知機能とは、記憶、言語理解、判断力などを含む精神的な機能のことです。具体的な方法には、ミニメンタルステート検査、認知症評価スケールなどがあります。 - 意識評価
意識レベルや意識障害の程度を評価します。具体的な方法には、グラスゴー・コーマ・スケール、レイノルズ・スロー・スケールなどがあります。 - ADL評価
日常生活動作の自立度を評価します。食事、入浴、更衣、トイレ、移動などのADLを評価することが多いです。具体的な方法には、バーソロミューADL指数、Barthel指数、Katz指数などがあります。 - QOL評価(QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」「生命の質」)
生活の質を評価します。具体的には、身体的、精神的、社会的な側面から、患者のQOLを評価することが多いです。具体的な方法には、SF-36、WHOQOL-100、EQ-5Dなど評価方法があります。
リハビリテーションを行う際には、これらの評価方法を適切に選択し、患者の状態に応じて評価を行うことが重要です。評価結果をもとに、リハビリテーションの目標やプランを立てることができます。