NEXTSTEPS リハビリお役立ちコラム リハビリの料金相場ってどのくらい? 自費リハビリのメリットも解説

リハビリの料金相場ってどのくらい? 自費リハビリのメリットも解説

リハビリの料金相場ってどのくらい? 自費リハビリのメリットも解説

高齢になると、病気や骨折などのケガが予期せず起こり、時には激痛や強い不快感を伴う場合もあります。できれば経験したくない病気やケガですが、高齢者の場合は、一度罹患してしまうと再発しやすくなってしまう危険性も…。

病気やケガの再発を防ぐためには、離床後のリハビリが重要ですが、リハビリの料金相場が気になるところでしょう。

今回は、リハビリの料金相場が決まる基準や保険適用のリハビリと自費リハビリの違いについて説明します。

リハビリの料金相場は高い?料金を決める単位や保険点数を紹介

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リハビリ料金が高いかどうかを知るためには、保険適用の「リハビリ単位」や「保険点数」について理解しておく必要があります。

実施する基準|リハビリ単位とは

一般的なリハビリは、医療保険の範囲内で行われますが、保険を適用させるためには国が定めている基準にそってリハビリを行わなければなりません。

医療保険で定められているさまざまな基準の根底に「リハビリ単位」というものがあります。「1単位を20分」として「1日で実施可能なリハビリは従事者一人につき18単位を標準として週108単位まで」と単位数が決まっていて、料金相場にも影響しています。

医療行為ごとの点数|保険点数とは

医療保険を利用する医療への支払いは、1点を10円に換算して計算する「保険点数」によって費用が決まります。

国がどの診療行為に何点がつくのかを決めていて、見直しも定期的に行われています。また、加入している保険や年齢によっても医療費を支払う金額の割合が異なり、通常は医療費総額のうち3割を負担しますが、75歳以上の高齢者の場合、支払う医療費は1割になります。

リハビリの保険適応期間を過ぎたら

介護認定を受けていない人が、疾患別リハビリの保険適用日数を超えた場合、月13単位までリハビリを行うことが認められています。

しかし、介護認定を受けている人が継続してリハビリを希望する場合、介護保険による通所リハビリに移行したり、自費でリハビリを行うことで継続することもできるため、リハビリの料金相場は幅広いです。

施設に通うことが難しい場合は、オンラインでリハビリのサポートを行ってもらえるサービスを実施している施設もあります。

参考:J-STAGE「病床機能報告制度を用いた日常生活動作とリハビリテーション提供時間の関係」

リハビリでかかる料金相場|保険内や入院など4つのシーンの料金

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リハビリにかかる費用は、保険適用かどうかでも差がありますが、利用する施設によっても費用の差が出てくるので紹介します。

保険適用の場合

保険適用のリハビリは、疾患に応じて法律で受けられる条件や日数が決まっており、医師の指導のもとに最高180日までのリハビリを受けることが可能です。

一般的な高齢者(医療費自己負担割合が1割)が90日間リハビリを行った場合の料金相場は、10万円前後〜16万円前後かかるとされています。

医療費の支払いが決められた上限額を超えた場合は、高額医療費制度を利用することで医療費の負担を軽減することも可能です。

自費リハビリテーションの場合

自費リハビリの料金相場は60分あたり12,000円〜18,000円なので、保険適用のリハビリと比べて割高になってしまいます。

しかし保険適用内のリハビリ制限がないので、時間や日数にとらわれず自分のやりたい量だけリハビリを行えます。

また、自費リハビリでは訪問サービスを行っている施設もあるので、人目を気にしないでリハビリができますし、自宅で過ごしやすくするための環境の整え方などのアドバイスをもらうことも可能です。

入院の場合

リハビリテーション病院に、自己負担額1割の高齢者が入院する場合は、月額10万円〜13万円程度の料金相場です。

これは、病院から指定されたベッドではないベッドを使用する差額ベッド代やテレビカード代などを除いた食事医療費と私物洗濯代などの雑費を含めた1ヶ月の入院費の目安になります。

介護施設に入る場合

脳卒中などの疾患を患い、退院後に介護施設に入りリハビリなどを行う料金相場は、入院時に前払いする入居一時金を除いて月額6万円〜35万円程度と費用に差があります。

これは、介護施設にいくつか種類があるためで、民間施設である介護付き有料老人ホームは比較的料金が高く、公的施設の特別養護老人ホームや民間施設のグループホームは比較的費用が安い施設もあります。

自費リハビリの料金相場が高い理由|メリットデメリットも紹介

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退院後のリハビリに自費リハビリを検討したくても料金面に不安がある人は多いでしょう。自費リハビリは本当に費用に見合う効果が得られるのかについて説明します。

自費リハビリが高い理由

保険適用内のリハビリでは、保険を利用できるので自己負担額を抑えることができますが、100%自己負担になる自費リハビリの料金相場は高い傾向にあります。

しかし、保険適用内のリハビリに対して、保険内より高額ということは費用対効果が高いことに期待もできるでしょう。

施設によっては、個々の症状や目標に応じたオリジナルのリハビリプログラムを設けているので、料金と内容を比較して自分に合った施設をじっくり吟味することも可能です。

メリット|期限と時間の制限がない

先述したように自費リハビリは、料金相場は高くなりますが、保険適用リハビリに存在するリハビリの日数制限や条件がないので、自分が望めば何度でもリハビリを受けられるメリットがあります。

そして通常のリハビリは、1ヶ月〜3ヶ月程度で徐々に回復していきますが、リハビリが6ヶ月以上など長期化することで、リハビリの効果が薄れていき、保険の適用期間が終了して「リハビリ難民」に陥ってしまうかもしれません。

そうならないためにも、保険適用のリハビリと自費リハビリを上手く活用して早期にリハビリを完了させることが自分らしい生活をするための近道になります。

デメリット|高額&医師の指示がない

自費リハビリは、「安い施設を選ぶ」など安易に施設を選んでしまうと、1回あたりの費用は安いですが成果が出づらく、延々とリハビリが続き、結果としてリハビリの料金相場が高くなってしまうデメリットもあります。

そして自費リハビリ施設は医師が関与していないため、体調管理に気をつける必要があります。また、状態変化などの有害事象が発生した場合にそなえて「リハビリテーション報告書」を作っておくと、医療機関にかかるさいにスムーズにやりとりできるでしょう。

まとめ

リハビリの料金相場や自費リハビリのメリットデメリットについてご紹介しました。

近年、医療システムも多様化し、保険適用内のリハビリが終了しても自費リハビリを行うという選択肢も増えてきました。

自費リハビリは、費用こそかかりますが、セラピストにマンツーマンで自分に最適なリハビリプログラムを組んでもらうことで、最短で実生活に戻ることも可能です。

リハビリを効率的に行って今よりもさらに生活をワンランクアップさせてみませんか。

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