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リハビリテーション

体幹は身体の失調に大きな影響を持つ!効果的なリハビリプログラムや専門家への相談について解説

2023.11.21

体幹は、身体の健康を維持するうえで非常に重要な要素です。体幹が崩れると、身体全体の失調をきたす可能性があるため、年齢問わず注意したいポイントです。

適切な体幹が維持できないことにより失調をきたした場合の対策として、リハビリの実施が挙げられます。自身に合ったリハビリのプログラムを導入して、体調の改善を図りましょう。

今回は、体幹を鍛える意味やメリットについて解説をします。また、改善を促すためのリハビリプログラムや専門家にサポートを受ける重要性についても紹介します。体幹を効率よく鍛えて、健全な体調の維持を図りましょう。

体幹のトレーニングで運動失調が改善される?体幹を鍛える意味やメリット

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体幹を適切に鍛えることで、身体全体の失調が改善する可能性が高いです。身体維持における体幹の意義や鍛えるメリットについて解説するので、適切な体幹トレーニングに活かしてください。

体幹の役割は主に3つ

そもそも体幹とは、胸郭・脊椎・骨盤で構成されており、人体の骨格の基礎となる部分です。体幹の役割とは、大きく分けて以下の3つあります。

  • 姿勢の維持
  • 身体の運動に関与
  • 内臓や神経の保護


体幹の健康を維持することは、すなわち人体の全体的なバランスの維持や思い通りに身体を動かすことに繋がります。体幹の役割が、日常生活において非常に重要な意義を持っていることがわかるでしょう。

運動時の体幹の重要性

体幹は、運動をする際にも非常に高い重要性を持ちます。体幹の上には、頭が乗っています。体幹が安定していないと、その上に乗っている頭がぐらぐらとして不安定になってしまい、正しい姿勢を保てなくなってしまいます。

また、体幹が安定していないと手足を動かした際に身体の軸も一緒に動いてしまうケースが多くなるでしょう。

体幹が安定していないことに気付いていない人は、意外に多いと考えられています。体幹が不安定であったとしても、他の筋肉で補って普通に日常生活を送ってしまっているためです。これは、一種の癖と考えられ、身体の各部位に余計な負担がかかってしまっている可能性があります。

疲れやすさにも影響する

幹が不安定な状態の方は、疲れやすい傾向があります。体幹が悪いと、身体を動かす際に効率が悪く、余計な負荷がかかってしまいます。

体幹が安定していると、身体を動かす際に必要最小限の動作で実行が可能です。スポーツをする方は、体幹を鍛えることにより身体にかかる負荷を最小限にして、パフォーマンスの向上につなげるケースが多いのもこのためです。

効果的な体幹トレーニングを紹介!運動機能の失調をおすすめプログラムで改善

体幹失調リハビリプログラム3 1 1024x667 - 体幹は身体の失調に大きな影響を持つ!効果的なリハビリプログラムや専門家への相談について解説

効率的に体幹を鍛えるためには、どのようなトレーニングを実践するのが良いのでしょうか。身体に失調をきたしている方は、以下で紹介するリハビリプログラムをぜひ試してみてください。

ドローイン

ドローインは、代表的な体幹トレーニングの方法です。体幹を支える腹横筋を鍛えるトレーニングで、短時間で簡単に取り組めます。以下に、基本的な手順を紹介します。

  1. 仰向けに寝て膝を曲げる
  2. 骨盤の骨が出っ張っている箇所に手を当てる
  3. 息を大きく吸って吐く際にお腹をへこませて腹横筋を収縮させる
  4. 1~3を繰り返す


お腹をへこませる際は、強くしすぎると他の筋肉が動いてしまうため、無理のない範囲で行いましょう。

ブレーシング

ブレーシングは、ドローインとは逆にお腹を膨らませるトレーニングで、お腹周りの筋肉全体を働かせる運動です。基本的な手順は以下の通りです。

  1. 膝を曲げて仰向けに寝る
  2. 骨盤の骨が出っ張っている箇所に手を当てる
  3. 息を吸った時にお腹を全方向に膨らませる
  4. 息を吐いて軽くお腹をへこませる
  5. 1~4の動作を繰り返す


