Q.
PTとOTの違いは何ですか？
PTとOTは、どちらもリハビリテーションの専門家ですが、役割や専門分野が異なります。
PT（理学療法士）**は、運動器疾患や脳卒中などの患者さんに対して、基本的な動作能力の回復を目的としたリハビリテーションを行います。具体的には、立つ、歩く、座るなどの動作訓練や、筋力強化訓練、バランス訓練などを行います。
OT（作業療法士）は、日常生活動作（ADL）の回復を目的としたリハビリテーションを行います。具体的には、食事、更衣、入浴、排泄などの日常生活動作訓練や、家事や仕事などの活動訓練、手芸や工作などの作業訓練などを行います。
| 項目 | PT | OT |
|---|---|---|
| 目的 | 基本的な動作能力の回復 | 日常生活動作（ADL）の回復 |
| 対象 | 運動器疾患、脳卒中、脊髄損傷など | 高齢者、脳卒中、精神疾患、発達障害など |
| 主な訓練 | 立つ、歩く、座るなどの動作訓練、筋力強化訓練、バランス訓練 | 食事、更衣、入浴、排泄などの日常生活動作訓練、家事や仕事などの活動訓練、手芸や工作などの作業訓練 |
PTとOTは、患者さんの状態や目標に合わせて、連携してリハビリテーションを行うことが多いです。
どちらを選ぶべきか
PTとOT、どちらを選ぶべきかは、患者さんの状態や目標によって異なります。
- 基本的な動作能力の回復が目標の場合は、PTが適しています。
- 日常生活動作（ADL）の回復が目標の場合は、OTが適しています。
- 両方の目標がある場合は、PTとOTが連携してリハビリテーションを行うことが有効です。
