理想の生活を実現!リハビリ師のアドバイスで最大限の効果を得る方法
リハビリの目的は、患者さんが望む生活を手に入れることです。しかし、リハビリを続けてもなかなか目標を達成できないと、不安や不満が増えてしまいます。今のリハビリに疑問があるときは、他の施設でリハビリ師からアドバイスをもらうのがおすすめです。
リハビリ師とはどんな人たちなのか、誰に相談すれば治療効果が最大になるのかを知っておくと、理想の生活に近づく方法が見えてきます。リハビリ師のアドバイスを受ける方法は3つあり、在宅で相談できるサービスもあるので、自分や家族にとって使いやすい方法を選びましょう。
リハビリはあなたの生活を良くするための大切なサポートです。適切なアドバイスを受けて、前向きに取り組むことが大切です。
目次
リハビリ師アドバイスは誰から受ければ効果が最大限にでるのか
現在のリハビリに効果が感じられない場合、ほかの医療スタッフに意見を聞いてみる方法があります。リハビリの疑問は、医師やリハビリ師に聞くのがオススメです。リハビリ師からアドバイスを受けて、効果を最大限に引き出すには、誰に相談すれば良いのかをご紹介します。
リハビリ師とは誰を指すのか
リハビリ師とは、一般的に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のことです。病院や施設によって、3種類のリハビリ師がいるところや、1種類のみの場合があります。
専門職によって相談できる内容が違う
リハビリ師の専門分野によって、相談できることやアドバイスの内容が異なるため、注意が必要です。次の違いをおさえておきましょう。
- 理学療法士
…「立つ」「座る」「寝る」などの生活に欠かせない基本的な動作の回復・維持を目的にリハビリを行います。
- 作業療法士
…「食事」「洗顔」「書く」「家事」などの応用的動作の訓練を行います。その人らしく生きられるように、役割や立場を再獲得する目的でもリハビリを行います。
- 言語聴覚士
…「コミュニケーションをとる」「食べる」ことに困難がある方のリハビリを行います。
それぞれの職業に対し、脳卒中に詳しい理学療法士、整形外科疾患に詳しい理学療法士などさらに専門性が高い場合があります。ご自分の怪我や病気の専門性が高いリハビリ師アドバイスを受けると、治療効果が最大限に引き出せるでしょう。
リハビリ師のアドバイスが必要な人
リハビリ師アドバイスを受ける必要があるのは、次のような人です。
- 今のリハビリに疑問・不安・不満がある
- 別のリハビリ方法を試したい
- 複数のリハビリ方法で迷っている
- 希望するリハビリ方法がある
リハビリには器具を使うものや日常生活の中で行うものなど、さまざまな手段があります。今受けているリハビリとは違う方法も検討してみたい方は、リハビリ師アドバイスを受けてみましょう。
参考:大保健医療大学「理学療法士と作業療法士の違いってなに?具体的な仕事内容は?」
すぐに相談できるのはどこ?リハビリ師アドバイスを受ける方法
リハビリ師アドバイスを受けたいと思ったら、できるだけ早く相談したい方が多いです。リハビリの相談をできる方法は3つあります。それぞれの特徴とともに、すぐに相談できる窓口をご紹介するので、ご自分に合った方法を検討してみましょう。
医療機関は医師の紹介状が必要
医療機関でセカンドオピニオンを利用する方法があります。現在の担当医とは別の医師に、リハビリについて相談できます。診察があるので、医師からのアドバイスを受けたい方にオススメの方法です。
しかし、セカンドオピニオン外来を受けるには、担当医からの紹介状や検査結果が必要です。まずは担当医に相談してから、セカンドオピニオン外来を受診するため、相談までに時間がかかってしまうかもしれません。
高齢者向けの施設
リハビリ師は高齢者施設でも働いているため、介護保険老人施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどでも相談できます。リハビリの相談に加えて、日常生活の介助を受けたい方にオススメです。
高齢者向けの施設を利用するには、要介護認定を受けたり、入居・通所の手続きを行う必要があります。要介護認定を受けるために、地域包括支援センターや高齢者福祉窓口に相談・手続きをしなければなりません。介護保険適用になれば、費用は抑えられますが、時間がかかる方法です。
自費でリハビリを受ける方法がある
最近では、自費でリハビリを受けられる方法があります。自費なので費用はかかりますが、手続きに時間がかからないので、すぐにリハビリ師のアドバイスを受けたい方にオススメです。自費リハビリサービスは、それぞれ特色が違うので、次のようなポイントで選んでみましょう。
- 希望する専門職が在籍しているか
- 自分の病気や怪我の専門かどうか
希望する事業所が見つかったら、電話やオンライン予約などをしてリハビリ師アドバイスを受けられます。
通院が億劫…在宅でリハビリ師アドバイスを受ける方法はある?
リハビリ師からアドバイスを受けたいけれど、家から出るのが億劫な方も多いでしょう。今は在宅でリハビリ師からアドバイスを受ける方法があります。家に人が来ることに抵抗がある人でも、簡単に相談できる方法も知っておくと、相談のハードルが低くなります。
訪問リハビリを利用する
リハビリスタッフが自宅まで来てくれるのが、訪問リハビリです。訪問リハビリは介護保険・医療保険を利用して受ける方法と、自費リハビリがあります。現在の生活環境も踏まえながら、リハビリ師からアドバイスを受けられるのが訪問リハビリのメリットです。
オンラインリハビリサービスを利用する
家に人が来るのに抵抗がある方や少し相談してみたいだけの方は、オンラインリハビリサービスを利用してみましょう。自費リハビリの事業所では、ビデオ通話を利用してリハビリについて相談したり、行った方が良いストレッチ・運動などを紹介してもらえます。
オンラインリハビリサービスは、全国どこでも対応をしてもらえるため、希望のリハビリ師がいる事業所を選べるのもメリットです。
まとめ|リハビリ師のアドバイスを利用しよう
リハビリ師とは、理学療法士、作業療法士、そして言語聴覚士のことを指します。これらの専門家は、病院やリハビリ施設で働き、怪我や病気からの回復をサポートします。施設によっては、これら三種類のリハビリ師が揃っているところもあれば、必要な一種類だけがいる場合もあります。
リハビリ師からのアドバイスを上手に活用し、リハビリに取り組むことは、回復への大切なステップです。例えば、医療機関でリハビリのアドバイスを受ける際には、入院中であったり、紹介状が必要になることがあります。これは、いわゆる「セカンドオピニオン」と呼ばれるもので、他の専門家の意見を聞くことで、より良い治療方法を見つける手助けとなります。
一方で、自費訪問型のリハビリを利用する方法もあります。このサービスでは、リハビリスタッフが自宅まで訪問してくれます。自宅という普段の生活環境に合わせてリハビリを行うため、日常生活に取り入れやすくなります。リハビリ師は、あなたの生活スタイルや環境を考慮しながらアドバイスをくれるので、自分に合った方法でリハビリに取り組むことができます。
リハビリは、あなたの健康を取り戻すための大切なプロセスです。自分の状況に合わせて、最適なリハビリ方法を選びましょう。リハビリ師のサポートを受けながら、前向きに取り組むことで、より良い結果を得ることができるでしょう。