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変形性膝関節症は改善できる?リハビリでできること・できないこと

2022.10.1

膝リハビリ

加齢によって膝が衰え、だんだんと歪んでいくことを「変形性膝関節症」といいます。ひどい場合は手術で治すことがありますが、そうでない場合はリハビリによって改善させることが多いです。

でも変形性膝関節症の悩みといえば痛みです。痛みをこらえながらリハビリをするのはつらいですよね。

それにはまず、変形性膝関節症のリハビリでできることとできないことを知っておく必要があります。

そこでここでは、変形性膝関節症のリハビリについて解説します。痛みを和らげたり、症状そのものを改善することはできるのでしょうか?

変形性膝関節症はなぜ起こる?リハビリで改善可能?

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変形性膝関節症のリハビリについて解説する前に、なぜ変形性膝関節症が起きるのかについて解説します。

変形性膝関節症の患者さんは年々増加しており、潜在的に40歳以上で約800万人もの方が「膝の痛み」による変形性膝関節症が大部分になっていると考えられています。加齢によって避けては通れない疾患なのです。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症の原因は、膝関節の軟骨のすり減りです。身体の関節部分のクッションの役割を担う軟骨は加齢とともに衰えていきますが、膝の軟骨は特に加齢の影響をうけやすいです。

立つ・座るという姿勢の切り替えや、歩くだけでも軟骨はクッションとして機能します。しかしその分負担も大きく、さらに加齢が進むことにより軟骨の成分が減少すると、薄いクッションのようになっていくのです。

そうするとクッション機能がなくなり、膝の骨同士が直接ぶつかります。それによって痛みが生まれるのです。

具体的な症状とは?

変形性膝関節症の典型的な症状としては痛みです。痛みの程度は進行によりそれぞれで、ひどければ常に痛みを感じます。

外見的にはO字脚になることも多く、歩行姿勢が標準的でなくなります。また、膝部分に水が溜まることもあり、腫れているように見えるという症状もあります。

これらの症状は段階を経て進むため、末期になると膝の軟骨自体がほぼなくなり、常に痛みを感じるようになります。

リハビリで改善可能?

末期となると手術が必要になる場合もありますが、ほとんどの方が薬で痛みを和らげます。ですが、そのままだと歩くのが怖くなったりして歩かなくなり、結果として筋肉が衰え歩行機能の低下が懸念されます。

そのため、手技などによる関節部分の筋肉の改善や、痛みがない範囲での歩行訓練などのリハビリで歩行機能の維持を図ります。

変形性膝関節症のリハビリは、関節への負担を軽減するためのリハビリであることが多いです。自分の膝と付き合って生きていくための方法を学ぶのが目的ということですね。

参考:順天堂大学医学部附属順天堂医院整形外科・スポーツ診療科「変形性膝関節症」

歩行改善も可能!変形性膝関節症のリハビリでできること

AdobeStock 442336916 1 1024x683 - 変形性膝関節症は改善できる?リハビリでできること・できないこと

では、変形性膝関節症の患者さんのリハビリでできることについて解説します。変形性膝関節症のリハビリには具体的に3つの療法が使われます。

この3つの療法それぞれがどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?1つずつご紹介します。

①物理療法

まずは超音波機器や手技による物理療法です。超音波機器は膝の硬くなってしまった部分や炎症を起こしている部分を軽減しほぐす目的で行われます。

手技では膝周辺の骨などの歪みを正します。変形性膝関節症の患者さんは、膝の痛みを避けるために無意識に本来使わない筋肉を使い、余計に身体の歪みを進行させている場合があります。

脚が痛いのを放置して歩いていたら、なぜか腰が痛くなっていた…みたいな経験はありませんか?そういった身体の歪みを矯正することで、別の部分に逃げていた痛みをなくすのが目的です。

②運動療法

運動療法は、物理療法で歪みを矯正してから行われることが多いです。運動と名はついていますが、実際に歩いたりするわけではありません。

寝ながら太もも・お尻周りの筋肉を鍛える運動を行い、膝への負担をかけずに歩行に必要な筋肉を維持することができます。

痛みが軽いときは、椅子からの立ち・座りを正しい姿勢で行う訓練も行います。これにより、日常生活の動作を改善すると共に必要な筋肉が鍛えられます。

③日常生活動作改善

痛みが軽い場合は、歩行訓練も行います。膝への負担がかからない程度に、正しい歩行姿勢を確認します。

もしその姿勢で痛みがあるのであれば、痛みが少ない姿勢や杖などの器具を使った歩行訓練も行います。痛みを和らげつつも歩くことを続けられるようになることを目指すのが目的です。

関節の負荷を減らす方法も模索できるため、変形性膝関節症の進行を緩和させる効果も期待できます。

変形性膝関節症のリハビリでできないことはある?

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変形性膝関節症のリハビリでは、痛みを和らげつつも歩けるようになることを目的としています。では、変形性膝関節症のリハビリでできないことはあるのでしょうか?

変形した膝関節自体を改善することはできない

まず、変形してしまった膝関節自体を改善することはできません。これには医師の治療もしくは手術が必要になります。

変形性膝関節症は通常の関節と違い、柔道整復などの手技で矯正することはできません。下手に手技を行うと、症状が進行してしまう可能性があるからです。

そのため、リハビリでは変形性膝関節症を治すことができないのです。

痛みはどうしても残る

変形性膝関節症を治すことができないのと同時に、痛みともある程度付き合っていかなければいけません。どうしても膝関節は炎症を起こしてしまいます。

薬などで痛みを緩和することはできますが、それは医師の処方が必要です。

しかし、歩行時や日常生活での負担となる根本の痛みを和らげることは可能です。むしろ変形性膝関節症のリハビリはそのためにあります。

膝の負担を和らげるリハビリならネクストステップスへ

もし東京23区内で変形性膝関節症の膝の負担を和らげるリハビリが必要なら、ネクストステップスにご相談ください。

私たちは関節にかかる負担を分散し、根本の痛みを和らげるリハビリを行います。その上で、利用者の方の症状進行度や日常生活に合わせたリハビリプランをご提案します。

「恐怖感なく歩けるようになりたい」「日常生活に支障がないようにしたい」「とにかく痛みが少ない歩き方を知りたい」など、様々な目標に合わせたリハビリプランをご提案可能です。

まとめ

変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減ることにより引き起こされる疾患です。もはや加齢によって避けては通れない疾患となりつつあります。

日頃から膝への負担を和らげることも大事ですが、もしなってしまったときは負担を分散させるためのリハビリが必要です。

変形性膝関節症のリハビリでは、今の膝でどうやって歩いたら負担が少ないのかを模索していきます。これからの自分の身体との付き合い方を学ぶチャンスでもあるので、変形性膝関節症の痛みがある方はリハビリを検討してみてはいかがでしょうか。

執筆監修 佐々木 寛時

執筆監修 佐々木 寛時

1993年 岩手県盛岡市生まれ。
2015年4月 理学療法士 国家資格取得
2015年4月~2019年 回復期リハビリテーション病院
2020年1月~2022年6月 訪問看護リハビリステーション
2022年7月 自費リハビリ ネクストステップス 設立

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