お腹を膨らませる際には、前方だけでなく360度すべての方向が膨らんでいる意識を持ちましょう。

四つ這いで手足上げ運動

四つん這いになり手足を上げる運動は、体幹を鍛える際に用いられることが多い基本的なトレーニング方法です。バード&ドッグとも呼ばれる運動で、体幹の深層筋を鍛える際に有効な方法です。

  1. 顔を前に向け、肩関節と股関節が90度になるように四つん這いになる
  2. 片方の手を前に伸ばし、手のひらを上に向けると同時に手と反対側の足を上げて後ろにまっすぐ伸ばす
  3. 2の姿勢を5秒ほどキープする
  4. 反対の手足で同様の動作をする


両方の手足を伸ばす動作を1セットとし、3セットを1日3回程度行いましょう。

座ったままできるおすすめの運動

両手足に障害がある方でも取り組める、体幹を鍛える方法があります。以下は、座ったまま取り組める方法であるため、立位で運動をすることに不安を覚える方は積極的に取り入れてください。

  1. バスタオルを丸めてロール状にし、おしりの下に入れて座る
  2. 座ったまま身体がまっすぐの状態を維持し、左右への重心移動を行う


左右5回ずつ、計10回程度行いましょう。簡単な動作ですが、毎日定期的に実施することにより手軽に体幹を鍛えられます。

体幹トレーニングで失調改善を図る!リハビリの専門家に相談するのが最短の道

体幹失調リハビリプログラム4 1 1024x666 - 体幹は身体の失調に大きな影響を持つ!効果的なリハビリプログラムや専門家への相談について解説

以上、体幹を鍛えるリハビリプログラムの基本的なものを紹介してきました。しかし、リハビリは知識のない方が独自にすると逆に失調を助長してしまうかもしれません。専門家に相談しながら実践しましょう。

自分で効果的なリハビリ実践は難しい

リハビリの経験のない方が、正しい動作を実践するのは難しいです。リハビリは、正しく体を動かすことにより体調を改善する方法であって、間違った動作を繰り返していると逆に身体に支障をきたしてしまうかもしれません。

書籍やインターネットで覚えた内容を、きちんと調べることなく実践するのは逆に危険です。正しい動作で体幹を鍛えられるよう、自分だけの素人判断で安易に始めるのは避けましょう。

専門家の指導で効果的なリハビリを

体幹を鍛えるリハビリプログラムを行う際は、専門家の指導を受ける方が安心です。整形外科などの医療機関では、プロが在籍しているため、正しいリハビリ方法を指導してもらえるでしょう。

また、近年ではリハビリ専門の業者も存在します。理学療法士などの専門的な資格を持ったプロが指導をしてくれて、自分に合った体幹トレーニングの方法を教えてもらえるでしょう。

まとめ:体幹を鍛えて身体の失調を改善するリハビリプログラムを

体幹は、人体の維持に不可欠の重要な箇所です。日々の運動にも大きな影響を持っている箇所であるため、不備があると身体全体に失調をきたす可能性があります。

体幹を鍛えるトレーニング方法は様々ありますが、今回紹介したプログラムは誰でもすぐに始められる簡単な内容ばかりです。ぜひ定期的に取り入れて体幹を効率よく鍛えてみてください。本格的にリハビリを始める際は、専門家に相談してアドバイスを受ける方が良いでしょう。

執筆監修 佐々木 寛時

執筆監修 佐々木 寛時

1993年 岩手県盛岡市生まれ。
2015年4月 理学療法士 国家資格取得
2015年4月~2019年 回復期リハビリテーション病院
2020年1月~2022年6月 訪問看護リハビリステーション
2022年7月 自費リハビリ ネクストステップス 設立

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