Q.
リハビリの目標設定はどのように決めるのでしょうか?
リハビリテーションの目標は、入院中の状態やニーズに応じて、リハビリテーションチームがまず最初に設定します。
リハビリテーションチームは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家で構成され、患者さんの状態を評価し、適切なリハビリテーション計画を作成します。
リハビリテーションの目標は、患者さんが希望する生活を送るために必要な機能を回復または維持することが主な目的です。具体的には、歩行や移動、自己介助、認知機能、言語機能、食事や排泄など、患者さんの日常生活に必要な機能を目標とします。
退院後のリハビリ目標設定は、ご自身と家族の意見や希望も踏まえて設定します。また、目標はリアルなものであることが重要であり、ご自身の現在の状態や進行度合いに応じて、達成可能な目標が設定されます。
例えば、「友達と旅行にいきたい」「ゴルフでフルスイングしたい」「一人でも買い物がしたい」「テニスをしたい」「泳ぎたい」など具体的でリアルな目標設定をします。
目標は定期的に評価され、必要に応じて修正されます。利用者ご自身の状態が改善し、目標が達成された場合には、新しい目標が設定されることもあります。