Q.
ぶん回し歩行とは?
「ぶん回し歩行」とは、脳卒中などによって片麻痺になった人が、足を引きずらずに歩くために、麻痺側の下肢を大きく外側に振り出すようにして歩くことです。
ぶん回し歩行とは?
ぶん回し歩行(片麻痺歩行)は、脳卒中などの後遺症によって、足首や膝の関節がうまく動かせないために起こる歩行障害です。具体的には、以下の症状が現れます。
- 片足を大きく外側に振り出して歩く
- 足を引きずりながら歩く
- 歩幅が狭くなる
- 歩行速度が遅くなる
ぶん回し歩行の原因
ぶん回し歩行の原因は、主に以下の3つです。
- 麻痺:脳卒中によって、下肢の筋肉が麻痺し、足首や膝の関節をうまく動かせない。
- 感覚障害:足裏の感覚が鈍くなり、地面を捉えることが難しくなる。
- 協調運動障害:足や体の動きをうまく協調させることができなくなる。
ぶん回し歩行の改善方法
ぶん回し歩行の改善には、以下の方法があります。
- リハビリテーション:理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションを受けることで、麻痺や感覚障害、協調運動障害を改善することができます。
- 装具療法:足首や膝の関節を支える装具を使用することで、歩行を安定させることができます。
- 手術:麻痺がひどい場合や、装具療法で改善が見られない場合は、手術を行うこともあります。
自宅でできる運動
ぶん回し歩行の改善には、自宅でできる運動も効果があります。以下に、いくつか例を挙げます。
- 足首の運動:足首を上下左右に動かす運動
- 膝の運動:膝を曲げ伸ばす運動
- 歩行訓練:まっすぐ歩いたり、段差を登ったり降りたりする練習
これらの運動を行う際には、以下の点に注意しましょう。
- 無理のない範囲で行う
- 痛みを感じたら、すぐに中止する
- 毎日続ける
ぶん回し歩行は、脳卒中などの後遺症によって起こる歩行障害です。リハビリテーションや装具療法、手術などの治療方法があります。また、自宅でできる運動も効果があります。ぶん回し歩行で歩き方に不安がある方は、早めにリハビリに取り組みましょう。